横河電機株式会社
横河ソリューションサービス株式会社

8D デジタルツインの提供に関するグローバル販売契約を TIM Solution と締結

2024年1月18日発表

 横河電機株式会社(本社:東京都武蔵野市 代表取締役社長:奈良 寿)は、TIM Solution とグローバル販売契約を締結し、同社の8Dデジタルツインプラットフォームをグローバルに提供していくこととなりましたのでお知らせします。TIM Solutionのデジタルツインプラットフォームが加わることで、当社のデジタルツインポートフォリオがさらに充実し、設計、エンジニアリングから運用、保守まで、より広範なアセット・ライフサイクル・ソリューションを提供します。これにより、産業現場のインテリジェンスが向上します。このたびの合意により、当社は TIM Solutionのデジタルツインプラットフォームの実装、統合、およびサポートを行うことが可能になります。当社は、このパートナーシップを通じて、グローバルなデジタルトランスフォーメーション(DX)のインテグレーターとしてのケーパビリティを高め、グローバル市場でTIM Solution のデジタルツインの提供を拡大していきます。

8Dデジタルツインコンセプト
8Dデジタルツインコンセプト
拡大

 企業がDXへの取り組みの一環としてIT(Information technology:情報技術)とOT(Operational technology:運用技術)の融合を進めるなか、エンジニアリング技術の要素が省略されることがよくあります。実際には、プラントのライフサイクル全体を考える場合、そこには製品とプロセス設計の統合も含まれます。例えば、プロセスエンジニアとIT開発者、安全エンジニアとITセキュリティ、オートメーションエンジニアと機械エンジニアなどが必要となり、ITとOTの融合に取り組む際には、エンジニアリング技術への備えが常に必要となります。当社はこのたびのパートナーシップにより、TIM Solutionのデジタルツインプラットフォームを付加することでこのニーズに応えることを目指します。

 TIM SolutionのデジタルツインプラットフォームはPaaSとして提供されています。統合デジタルツインプラットフォームは、石油・ガス、造船、航空宇宙、自動車、その他の業界のデータをIT/OTとエンジニアリング技術に関して統合しシミュレーションすることで、さまざまな分野に適用し、製造プロセスを強化できます。これをOpreX Asset Health Insights などの当社が提供するアセット管理サービスと組み合わせることで、全社的なデータにアクセスし、さまざまな目的に活用できる単一のプラットフォームをお客様に提供できます。TIM Solutionのデジタルツインプラットフォームは、当社のOTプロセスデジタルツインサービスの上に配置することも可能で、アセットのデータをより総合的に把握することができます。

※8Dデジタルツイン:データの統合に 8 次元のアプローチ (ドキュメント、図面、スペーシャル、リアルタイム、コスト、メンテナンス、サステナビリティ、安全性) を採用するデジタルツイン。

TIM Solutionの概要

本社:ソウル、韓国
設立:2018年
CEO:ジーニー・キム
事業内容:韓国を拠点とし、さまざまな業界に適用可能なユニバーサル・デジタル・ツインを提供する。最小限のリソースで高品質な3Dビジュアライゼーションを実現し、それによりエンドユーザーに簡単で効率的な操作性を提供する。

以上

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