横河電機株式会社
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清涼飲料の糖調合工程における比重(密度)自動測定 ―オンライン測定で品質管理の効率化―

概要

食品工業においては、生産ラインでの濃度管理が製品の品質(味など)を決定する重要な管理項目となっています。
特に糖分析にいたってはブリックス(Brix)値による濃度管理を行なっています。
ここでは、清涼飲料での調合工程で「DM8 振動式液体密度計」によるオンライン測定により、製品の品質管理例を紹介します。

 

お客様の期待

  • 清涼飲料などで安定した糖濃度の測定をしたい
  • 工数軽減をはかりランニングコストを削減したい
  • 品質向上をはかりたい

 

プロセス概略

清涼飲料などの調合プロセスにおいてブリックス(Brix)値により糖濃度管理を行なっています。
振動式液体密度計「DM8」でオンライン測定するようにした場合、清涼飲料などの飲料調合プロセスでも高精度の糖濃度管理が可能となり、長期的な品質管理が行なえるようになります。

清涼飲料などの飲料調合プロセス

 

YOKOGAWA のソリューション

測定システム

  • 検出器(サニタリ用)
    VD6DS-S3*B
  • 変換器
    DM8C-A □*D
  • 専用ケーブル
    DM8W-L □□□□*A
  • サンプリング装置
    サニタリ用として、VD6SM サンプリング装置は使用できません。

ユーティリティ

  •  DM8C 変換器/VD6DS 検出器
    電 源 (変換器に供給):90 ~ 132/180 ~ 264 V AC、50/60 Hz
    消費電力:20 VA

 

フィールドデータ 

  • 糖濃度と密度の関係(概略): 摂氏 20℃標準

 糖濃度と密度の関係(概略)

業種

  • 食品

    食品製造業では、「食の安心・安全の確保」と「コストダウン」の両立といった従来の課題に加え、感染症や省力化への対応などに取り組まれていることと思います。
    YOKOGAWAは、お客様が抱える課題に寄り添い、お客様の運用に適した工場のあるべき姿をご提案していくことで、働きやすい現場づくりを支援いたします。

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