横河電機株式会社
横河ソリューションサービス株式会社

カタールの大型火力発電・海水淡水化プラント向け制御システム受注

2016年1月15日発表

 横河電機株式会社(本社:東京都武蔵野市 代表取締役社長:西島 剛志)の子会社である韓国横河電機(本社:ソウル 社長:村井 哲也)と横河ソリューションサービス株式会社(本社:東京都武蔵野市 社長:奈良 寿)は、カタールの発電・造水事業者Umm Al Houl Power(ウム・アル・ハウル・パワー)が建設する、火力発電プラントと海水淡水化プラント向け制御システムを受注しましたのでお知らせします。韓国横河電機がサムスンC&Tから発電プラント向け制御システムとAcciona Agua(アクシオナ アグア)から逆浸透膜方式の海水淡水化プラント向け制御システムを受注し、横河ソリューションサービスが日立造船株式会社から多段フラッシュ方式の海水淡水化プラント向け制御システムを受注しました。

 本プロジェクトは、Umm Al Houl Powerが、首都ドーハの南方20キロメートルの地点に、コンバインドサイクル方式※1の発電プラントと、逆浸透膜方式※2と多段フラッシュ方式※3との2種類で構成された海水淡水化プラントの複合施設の建設を行い、25年間にわたってカタール電力・水公社(Kahramaa)に電力と水を供給するものです。発電所の発電容量は240万キロワットで、海水淡水化プラントの合計造水容量は、日量59万立方メートルです。これらのプラントは、2017年から電力・水の供給を開始する予定です。

 今回のプロジェクトで、YOKOGAWAは発電プラント、逆浸透膜方式の海水淡水化プラントおよび多段フラッシュ方式の海水淡水化プラントを監視・制御する統合生産制御システム「CENTUM® VP(センタム・ブイピー)」と、安全計装システム「ProSafe®-RS(プロセーフ・アールエス)」を納入し、これらの製品のエンジニアリング、据付支援、および試運転支援を行います。

 本プロジェクトの受注にあたっては、カタール発電・造水会社(QEWC)のRas Abu Fontas A2 海水淡水化プラント向けプロジェクトにおけるエンジニアリング能力と世界中の大型コンバインドサイクル発電所向けの豊富な実績が、エンドユーザおよびプラントメーカーに高く評価されました。

 カタールでは、高い経済成長に伴って電力・水需要が急速に拡大しています。世界第3位の確認埋蔵量を誇る豊富な天然ガスを有効利用した、発電所と造水設備の複合施設は重要なインフラ設備として期待されています。YOKOGAWAは、今回の受注を弾みに、電力・水インフラ市場における制御ビジネスの拡大を目指します。

※1 コンバインドサイクル方式:
ガスタービン発電と蒸気タービン発電を組み合わせた複合発電方式。ガスタービン発電の排熱で蒸気を発生させ、蒸気タービンを回して発電する。

※2 逆浸透膜方式:
海水に圧力をかけ、特殊な膜を透過させて塩分を除去し淡水を得る方式

※3 多段フラッシュ方式:
減圧された蒸発器で海水を熱して蒸発させ、発生した蒸気を凝縮して淡水を得る方式。多数の減圧蒸留器を組み合わせて、発生した蒸気が放出する熱も利用するためエネルギー効率がよい。

受注の概要

需要家 カタール電力・水公社
発電・造水事業者 Umm Al Houl Power(ウム・アル・ハウル・パワー)
K1 Energy(三菱商事株式会社と東京電力株式会社の共同出資会社)、カタール発電・造水会社(QEWC)、カタール国営石油(QP)、カタール財団(QF)のコンソーシアム
設備名称 コンバインド
サイクル発電所
逆浸透膜方式と多段フラッシュ方式の
海水淡水化プラント
規模 240万kW 59万m³/日
発注者 サムスンC&T 日立造船株式会社/
Acciona Agua(スペインの水処理大手)
納入予定製品 「CENTUM VP」
「ProSafe-RS」
「CENTUM VP」
「ProSafe-RS」(予定)
「CENTUM VP」
受注者 韓国横河電機
(発電所と逆浸透方式の海水淡水化プラント向け)
横河ソリューションサービス株式会社
(多段フラッシュ方式の海水淡水化プラント向け)

以上

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関連業種

  • 電力

    石炭、石油、ガスを燃料とする火力発電は電力発電の大半を占めています。横河電機は火力発電所向けの1,000以上の納入実績を持ち、その経験と知識からお客様へ最適オペレーションと安全性へ貢献して参ります。

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