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戦略は?

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戦略は?

中期経営計画

Transformation 2017

当社グループは、2015年度を開始年度とする新たな中期経営計画を策定しました。
この新中期経営計画では事業構造の変革に注力していきますが、「高収益企業への“変革”を必ず実現する」
という強い意志を込めて、名称を「Transformation 2017」と名付けました。

策定の背景

これまで、制御事業グローバルNo.1カンパニーになることを中長期目標に掲げ、中期経営計画「Evolution 2015」に基づいて制御事業を中心とする成長戦略を推進し、また、ビジネス構造改革などの実行による財務体質の健全化、および収益性の向上に取り組んできました。

この結果、売上目標の前倒し達成と営業利益の過去最高益を更新するとともに、財務体質の健全化において一定の成果を上げることができましたが、収益性の向上については改善傾向にあるものの、いまだ十分とは言えません。また、情報技術革新によってグローバル市場で進む産業構造の変革のなかで、事業環境の変化とそれに伴う新しい事業機会も見えてきました。会社を取り巻く内外の変化を先取りするための成長投資と、収益性向上のための事業構造の変革に早急に取り組むことが必須の課題となっています。

そこで、将来のさらなる成長を目指すため収益性の向上に重点を置く新たな中期経営計画を策定し、中期経営計画「Evolution 2015」の終了を待たずに、2015年度からスタートすることにしました。

長期経営構想の実現に向けて ~ 構造変革による成長基盤の整備

中期経営計画と併せて、当社グループは、10年後の「ありたい姿」とその実現に向けた考え方を長期経営構想として策定しました。長期経営構想ではYOKOGAWAが目指す方向性を表現する「ビジョンステートメント」、その実現を支えるYOKOGAWAの強みを示す「コアコンピタンス」、「注力すべき事業領域」を定めています。

ビジョンステートメントである、「YOKOGAWAは“Process Co-Innovation”*を通じて、お客様と共に明日をひらく新しい価値を創造します。」の実現に向けて、成長基盤を整備するとともに、“Process Co-Innovation”を深化させることで、長期的な成長発展を目指していきます。

*“Process Co-Innovation” (プロセス コ・イノベーション):
YOKOGAWAがこれまで培ってきた計測・制御・情報の技術を結集し、プロセスの最適化を生産工程にとどめることなく、企業内のバリューチェーンや企業間のサプライチェーンなど、あらゆる情報やモノの流れへと拡大し、お客様と共に新しい価値を創造するYOKOGAWAのソリューション全般を表しています。

中期経営目標

中期経営目標

営業利益額、売上高営業利益率(ROS)いずれも過去最高を連続更新していくなかで、将来のさらなる成長を目指すための収益性向上に重点を置き、中期経営計画 「Transformation 2017」の最終年度である2017年度にはROE11%以上、ROA 6%以上、EPS 100円以上の達成を目標とします。

制御事業に引き続き注力する中で、3つの重点項目に取り組むことで事業構造を変革し、収益性の向上を目指します。

「Transformation 2017」では、「お客様フォーカス」、「新しい価値づくり」、「高効率グローバル企業」の3点に重点的に取り組み、事業構造の変革に注力していきます。また、「Transformation 2017」での3年間を長期経営構想実現に向けた「成長基盤の整備期間」と位置づけています。

3つの変革
①お客様フォーカス
「製品中心」から「お客様フォーカス」へ 変革

製品視点・製品を中心としたビジネスに加え、お客様視点、お客様フォーカスのビジネスに事業を変革します。

②新しい価値づくり
ICTを活用した新しい価値づくりへ 変革

YOKOGAWAの強みやICT(情報通信技術)の進展に伴うビジネスチャンスを生かし、現場情報の経営層での活用や、企業・業種・業界を横断した効率化や最適化などの新しい価値をお客様とともに創造する事業構造へ変革します。

③高効率グローバル企業
これまで以上に効率重視の経営へ 変革

すべての機能・業務でのグローバル全体最適により、コスト構造の変革を成し遂げ、収益性・効率性重視の経営へ変革します。(ROE11%以上、ROIC最重視経営へ)

事業戦略

制御事業
2つの基本戦略
2つの基本戦略

石油・化学・電力などの強いお客様基盤を軸にして、アップストリーム(上流)からダウンストリーム(下流)工程までのエネルギーサプライチェーン全体へビジネスを拡大する

新業種の開拓による新しいお客様基盤の構築や、新しい価値創造への取り組みにより、将来のビジネス拡大の基礎を築く

注力業種
石油・ガス

中長期的に確実な市場の成長が見込め、強固なお客様基盤を持つことから、今後も事業拡大を進めます。ミッドストリーム市場では、パイプラインや船(フローティングLNG、LNGタンカー)などに注力します。

電力

グローバルでのリソース活用などを通じてビジネス拡大に注力します。

化学

日本で蓄積したノウハウを新興国市場を中心にグローバル展開することで、ビジネス拡大を図ります。

ビジネス拡大施策
注力業種(エネルギーサプライチェーン)でのビジネス拡大

(1) ライフサイクルサービスビジネスの拡大
(2) 高度ソリューションビジネスの拡大
(3) プラットフォーム製品機能強化
(4) 新ビジネスへの領域拡大

YOKOGAWAの強みを生かし、Subsea(海洋・海底領域)を含む石油・ガス上流市場へ

プラントのあらゆる情報を活用し、最適な形で提供

物性リアルタイム監視と分析データの制御への活用

新業種への展開

(1) 課題解決型コンサルティングビジネスによる新業種の開拓
(2) アジア地域への展開

計測事業、航機その他事業
計測事業 航機その他事業

投資・費用に対する考え方  - 研究開発・成長投資・人財・コスト構造最適化 -

<研究開発投資基本方針>

  • ■ 研究開発機能の付加価値向上と新規事業の創出
    売上高研究開発費率を6%台とします。

<人財>

  • グループ全体で20,000人規模を維持する中で、海外比率を増やしていきます。

<成長投資>

  • ■ M&Aを中心に、3年間で500億円程度の戦略投資枠を設け、主に注力業種の拡大を目指した積極的な投資を行います。
  • ■ 定常設備投資は、減価償却費の範囲内とします。

<コスト構造最適化>

  • 2017年度に200億円のコスト削減を目指します。
    社長直轄の専任組織を設置し、グローバル横断プロジェクト体制で全体コストを削減します。

財務戦略・資本政策

  • ■ 利益成長実現に向けて、ROE11%以上、ROA6%以上を目標とします。
  • ■ 社内の経営管理において、ROICを事業ごとの重点管理指標として位置づけ、各組織・機能のKPI(重要業績評価指標)へと展開し、利益だけでなく、投資効率、資産効率、キャッシュ生成力の改善を図ります。
  • ■ 2017年度までの3年間累計で、営業キャッシュフロー1,000億円の創出を目標とします。
  • 主な資金使途: 戦略投資を含む成長投資(最優先)
    成長を支える財務基盤の維持・確保
    株主還元
    ▶最適資本構成の考え方
      ○ 成長投資のための余力を保持しながら追加資金調達余力も確保
      ○ 格付Aの維持
  • ■ 株主還元は利益成長を通じて、安定的・継続的増配を目指す考えのもと、「Transformation 2017」の最終年度には連結配当性向30%を目標に配当水準の向上に努めます。
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