初代CENTUM
世界初のDCSとして、1975年に横河電機が発表しました。来たるべきデジタル時代の到来をにらみ、当時将来を有望視され始めたマイクロプロセッサ技術をいち早く取り込み、開発された制御システムでした。
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CENTUM発表記者会見

CENTUM 1,000システム出荷記念
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時代背景 : コンピュータと自動化の始まり
初期のコンピュータ化
産業用ロボットや自動制御システムの導入により、生産効率が向上しました。
マイクロプロセッサの発展
1970年代初頭に登場したマイクロプロセッサが進化し、計算能力と制御性能が向上しました。更に、コンピュータの小型化と普及が加速しました。
世界初のDCSとして、1975年に横河電機が発表しました。来たるべきデジタル時代の到来をにらみ、当時将来を有望視され始めたマイクロプロセッサ技術をいち早く取り込み、開発された制御システムでした。
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時代背景:ネットワーク化と情報システムの発展
パーソナルコンピュータ(PC)の普及
1980年代にPCが普及し、オフィスや工場の情報管理が進化しました。
インターネットの登場
1980年代後半からインターネットが登場し、企業間の通信やデータ共有が革命的に進化しました。
CENTUMのアプリケーションが広がるにつれ、様々なプロセスのニーズに応えたDCSとしてラインアップが拡充されました。1981年にはCENTUM-Bが発売、1984年には、COPSVの登場で本格的なCRTオペレーションが加速し、これを採用した当時のCENTUMは「CENTUM V」と呼ばれました。
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基幹機種CENTUMの新製品として次世代の総合制御システムCENTUM-XLが登場しました。
CENTUMと比較して「機能2倍」、「スペース1/2」、「エンジニアリング工数1/2」、「トータルの投資効率2倍」といった意欲的な文言が謳われており、新時代の制御システムとして大きな注目を集めました。
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時代背景:デジタル統合とグローバル化
インターネットの本格普及
企業間の通信やデータ共有が容易になり、サプライチェーンの効率化が進みました。
ERP(Enterprise Resource Planning)の導入
企業全体の資源管理が統合され、業務プロセスの最適化が加速しました。
CENTUM CSは、21世紀に向けたYOKOGAWAの新しい提案として1993年に登場しました。
「ユーザと共に、蓄積したノウハウを結集して、ユーザに最適なソリューションを提供する」という基本コンセプトCocentral Solutionsが提唱され、横河の統合生産支援システムとしてCENTUM CSは誕生しました。
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中小規模プラント向けDCSとして、1997年にCENTUM CS 1000が発売されました。
当時横河が推進していたコンセプト「Enterprise Technology Solutions」を実現する中核システムの1つと位置付けられており、機能・オープン性・拡張性、すべての面で最高の製品として、システム製品としては当社で初めて世界同時発売されました。
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1998年、大規模プラント向けDCSとしてCENTUM CS 3000が発売されました。
CENTUM CS 1000から続いて当時のビジネスコンセプトEnterprise Technology Solutions実現の中核となるシステムとして発売されたDCSです。
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時代背景:モバイルとクラウドの進化
モバイル技術の台頭
スマートフォンやタブレットの普及により、工場や現場でのデータアクセスが可能になりました。
無線技術の発展
Wi-FiやBluetoothが一般化し、工場やオフィスでのデータ通信がより柔軟になりました。
CENTUMシリーズが刷新されCENTUM VPが発売されました。
CENTUM CS 3000発売以来、10年ぶりの新シリーズとして発売されたCENTUM VP R4は、CS 1000/CS 3000の後継として、お客様のプラントの理想的な操業を実現する生産制御システムとして開発されました。
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時代背景:ビッグデータとIoTの台頭
ビッグデータとクラウドコンピューティング
大量のデータ収集・分析技術が発展し、クラウドを活用したデータ管理が一般化しました。
Internet of Things(IoT)
産業用センサやデバイスがネットワークに接続され、工場や設備の状態をリアルタイムで監視できるようになり、自動制御が進化しました。
2011年、CENTUM VP R5が発売されました。
この年代は、現場側のフィールド機器の高度化が進み、流量計、差圧・圧力伝送器などのフィールド機器をインテリジェント化し、機器と制御システム間の通信をデジタル化する「フィールド・デジタル」が進展しました。CENTUM VP R5はこのフィールド・デジタルの波を最大限活用できるよう考慮されたDCSとして誕生しました。
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CENTUM VP R6が2014年に発売され、現在に至ります。
新しいCENTUM VPとなるR6は、プラントの設計からエンジニアリング、システムや機器の据え付け、生産立ち上げ、更には稼働後の改修や変更といった「プラントライフサイクル」全体にわたり、最適な操作・エンジニアリング環境をお客様に提供する制御システムとして誕生しました。
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時代背景:AIとデジタルツインの進化
人工知能(AI)と機械学習の発展
AIを活用した予測保全、品質管理、自動最適化が広がっています。
デジタルツインとメタバース
現実世界のデジタルコピーを活用したシミュレーションや最適化が進展しています。
CENTUMは、来たるべきデジタル時代の到来をにらみ、当時将来を有望視され始めたマイクロプロセッサ技術をいち早く取り込み、開発された制御システムでした。システムを「ヒューマンインタフェースステーション(オペレータが操作監視するための画面)」と「制御コントローラ(フィールド機器に対し制御信号をやりとりするモジュールのコントローラ)」に分割し、それぞれを制御バスで接続する、という分散形の基本アーキテクチャはこのとき確立されました。そして、CRTとキーボードでプロセスを操作監視するという文化を、プロセス制御の世界に導入しました。
それまで世の中では、集中制御方式のシステムが使われていました。この形式のシステムでは、万が一の故障や動作停止が発生すると、それがプラント操業全体に波及してしまう、といった課題がありました。
分散形の制御システムでは、機能分散の概念に基づきリスクが分散されていますので、万が一の場合でもシステム全体に故障を波及させず、プラント操業への影響を局所化することが可能です。これは操業の安全性を飛躍的に高めることになります。このDCSの概念そのものが、CENTUMの最大の特徴です。
1975年当時、プロセスの制御では空気式やアナログ電子式のワンループコントローラが主流でした。数多くの表示器付きコントローラ、レコーダ、警報ランプなどを大きな計装盤に組み込み、いわゆるボードオペレーションが行われていました。CENTUMはそれまでのアナログ式パネル計器を主体とした計装システムの概念を打ち破り、本格的なCRTオペレーションの時代を開拓したことにより大きなセンセーションを巻き起こしました。
それまでの横河電機のシステムでは、名称に「長い言葉の頭文字をとって、造語としてつけられる」ことがありました。全社的にネーミングの募集が行われることになり、パーセントの語源であるラテン語のper centumから連想して「CENTUM」と名付けられました。
初代CENTUMは、鉄鋼業界でのプロセス制御に大きな影響を与えました。例えば、1982年に日本の製鉄所に導入されたCENTUMは、33年間の長期にわたり稼働し続け、高品質な製品の安定生産を支えました。なお、このCENTUMは最新型への更新の際に引退し、お客様から感謝と共に、実機を当社・三鷹ショールームに譲っていただきました。
CENTUMのアプリケーションが広がるにつれ、様々なプロセスのニーズに応えたDCSとしてラインアップが拡充されました。
1981年に発売されたCENTUM-Bは、CENTUMの高信頼化技術をベースに高分散形DCSアーキテクチャを確立し、大規模石油精製プラントのパネルレス完全CRTオペレーション実現に貢献しました。CENTUM-BはバッチプロセスなどのDCS化も促進しました。CRTオペレーションの浸透に伴い、オペレータステーションの高機能化が図られ、その中核としてCOPSVが1984年に発売されました。COPSVにより本格的CRTオペレーションが加速されたことから、当時のCENTUMは「CENTUM V」と呼ばれました。この「V」は、Victoryを象徴しています。
CRTオペレーションの浸透とともに、制御ステーションの更なる高信頼化が求められ、故障時の影響を局所化できるよう高分散(制御ステーションのCPUが分担する制御ループ数が少ない)システムのニーズが高まりました。CENTUM-Bはそのようなニーズに応えて開発され、高信頼の高分散形DCSアーキテクチャが確立されました。制御ステーション(CFCU)は、CPUだけでなく電源、I/Oカード、内部インタフェースが二重化されるとともに、n台のCFCUに対して1台のバックアップユニットを有する「n+1バックアップ構成」となっています。
COPSVによるCRTオペレーションが浸透し、CENTUM VはDCSによるプラント操業の高度化に貢献しました。COPSVはアラーム処理機能が強化され、事象駆動型のワンタッチ操作はじめ、プラント運転に必要なオペレータガイド機能の充実をはかり、CRTオペレーションによる操業の効率化と安全性の向上に貢献しました。
CENTUM-XLは、当時ユーザニーズとして多く挙げられていた「多品種少量生産」「省人化」「トータルFA化」に対して、当時最先端のプロセス制御技術、電子回路技術、通信技術、マンマシンインタフェース技術を駆使して開発されました。
CENTUMと比較して「機能2倍」、「スペース1/2」、「エンジニアリング工数1/2」、「トータルの投資効率2倍」といった意欲的な文言が謳われており、新時代の制御システムとして大きな注目を集めました。
初代CENTUMをベースに、「ハイパフォーマンス」「ユーザフレンドリ」「システム統合」を徹底的に追及して開発が行われ、機能分担が図られているのが特徴です。
初代CENTUMは「オペレータステーション」と「制御ステーション」を中心に構成されていました。CENTUM-XLでは、新たに「エンジニアリングステーション」、「コンピュータステーション」、「AIステーション」が加えられ、多様化する客先ニーズに柔軟に対応できるようになりました。特にエンジニアリングステーションはこの後に続くCENTUMシリーズでも基本概念となっており、運転操業のオペレータステーションからエンジニアリング機能(各ステーションの機能生成、メンテナンスなど)を分離、強化することでエンジニアリング効率を大きく向上させました。
CENTUM-XLは「センタム エクセル」と読みます。「XL」という名称は、Excellentから名づけられました。
1988年後半、CENTUM-XLに続いてμXL(マイクロ エクセル)が登場しました。μXLは開発コンセプトに「フレンドリーオートメーション」を掲げ、従来の制御システムの特徴を取り込みながら、コストパフォーマンスに優れた中小規模プロセス向けシステムの決定版として登場しました。
小規模システムから中規模システムまでをカバーし、お客様のプラントの成長に合わせて容易にシステムの増設ができる柔軟性を備えていました。
それまでの産業界のニーズは、省人化・省力化・省エネルギー化といった「効率の向上」が中心でした。その後、ユーザ課題には「いかに地球環境保護や、生産アメニティーの確保などを同時に達成していくか」といった内容が加わるようになり、個別解決ではない総合的解決=「ソリューション」の概念が生まれ、これが求められる時代となりました。
この期待に応えるべく、「ユーザと共に、蓄積したノウハウを結集して、ユーザに最適なソリューションを提供する」という基本コンセプトCocentral Solutionsが提唱され、横河の統合生産支援システムとしてCENTUM CSが誕生しました。
CENTUM CSでは、コンセプトにあるとおり「統合」というのが大きなキーワードです。運転管理、設備管理、安全・環境管理まで、生産に関するあらゆる機能と情報を統合する中核がCENTUM CSで、オープン化を推進しながら、幅広い業種のプラント運転制御への対応が可能でした。
特徴として、ユニットベースオペレーションの考え方が導入されたシステムである点があります。これは、装置内のユニットをオブジェクトとしてとらえて操作監視、高度制御を実現するもので、これまでループ単位で経験に基づいた操作が必要だったものを、ボイラーや蒸留塔といった装置単位で操作・監視できるようになり、オペレータの負担が大きく軽減されました。
CENTUM CSの「CS」という名称は、基本コンセプトCocentral Solutionsだけでなく、Customer’s Satisfactions(お客様の満足)、Customer Smile(お客様の笑顔)の3つの意味が込められています。
CENTUM CS 1000は、横河のシステムビジネスの新たな出発点となる新世代のDCSとして、1997年に登場しました。
世界的なベストセラーとなった分散形制御システムμXLの後継機種として開発されたもので、中小規模のプラントをターゲットとしています。当時横河が推進していたコンセプト「Enterprise Technology Solutions」を実現する中核システムの1つと位置付けられており、機能・オープン性・拡張性、すべての面で最高の製品として、システム製品としては当社で初めて世界同時発売されました。
CENTUM CS 1000はHIS(ヒューマンインタフェースステーション)とFCS(フィールドコントロールステーション)で構成されており、HISには汎用パソコンを使用します。ヒューマンインタフェースのOSとしてWindows(当時はWindows NT)を採用したのが大きな特徴です。
当時、製造業においては経済情勢の大きな環境変化の波が起こっており、制御システムはただプラントを運転するためだけのものではなく、経営情報システムや生産管理情報システムと密接にリンクすることが強く求められるようになっていました。CENTUM CS 1000は当時IT分野でデファクトスタンダードとなったWindows NTをヒューマンインタフェースのOSとして採用し、オープン指向のDCSとして登場しました。
CENTUM CS 3000は、CENTUM CS 1000から続いて当時のビジネスコンセプトEnterprise Technology Solutions実現の中核となるシステムとして発売されたDCSです。それまでCENTUM CSが担ってきた大規模システム市場を対象に、CENTUM CSの信頼性・制御機能に加えて最新のオープン・ネットワーク技術がプラスされました。
CENTUM CS 3000はCS 1000同様、操作監視およびシステム構築のプラットフォームにWindows(当時はWindows NT)を採用しており、オープンなDCSを指向しています。「世界初の、完全なWindows NTベースのDCS」を謳っており、横河DCSの歴史のなかでは初めてCS 1000とのシングルアーキテクチャが実現されました。
最新の情報とネットワーク技術を盛り込んだシステムとして、上位情報系システムであるERP(Enterprise Resource Planning)やMES(Manufacturing Execution System)とのデータ交換が可能なオープンインタフェースを備えており、他システムとの融合が容易に実現できるよう配慮されています。CS 1000が中小規模向けであるのに対し、CS 3000は大規模向けシステムを担っていました。
これらのシステムは様々な産業分野で広く採用され、プロセス制御の効率化と信頼性向上に大きく貢献しました。
CENTUM CS 1000とCENTUM CS 3000は、共に「CENTUM CS」の名を冠しています。
「CS」の基本コンセプトConcentral Solutions、Customer’s Satisfactions(お客様の満足)、Customer Smile(お客様の笑顔)とCENTUM CSの高信頼性を受け継ぐと共に、オープン化に対応したシステムに拡張するといった意味を込めて、CENTUM CSの後ろに4桁の数字が追加されました。
2003年後半、CENTUM CS 1000の系譜モデルとしてCENTUM CS 3000シリーズからCENTUM CS 3000 Small(中小規模向けシステム)が登場しました。
CS 3000 Smallは、CS 1000と比べてFCS(フィールドコントロールステーション)のコンパクト化を実現しました。更にCS 1000ではサポートしていなかったI/Oの二重化やフィールドバスにも対応し、当時の市場ニーズに柔軟に応えるシステムとなりました。
CENTUM CS 3000発売以来、10年ぶりの新シリーズとして発売されたCENTUM VP R4は、CS 1000/CS 3000の後継として、お客様のプラントの理想的な操業を実現する生産制御システムとして開発されました。情報技術の進歩により、生産現場では生産システムの制御や管理を担う制御・情報システムが多種混在する時代となっていました。各システムは異なる製品として提供され、別メーカの製品ということも珍しくなく、パッチワーク的なシステム構成を効率的に統合できるシステムが求められていました。
CENTUM VPでは、お客様の理想の工場を実現すべく「様々なシステムの統合」、「高信頼性と互換性の継承」とのコンセプトが掲げられました。第一弾となるVP R4は、HIS(ヒューマンインタフェースステーション)の大幅な刷新が行われたのが特徴です。従来のCENTUMシリーズの操作性を継承しながら、これまでの実績を通じて蓄積されたノウハウが取り入れられ、誰もが直感的に操作できるよう配慮されています。情報の視認性・操作性を高めるため、操作監視画面に最新の人間工学に基づくユニバーサルデザインが取り入れられました。
CENTUM VPの「VP」はVigilantPlantの略です。当時横河が掲げていたビジネスコンセプトVigilance, VigilantPlantに由来します。VigilantPlantは、横河のIAビジネスの目指す、お客様にとって「理想状態にある工場」を意味しています。
この年代に入るとプラントでは、プロセスにおけるリスクを低減するため制御システムとは別に機能安全の概念を持つ安全計装システムが必要とされるようになりました。横河電機は、2005年に安全計装システムProSafe-RSを発表しています。
CENTUM VPでは、既存のCENTUM 生産制御システムはもちろん、安全計装システムProSafe-RSまで幅広く統合監視することができました。
大規模プラント向けシステムであるCENTUM VPの登場と同時に、機能をそのままに中小規模向けに展開するCENTUM CS 3000 Smallの系譜モデルとしてCENTUM VP Small(中小規模向けシステム)も登場しました。
VP SmallではFCSコンポーネントがCENTUM VPと統一化され、最大監視タグ数が異なる点を除いて同一となりました。
この年代は、現場側のフィールド機器の高度化が進み、流量計、差圧・圧力伝送器などのフィールド機器をインテリジェント化し、機器と制御システム間の通信をデジタル化する「フィールド・デジタル」が進展しました。CENTUM VP R5はこのフィールド・デジタルの波を最大限活用できるよう考慮されたDCSとして誕生しました。フィールド・デジタルを活用してプラント操業の全体最適化を実現できるよう、FCS(フィールドコントロールステーション)の基本性能およびステーション間で高速通信を行うために制御バスが強化され、飛躍的に増大する情報が円滑に処理できるようになっています。
フィールド・デジタルに対応すべく、CENTUM VP R5では以下のポイントで機能が強化されました。
フィールド・デジタルで飛躍的に増大する情報を円滑に処理できるよう、FCSの基本性能が強化されました。またFCSとHIS(ヒューマンインタフェースステーション)を繋ぐ制御バスを高速化し、フィールド・デジタルや他システムとの連携・統合で増える情報を実時間で確実に送受信できるようにしました。また、様々な制御システムとのインタフェースを持つゲートウェイ機能により、別々のシステムを統合して操作監視できるようになりました。
現在では、グローバル競争の激化や市場環境の変化に伴い、製造業においては短期間で生産を立ち上げ、生産品目や材料の変化に柔軟かつ機敏に対応することが求められています。
新しいCENTUM VPとなるR6は、こういった状況に対応するためこれまで継続してきた機能強化の枠を超え、プラントの設計からエンジニアリング、システムや機器の据え付け、生産立ち上げ、更には稼働後の改修や変更といった「プラントライフサイクル」全体にわたり、最適な操作・エンジニアリング環境をお客様に提供する制御システムとして誕生しました。
トータルでのプラントライフサイクルに対応すべく、CENTUM VP R6では「スマートエンジニアリング(効率的なエンジニアリング)」、「アドバンストオペレーション(高度な操業)」、「システムアジリティ(システムの機敏性)」、「サスティナブルプラント(持続可能なプラント)」の実現を目指しています。
特徴として、一種類のモジュールで多様な入出力信号に対応できるフィールドIO装置「N-IO」や、IO装置との接続のみでフィールド機器の設定・動作確認を行えるループ確認・設定ソフトウェア、エンジニアリングの効率化を実現する統合エンジニアリング環境ADスイートなどをラインアップしました。