JP / EN

CENTUM Future

CENTUMによる
自律操業の幕開け

CENTUMは半世紀にわたり進化を続け、信頼性・安定性・継承性を兼ね備えたプラント操業の中核システムとして、
万全のエンジニアリング・サービス体制とともに安全と安心、生産性の維持拡大向上に貢献してきました。
激動の時代にあっても、CENTUMは従来の提供価値をさらに磨き上げながら、
自動化から自律化への操業の革新を推進し、最先端の操業でお客様の課題を解決していきます。

これからも変わらぬ価値

「信頼性」「安定性」「継承性」で囲う自律操業の図
  • 信頼性Reliability

    実績ある高信頼システムがダウンタイムを最小化し、操業のレジリエンスを更に高めます。故障やトラブルに強いシステムと体制により、機会損失を最小限に抑えます。

  • 安定性Stability

    強固なセキュリティに守られた実績あるICSSアーキテクチャは、安全安心な操業環境を実現します。システム全体の安定稼働を支えることで、継続的な生産活動を支援します。 ※Integrated Control and Safety System

  • 継承性Continuity

    システムの互換性・継承性を維持し、お客様の資産を最大限活用します。長期にわたる運用を見据えた柔軟な設計で、将来の拡張や更新も円滑に行えます。

自律化がもたらす価値

「さらなる操業の最適化」「操業環境の変化への追従」「持続可能な操業の実現」の図
  • 人智を超えた操業の最適化

    データを駆使して作成した未来シナリオに従い、自律的にベストなQCDを実現します。継続的に最適解を導き出す、知性あふれる操業へと進化します。

  • 環境変化に左右されない安定操業

    法規制や環境規制、サプライチェーンや市場の変化に自律的に対応します。複雑化し加速する外部要因にも柔軟に適応し、安定した操業を実現します。

  • 途切れない知識・経験の継承

    熟練者の知見を体系的に蓄積し、未来へと継承します。世代を超えて受け継がれたノウハウを活用することで、いかなる条件下でも操業の競争力を維持し続けます。

CENTUMが創造する未来

CENTUMは、制御に関わるキーテクノロジーとドメインナレッジ、ベストプラクティスを組み合わせながら、
継続的かつ発展的にシステムを進化させることで自律化されたプラント操業を実現します。

ステップ「Automated」-「Semi-autonomous」-「Autonomous operations」の図
  • STEP 1

    データを駆使した操業支援

    ・分散されたデータを高品質に統合
    ・信頼できる適切な判断材料を提供

  • STEP 2

    未来を見渡す操業体験

    ・現在の状態から未来シナリオを提示
    ・包括的なリスク管理、最適化を実現

  • STEP 3

    自律化されたプラント操業

    ・見えない変化を予知した自律的な最適化
    ・不測の事態からの自律的な定常復帰

CENTUMは、自動化から自律化への革新を実現することで、これからのプラント操業の未来を切り拓きます。

最初に実現されるのは「データを駆使した操業支援」です。これまで分散していたデータが高い品質で統合され、それをもとに、信頼性の高い判断材料が提供されて操業に活かせる世界です。次に訪れるのは「未来を見渡す操業体験」で、現在の運転状態から未来シナリオが提示され、操業の最適化と包括的なリスク管理が高いバランスで実現されます。

そしてその先に「自律化されたプラント操業」があります。変化を予知した自律的な操業の最適化に加えて、不測の事態に遭遇した場合にも機会損失を最小限に抑えながら、自律的に定常状態へと復帰する世界です。

自律化へのステップ

プラント操業の
自律化に向けたシナリオ

CENTUMは、段階的に自律操業の実現を目指します。
人の知見とシステムの協調によって、操業の最適化と安定性をさらに高めるステージへと進化していきます。

  • STEP1

    システムの接続範囲が広がり、分散していた多様なデータがシームレスに統合されます。
    蓄積された現場データをもとに、システムは価値ある情報と判断材料を提供し、オペレータは異常の早期検知とスムーズな定常復帰、さらに継続的な効率改善を行います。

    STEP1のイメージ写真
  • STEP2

    システムが現在の運転状態から未来シナリオを提示し、「未来を見渡しながら運転する」環境を提供します。
    将来の異常の予兆をいち早く捉えてリスクを可視化し、適切な判断と対処を促すことで、より高度な操業を実現します。

    STEP2のイメージ写真
  • STEP3

    システムは、安全を担保しつつ操業環境の変化を先読みし、最適化を図る自律運転を実行します。不測の事態にも損失を最小限に抑えながら、定常状態への自律復帰を試みます。
    人は、新たな価値創造に向かいます。

    STEP3のイメージ写真

CENTUM
VP R7 Release

2025年、CENTUMは50周年という節目を迎え、
自律化に向けた第一歩として「CENTUM VP R7」をリリースしました。

変わらぬ価値と
新たな革新を

- CENTUM Futureへの第一歩 -

変わらぬ価値

変わらぬ価値のイメージ写真
  • 信頼性・安定性・継承性

    CENTUMの普遍的な価値を提供し続け、
    プラントの長期連続稼働を実現します。

  • 強固なセキュリティ

    常に最新のセキュリティ対策を提供し、
    安全安心なプラントの操業環境を維持します。

  • 万全のエンジニアリング・サービス体制

    お客様に寄り添ったライフサイクル支援により、
    機会損失を最小化します。

新たな革新

新たな革新のイメージ写真
  • 制御・操作監視範囲の更なる拡大

    全体最適によって、
    より安全で安心な操業を実現します。

  • プロセスの状態把握による予兆検知

    更なる安定操業を実現することで、
    エネルギー効率の改善を図ります。

  • 経験知とAI技術を融合したプラント操業

    オペレータの作業負荷や
    精神的な負担を軽減します。

CENTUM VP R7では「変わらぬ価値と新たな革新」をコンセプトとして掲げています。
「変わらぬ価値」として信頼性・安定性・継承性に加え、
強固なセキュリティおよび万全のエンジニアリング・サービス体制を引き続き提供していきます。
一方、「新たな革新」として、プラント内に点在する幅広いデータを
セキュアに集約することで、制御および操作監視の範囲をさらに拡大します。
収集したデータをもとに、操業に関わるプロセス固有の事象を抽出、同定することで、
プロセスの状態把握による予兆検知を支援します。
さらに、操業ノウハウを駆使した未来シナリオの提示やシステム自身によるオペレータ操作の代替によって、
経験知とAI技術が融合した新たなプラント操業のスタイルを創出します。

YOKOGAWAは、
ドメインナレッジと最先端技術を融合させることで、
プラント操業の自律化を実現してまいります。

PAGE TOP