2線式導電率/抵抗率計 FLXA202

FLXA202導電率計は、温度補償機能、校正標準テーブルを内蔵、セルの汚れ具合をモニタリングし、より高い精度の導電率測定ができます。汎用性が高く、セル定数は0.005~50 cm-1、2電極式および4電極式検出器のどちらも使用できます。また、5種類の温度検出器に対応しており、正確な温度補償を行います。FLXA202は、脱塩水や蒸気、凝縮液、ボイラ水の分析における純水補償を行います。製薬工業における純水のモニタリングでは、USP(米国薬局方)項目<645>(USP23条の項目645参照)指針(アメリカ合衆国薬局方指針)の水質基準に従ってプロセス液の水質をモニタリングすることができます。
TIIS防爆対応。

FLXA202の特長

  • 2本の検出器による高信頼性およびデジタル通信によるメンテナンス・計装工事費の削減
  • 検出器の自己診断機能等の進化した各種機能を搭載
  • 画面と対話しながら確実でやさしいオペレーション
  • さまざまなタイプのpH/ORP検出器および導電率検出器、電磁導電率検出器、溶存酸素検出器と接続可能
  • 豊富な12言語対応:
    日本語、イタリア語、英語、韓国語、スペイン語、中国語、チェコ語、ドイツ語、フランス語、ポーランド語、ポルトガル語、ロシア語

文字が見やすいクリアなディスプレイ

FLXA202ディスプレイ例

大きなフォントを採用し、文字が見やすい 
クリアなディスプレイを追求しました。 
12か国語対応のユーザフレンドリーな表示です。 

導電率計 FLXA202の特長

導電率測定

  • 導電率は、システムのキャパシタンスと電極の分極の影響を最小限にするために自動的に導電率値に適合させた周波数を持つ検出器を流れる矩形波交流信号で測定されます。
  • 4 電極式検出器との組み合わせでは、ケーブルの長さの影響を排除し測定できます。
    この結果、様々な検出器と組み合わせて広い導電率範囲において正確な測定を行うことができます。

プロセス温度補償

  • 自動温度補償機能を内蔵し、一般の導電率検出器に対応可能です。5 種類の温度素子から選択でき、初期設定はPt1000 です。温度補償はプロセス液の導電率に及ぼす温度の影響を補正するものです。初期設定では、基準温度25°Cにおける指示値が表示されます。
  1. 直線温度補償係数
    測定液の化学的性質が未知の場合に使用します。サンプルを抽出し、2 つの異なる温度で導電率を測定して温度係数を算出します。温度係数は% /°Cで表され、次式により自動計算されます。
  2. マトリクス温度補償
    分析計の測定レンジ内で温度係数が変化することが既にわかっている場合に使用します。マトリクスは、温度10 点における10 サンプルの導電率からなる100 点で構成されています。

純水とWFI モニタリング(USP 項目< 645 >)

  • 導電率計を使用する純水、WFI (Water for Injection)のオンラインモニタリングは、USP23 で導入されました。

検出器の選択

  • 正確な導電率測定を行うために重要な条件に、適切な検出器の選択があります。
    測定対象の溶液に対する耐食性や導電率の測定範囲を考慮して、検出器を選択するように十分注意してください。
    検出器の設置もまた、正確な測定のために重要です。

出力機能

  • 電流出力
    表示、記録、制御機能用に4 ~ 20mA 絶縁出力が1 点あります。
  • 濃度測定例
    硫酸溶液の導電率は酸濃度に対して直線を示しません。このような場合、出力設定メニューで「表」を選択し、21 点からなる表を作成して濃度単位で出力を直線化させます。

TIIS防爆はじめ各種防爆に対応

標準仕様

入力仕様 2電極式または4電極式測定、矩形波励磁、セル定数範囲0.005~50.0 cm-1
当社製検出器の場合SC4AJ、SC210G、SC8SGがあります。
表示範囲 導電率: 0.000 μS/cm~5000 mS/cm
抵抗率: 0.000 kΩ・cm~1000 MΩ・cm
性 能
(変換器単体の模擬入力での性能)
導電率(2 μS × K cm-1 ~200 mS × K cm-1 の場合):
  直線性:±0.5%F.S.、繰返し性:±0.5%F.S.
導電率(1 μS × K cm-1~2 μS × K cm-1 の場合):
  直線性:±1%F.S.、繰返し性:±1%F.S.
抵抗率(0.005 kΩ/K cm-1 ~0.5 MΩ/K cm-1の場合):
  直線性:±0.5%F.S.、繰返し性:±0.5%F.S.
抵抗率(0.5 MΩ/K cm-1~1 MΩ/K cm-1 の場合):
  直線性:±1%F.S.、繰返し性:±1%F.S.
温度(Pt1000, PB36 NTC, Ni100):
  直線性;±0.3°C、繰返し性;±0.1°C、精度;±0.3°C
温度(Pt100, 8.55kΩ NTC):
  直線性;±0.4°C、繰返し性;±0.1°C、精度;±0.4°C
(注) F.S.とは設定レンジの最大値を示します。Kはセル定数であり、弊社ではK=0.01~10 cm-1の検出器を用意しています。
温度補償: NaCl;±1%、マトリクス;±3%
ステップ応答: 7秒以内(90%応答時間、測定値が2桁変動の場合)
アプリケーションノート
概要:

FLEXA シリーズ

横河の液分析計 FLEXA シリーズは、それぞれの検出器に応じた自己診断機能を持っています。診断結果は本体のディスプレイで確認できます。

FLEXA シリーズ

 

2線式 pH/ORP 計 FLXA202

FLEXA シリーズの FLXA202 pH/ORP 計は、検出器のインピーダンス、不⻫電位、スロープ等を常時測定し、電極の汚れ・破損、断線、測定液面低下など検出器の状態を連続的に診断できます。

検出器のインピーダンス連続監視によって、検出器の洗浄周期の最適化や、ガラス電極・比較電極の的確交換を実現できます。

比較電極の状態の例

比較電極の状態の例

 

FieldMate

さらに、FLEXA シリーズと FieldMate と組み合わせることで、現場に出かけることなく、詳細な検出器診断の情報を確認することができます。

FieldMate

FieldMate は機器の設定・調整・管理ツールであり、機器の持つフィールドデジタル通信機能を利⽤することで、中継端子盤や水質監視盤など、作業のしやすい環境で、機器の情報を取得することができます。

FieldMate は FLEXA シリーズの持つ測定・診断情報をリアルタイムに取得・監視することができます。また、それらの値をトレンドとして記録し保存することも可能です。

FieldMate DeviceViewer より

FieldMate DeviceViewer より

 

FLEXA シリーズと FieldMate の組み合わせ

FLEXA シリーズと FieldMate の組み合わせ

横河技報
1.1 MB

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