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2017年4月トピックス

2017年4月20日発表

Hannover Messe 2017にMicrosoft社と共同で、
横河電機が開発中のIIoTアーキテクチャを活用した温泉モニタリングシステムを展示

横河電機株式会社は、4月24日(月)から28日(金)までドイツ・ハノーバー市で開催される「Hannover Messe 2017」で、Microsoft Corporation(マイクロソフトコーポレーション:以下、Microsoft社)のAzure IoT Suite上で動作する当社のIndustrial IoT (IIoT) アーキテクチャとそれを活用した温泉モニタリングシステムを、地熱開発事業者の地熱エンジニアリング株式会社と温泉事業者の協力を得て、Microsoft社のブースで参考展示します。

日本は約2,300万キロワットの地熱資源量を有する世界3位の地熱資源保有国です。利用に関しては1,000年以上の歴史のある温泉文化に配慮する必要があり、地熱開発には地域社会との合意形成が不可欠です。合意形成のためには、地熱発電が温泉水に及ぼす影響を科学的に分析し説明することが1つの有効な手段ととらえることができますが、温泉モニタリングのコストや、装置の大きさ、設置のしやすさなどの面において、現状、温泉水の諸特性の連続測定は難しい状況にあります。

本温泉モニタリングシステムは、科学的分析に必要なデータを取得するとともに、地域社会との合意形成の一助となる装置を提供することを目的としています。一体構造としたことで流量計、温度計、導電率計を個別に組み合わせた場合と比較し、重量で10分の1程度の大幅な小型化を目指すとともに、配線数の削減、設置調整作業の簡素化、クラウドへの無調整接続等の実現に向け開発を推進しています。

このシステムでは、当社が開発中のIIoTアーキテクチャのクラウド基盤上で、温泉の源泉の流量・温度・導電率を測定できる温泉水用センサから取得されるデータを可視化することができます。利用者はパソコンやタブレット端末などで時間、場所を気にせず、測定結果を確認できるようになります。また、地熱開発で必要な、10年以上に及ぶ長期的なデータの保存環境も備える予定です。地熱の利用は世界各国で進んでおり、このような機能は、温泉のモニタリングにとどまらず、地熱発電の蒸気生産井のモニタリングや、蒸気分離後の高温水を利用した床暖房、温室栽培に必要な小型計測複合システムとして利用することも可能です。

当社が開発中のIIoTアーキテクチャは、Microsoft CorporationのAzure IoT Suiteを基盤に構築されるもので、「LoRaWAN」※1等のLPWAN(Low Power Wide Area Network)や携帯電話回線網を介してのデバイスの自動登録から、データ転送・リモート制御、アラーム通知までを一貫して提供するものです。このアーキテクチャのうえで温泉モニタリングの機能を実現し、地熱事業者や温泉事業者の利便性を向上し、また機材調達、設置、メンテナンスの工数削減に貢献することを目指します。

本温泉モニタリングシステムは、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の委託業務※2を受けての成果の一部であり、本開発は、国立研究開発法人産業技術総合研究所(AIST)、地熱エンジニアリング株式会社との共同プロジェクトで開発してきた成果です。

当社は、IIoTアーキテクチャと温泉モニタリングシステムの早期事業化を目指し、製品開発、ビジネス開発を加速してまいります。

温泉モニタリングシステム

<参考>
Hannover Messe
Yokogawa Electric:Hall 7, Stand C40, co-exhibitor with Microsoft

※1 LoRaWAN:
LPWANの一種で、LoRa Allianceが標準化を進めている無線通信規格
※2 NEDOの委託業務:
採択テーマは「温泉と共生した地熱発電のための簡易遠隔温泉モニタリング装置の研究開発」で、温泉の湧出状況を、連続的かつ遠隔でモニタリングできる、安価な計測装置を開発するというもの。

以上

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