2017年4月プレスリリース
2017年4月13日発表
韓国プラントメーカからクウェートの海水淡水化プラント向け
制御システムを受注
~中東地域への飲料水の供給に貢献~
横河電機株式会社(本社:東京都武蔵野市 代表取締役社長:西島 剛志)は、子会社である韓国横河電機(本社:ソウル 社長:村井 哲也)がクウェートに建設される逆浸透膜方式※の海水淡水化プラント「ドーハフェーズ1」向け制御システムを、韓国の大手プラントメーカである斗山重工業から受注しましたのでお知らせします。韓国プラントメーカから逆浸透膜方式の海水淡水化プラント向け制御システムを受注するのは初めてです。
このプラントは、クウェートの電力・水省が、クウェート市から東方に20キロメートルほど離れたドーハに新設するもので、造水容量は約90万人の飲料水に匹敵する日量27万トンとなる予定です。
韓国横河電機が今回受注したのは、海水淡水化プラントの制御を行う統合生産制御システム「CENTUM® VP(センタム・ブイピー)」および安全計装システム「ProSafe®-RS(プロセーフ・アールエス)」です。韓国横河電機はこれらの製品のエンジニアリング、据え付け運転、および試運転を2017年12月までに行います。プラントの稼働は2018年11月の予定です。
今回受注した背景には、当社の海水淡水化向け制御システムの納入実績やYOKOGAWA製品の高い信頼性と長期安定性が挙げられます。中東地域では、近年の急速な工業化や都市部における人口急増に伴う水不足への対応が喫緊の課題となっており、多くの海水淡水化プラントの建設が計画されています。この海水淡水化プラントで世界のトップサプライヤーの1社である斗山重工業から制御システムを受注したことを弾みに、YOKOGAWAは今後も中東地域のみならず世界の海水淡水化プラント向け制御ビジネスの拡大を目指します。
※逆浸透膜方式:海水に圧力をかけ、特殊な膜を透過させて塩分を除去し淡水を得る方式
以上
本文中で使用されている会社名、団体名、商品名等は、各社又は各団体の登録商標または商標です。
本件に関するお問い合わせ
- 本プレスリリースに関するお問い合わせ先
横河電機株式会社 コミュニケーション統括センター 広報室
2017年4月のプレスリリース
- 2017年4月27日
「Total Insight」コンセプトのもと電磁流量計「ADMAG Total Insight」シリーズを開発
~製品ライフサイクル全般にわたって運用コスト低減に貢献~ - 2017年4月26日
ネットワークベース生産システム「STARDOM™」機能強化版を開発・発売
~最新動作環境に対応し、お客様の長期運用をサポート~ - 2017年4月13日
韓国プラントメーカからクウェートの海水淡水化プラント向け
制御システムを受注
~中東地域への飲料水の供給に貢献~ - 2017年4月11日
プラントの安全を担う安全計装システム「ProSafe®-RS」の機能強化
~防消火システム(FGS)としての導入と運用を効率化~ - 2017年4月6日
横河メータ&インスツルメンツが「横河計測株式会社」に社名変更
~お客様に信頼いただけるパートナーに~ - 2017年4月5日
王子ホールディングス配下の国内工場向け、次世代工場ネットワークの導入を完了
~日本初、生産現場のIT基盤にSDN(Software-Defined Networking)技術を本格導入~