横河電機株式会社
横河ソリューションサービス株式会社

フィールド無線ソリューションの技術に関してFrost & Sullivanの「Global Enabling Technology Leadership Award」を受賞

2014年2月19日発表

 横河電機株式会社(本社:東京都武蔵野市 代表取締役社長:西島 剛志)は、国際的な市場調査およびコンサルティング会社であるFrost & Sullivan(フロスト・アンド・サリバン)※1から、フィールド無線ソリューションの技術に関して2014年の「Global Enabling Technology Leadership Award(グローバル・イネーブリング・テクノロジー・リーダーシップ・アワード)」を受賞しましたのでお知らせします。同賞は、さまざまな分野において世界で最も効果的な技術を実現した企業に対して授与されるものです。

Global Enabling Technology Leadership Awardのロゴ
Global Enabling Technology Leadership Awardのロゴ

 フィールド無線システムは、プラントに設置されるフィールド機器や分析計などと、監視・制御システムなど上位のシステムとの間の通信を無線化するシステムです。無線通信には、配線が困難な場所にフィールド機器等を設置できる、通信ケーブルや敷設コストが削減できるなど多くのメリットがあります。

 当社は2010年7月にISA100.11a※2準拠のフィールド無線用システム機器と無線フィールド機器を世界で初めて市場に出し、ラインアップを拡充してきました。2013年4月には、無線通信技術をプラントのどこでも適用できる環境を表す「Wireless Anywhere(ワイヤレス エニウエア)」をコンセプトに策定し、ISA100 Wireless※3を普及させるための活動と適合機器の開発に取り組んでいます。2013年末には、無線技術をセンサに搭載しやすくするため、センサメーカへのアンテナ一体型無線通信機の提供を開始しており、2014年は有線フィールド機器を無線化するためのアダプタの提供を開始します。

 今回の受賞にあたっては、新製品創出の可能性、現在の製品の強化、新たなアプリケーションの実現、市場での普及の可能性、テクノロジーの活用範囲の広さの観点から無線ソリューションの評価がなされ、当社は、信頼性、オープン性、相互運用性を重視してISA100 Wirelessを採用し、既存の有線技術と無線技術を融合させ、フィールド無線の分野に技術革新の道を開いたとして受賞に至りました。

 当社は今後も「Wireless Anywhere」のコンセプトに基づきISA100 Wireless対応機器の開発に努めるとともに、監視のみならず制御までを含めて、プラントにおける無線技術の活用に取り組んでまいります。

※1 Frost & Sullivan :
国際的なマーケティング、市場調査およびコンサルティングを行っている企業で、主に、受託調査/情報収集およびコンサルテーション、自主企画による市場調査・技術分析を実施している。本社は米国カリフォルニア州。調査・営業拠点は世界中に40以上。

※2 ISA100.11a :
国際計測制御学会(ISA; International Society of Automation)のISA100委員会が策定し、2009年9月にISA規格として発行されたインダストリアル・オートメーション用無線通信規格

※3 ISA100 Wireless :
ISA100.11aに基づく通信技術とそれを実現するアプリケーション

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以上

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