急速に変化する市場とますます激化するグローバル競争のなか、各企業はコストを最小限に抑えて収益性を高める必要に迫られています。企業各社は、どのようにしたら市場における真の優位性を見出し、さらにはオペレーショナルエクセレンス(操業の卓越性)への変革を実現できるのでしょうか。市場で競合他社の先を行き、持続力のある事業の仕組みや業務遂行能力を築くために不可欠なツール、プロセス、パートナーシップとは何でしょうか。

オペレーショナルエクセレンスでは、市場において優位なポジションを獲得・維持するためには変革が必要とされます。そのためには、相互につながった3つの領域が機能し合うことが重要です。この3つの領域とは、高い資本収益率と持続的な成長を実現する優れた成果、従業員の業務上の原則と企業ビジョンが合致した企業文化の基盤、およびワールドクラスの技術の効果的な活用です。

今日の進化し続けるビジネス環境の中で市場での優位性を維持するには、継続的に安全かつ信頼性と収益性が高い業務運営を行い、オペレーショナルエクセレンスを戦略の最前線に持っていく必要があります。そのためには、最新技術を活用することと、強固なビジネスプロセスを維持するための熟練オペレーターの必要性を理解することが重要です。

いかにしてオペレーショナルエクセレンスを実現するか?

オペレーショナルエクセレンスの実現には、安全性確保と法令遵守を両立させながら収益性を高めることが重要です。製油所や石油化学会社の85%以上が操業や業務効率、エネルギー効率の最適化などオペレーショナルエクセレンス実現に向けた取り組みを行っていますが、その成果が期待に沿っていると感じている企業はわずか30%しかありません。(KBC(*1)調べ)その理由は、環境、人口、および技術の変化により、求められるオペレーショナルエクセレンスの性質が急速に変化する中で、その変化に対応しきれていないからです。

*1 KBC: 石油・ガス産業のアップストリーム(開発・生産工程)からダウンストリーム(精製工程)までを対象に、操業効率向上や収益性改善を実現するソフトウエアとコンサルティングサービスを強みとして、グローバルにビジネスを展開。2016年4月から横河電機の子会社。

石油・ガス業界における平均的な資本収益率は一桁に過ぎませんが、業界をリードする企業は20%以上の利益を継続的に達成できています。より優れた意思決定を競合他社よりもスピーディに行い、その決定を着実に実行することでより良い成果につながります。そしてこれを継続することで、長期にわたる持続的な競争優位を実現することができるのです。

参考:オペレーショナルエクセレンスの詳細については、KBCサイトをご覧ください。また、「エネルギーと化学産業における優れたオペレーショナルエクセレンス」のホワイトペーパーもご覧ください。 外部サイト(英文)へ移動します >>

オペレーショナルエクセレンス ― より高い価値の構築に向けて

Operational Excellence Transformationの実現

YOKOGAWAは、様々なお客様におけるサプライチェーンと操業の最適化を実現し、理想の操業への変革を図るOperational Excellence Transformationを推進しています。KBCの専門的なコンサルティング力と、長年にわたり進化させてきたYOKOGAWAのソリューション力とを融合し、相乗効果を生むことで、オペレーショナルエクセレンスを追求するお客様に最適なサポートをいたします。

KBCは、お客様と協力しながら、お客様のニーズに最も適した作業プロセスやスケジュールを構築するとともに、その新たなプロセスから最大限の利益を引き出すために必要な構造や知識も提供いたします。また、YOKOGAWAは、これまでに蓄積した専門知識と高度なシステム構築能力を活用して、業務効率の向上を前例のないレベルにまで高めるビジネスオートメーションのソリューションを作り上げます。未だ満足できる成長を達成できていないお客様には、それぞれに合ったオペレーショナルエクセレンスを創り上げるYOKOGAWAの能力と共創パートナーとしての姿勢をご理解いただけるものと考えています。

Operationla Excellence Transformationの成功の鍵は、4つの領域の強化と進化にあります。それは、「サプライチェーンの最適化」、「資産の運用と最適化」、「オペレーショナルリスクの管理」、および「資産の管理と完全性」です。安全かつ信頼性と収益性が高い操業は、成熟した需給バランスの管理、既存の資産価値の利用最適化、徹底した安全・健康・環境保全(HSE)に関するリスクマネジメント、および最小限のコストで資産を最適に維持することによってもたらされます。YOKOGAWAは、この4つの領域の全てにおいて、YOKOGAWAをはじめ、KBCおよびパートナーの技術、コンサルティングサービス、導入サービス等を活用し、ビジネスオートメーションの包括的なソリュ-ションサービスを提供します。例えば「資産の運用と最適化」領域ではシェル社、「資産管理と完全性」領域ではベーカー・ヒューズ社とパートナーシップを組んでいます。

サプライチェーン最適化のためのソリューションには、Soteica Visual Mesa, LLC(以下Soteica)(*2)のプロダクションアカウンティングとサプライチェーンスケジューリング、およびKBCのサプライチェーンコンサルティングとシミュレーションサービスが活用されています。また、お客様の製造資産価値を最大化するために、シェル社と共同開発したPlatform for Advanced Control and Estimation(高度制御ソリューション)、KBCのプロセスコンサルティング、Petro-SIMのプロセス最適化ソフトウエア、およびSoteicaのユーティリティオプティマイザーを含むパッケージも提供します。変動の多い市場の中で業務を遂行するお客様にとって、理想的なパッケージとなっています。

*2 Soteica Visual Mesa, LLC:エネルギー・マネジメント・ソリューション(EMS)のリーディングカンパニー。2016年10月から横河電機の子会社。

Shift Team Effectiveness(シフトチームの有効性)は、オペレーショナルリスクを管理する領域で非常に重要です。従来、手動によって行われていた作業指示、インシデント管理、ステータスと進捗状況の記録などを自動化することによって、細分化された情報が統合され、従業員が重要な運転データに同時にアクセスし、リアルタイムで更新できるようになります。これにより、正確で適切なシフト運営と管理が可能になると同時に、人為的ミスによるプラントの運転効率の低下を防止することができます。YOKOGAWAとKBCは互いの長所を活かしたベストプラクティスのオペレーション手順を開発・設置するだけでなく、その活用を最大化するためのプロセスと教育に必要とされる高度なデジタル技術もご提供しています。

資産パフォーマンスの維持・向上において、YOKOGAWAとKBCが創り出したソリューションサービスからもたらされる相乗効果とその価値は、他の誰にも真似できないものと自負しています。同様に、コンサルティング力と技術開発の専門知識を組み合わせることにより、オートメーションと製造資産の可用性を高めながらメンテナンスコストを抑える強力なソリューションをご提供することが可能です。

YOKOGAWAは、Operational Excellence Transformationを実現するためのひとつとして、プラント操業に関わるあらゆる有用なデータを電子化・定型化する業界初の運転管理システムのソフトウェアパッケージ“統合プラント運転管理パッケージ「Operations Management(オペレーションズマネジメント)」”をリリースしました。本パッケージは、緻密な調査・研究によって設計された人間工学に基づく直感的なユーザーインターフェイスや、タブレットなどのモバイル機器との高い互換性を特徴とし、プラント操業に関わる重要な情報のリアルタイムでの更新、監視、そして共有を容易にし、お客様のプラント運転業務に前例のないレベルの効率性と精度をもたらします。

参考:統合プラント運転管理パッケージ「Operations Management(オペレーションズマネジメント)」の詳細については、以下をご覧ください。 Operations Management (統合プラント運転管理パッケージ) >>

参考:「Operational Excellence Transformation」に関する詳細は、以下をご覧ください。 Operational Excellence Transformation >>

オペレーショナルエクセレンス ― より高い価値の構築に向けて

YOKOGAWAは、これまで培ってきた業界をリードしてきたプラントの管理・運転、生産プロセス、オートメーション技術に関する豊富な専門知識と、KBCを通じた専門的なコンサルティング力とを統合し、包括的なソリューションをご提供することで、お客様のビジネスプロセスの自動化をサポートし、企業価値の向上につながる変革を実現することを目標としています。

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