微生物コンタミ管理ソリューション

背景

消費者の食の安全・安心への関心が、世の中で急激に高まっています。この動きをきっかけとして、HACCP(Hazard analysis and critical control point)システムの導入が推奨され、その普及率が高まっています。一方、異物や微生物混入による食品の回収事例や食中毒事例は、その数が高止まりで推移しています。特に、微生物混入については、検査に長時間かかるので、食品製造工程へのフィードバックが効果的にできず、その被害を拡大させる場合があります。

研究開発

技術

YOKOGAWAは、圧倒的な速さと簡便さを追究したロバストな遺伝子検査法を提唱しています。この検査法は、YOKOGAWAが長年にわたり培ってきた高感度蛍光計測技術と、新たに開発したラベリングレス遺伝子検査デバイスにより、実現されます。この技術によって、食品などへの微生物混入を迅速に判定することが可能になり、食品メーカのオペレーションコストの低減に大きく貢献できると考えています。

横河BCMシステム

現在、食品中に混入した微生物を誰でも簡単に計測する遺伝子センサのプロトタイプモデルを開発し、実在の飲食料品を用いて原理検証実験を行っています。
この実験により原理が検証できると、あたかも温度計で温度を測定するかのように、前処理を施した飲食料サンプルにプローブを挿入するだけで、微生物の存在を確認できるオンサイト型のセンシングシステムが構築可能になります。

現在までに、食料品試料に入っている5種類の微生物を同時に判別できる技術を確立しています。本システムでは、DNAマイクロアレイ技術をベースとしており、最終的には計測されるDNAチッププローブスポットからの蛍光計測により微生物の混入の有無を判別します。

DNAマイクロアレイから取得した蛍光測定

実際の測定結果は、下に示すような画像として得られます。どのスポットが蛍光を発したかを画像解析することにより、微生物混入の有無とその種類を検査することができます。

実際の測定結果

将来構想

YOKOGAWAの微生物検査は、遺伝子センシングをコア技術としています。そのため、センシングプローブを自在に設計することにより、多種多様な遺伝子センシングが可能となります。この技術を活用することにより、微生物の存在を瞬時に判定することが可能となり、バイオテロ対策、疾病のアウトブレイク防止などにも応用が可能です。

また、遺伝子をセンシングすることから微生物の存在だけでなく生物の状態をモニタリングする、さらには、その生物活性を指標とした環境アセスメントなどへの応用が期待できます。

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