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“ScopeCorder DL750”は、金沢大学様でお使い頂いております。


金沢大学 工学部 機能機械工学科
金沢大学 工学部 機能機械工学科
講師 山田 啓司 氏

<お客様からのコメント>

 ドリルの穴あけ加工部の温度測定に関する研究をしています。
 ドリルが光ファイバーを埋め込んだ材料側に穴をあけていきますと、高温の刃先が光ファイバーを通過した時に、赤外線を受光できます。低温では波長の長い赤外線が、高温では波長の短い赤外線が出てくる特性を利用して、その赤外線のスペクトル波長成分の分布変化データをもとに正確に温度を測定することができます。

 温度を換算するためには、三種類の波長の出力信号と、刃物が通過する時の三方向の力の信号(三分力)を同じ時間軸で取得する必要があり、多チャネルのスコープコーダ“DL750”を購入しました。
 以前は、パソコンに測定用ボードを増設して測定していましたが、パソコン自体が出すノイズに弱く高精度の測定が困難でした。“DL750”は、モジュール型なので、簡単にチャネル数を増設することができ、モジュールごとに絶縁されているのでノイズに悩まされることもありません。また小型なので、パソコンと比べると持ち運びができて大変便利です。捕捉したデータは、PCカードに保存して研究室へ持っていき、データ処理ができます。

 ドリルの刃物は、1分間に約2,300回転して材料を削り続け、徐々に温度が上がっていきます。刃物の一箇所を繰り返し測定することで温度上昇の過程を追うため、メモリも長くなければなりません。また、突発的に温度が上がる現象を捕捉するためには、高速のサンプリングスピードも必要です。
 “DL750”は50MWのロングメモリにより長時間の波形測定を可能とし、サンプリングスピードも10MS/s なので、光ファイバーを通過した瞬時の信号も十分に捕捉することができます。

 ものづくりの製造現場では、様々な部品に「穴あけ加工」が行われています。刃物の温度が上がってしまいますと、刃物の磨耗や亀裂などの障害が発生し、新品と交換する頻度があがりコストが高くなります。ドリルの温度を上げないための条件を導き出す研究をして、現場の加工費が上がらないようフィードバックすることで、社会的に貢献していきたいと思っています。
ドリル穴あけ加工実験装置
●ドリル穴あけ加工実験装置
金沢大学 工学部大学院生
DL750
金沢大学 工学部大学院生
 (左)宮部 由和 氏
 (右)野崎 隆太郎 氏

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