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先進的な省エネ活動を取り入れたエコビルに貢献する“エコノパイロット”
未来に向けた街づくりを進める新梅田シティ。その中でもシンボル的な存在である梅田スカイビルは、訪れる人々にさまざまな感動を与える建築物です。今回は、新梅田シティの省エネ活動に貢献するエコノパイロットをご紹介します。
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| 「大阪最後の一等地」と言われる通称梅田北ヤード。長らくJR梅田貨物駅及びコンテナヤードとして使われてきたこのエリアは、着々と再開発が進められ日々大きく進化しています。 1987年より6年間の開発プロジェクトを得て、新梅田シティ(梅田スカイビル、ウェスティンホテル大阪) は1993年にオープンしました。オフィス、商業、飲食施設を有するツインタワー構造で、梅田の代表的なランドマークとなっています。 梅田スカイビルと言えば、地上173メートル、360度パノラマの眺望を楽しむことができる空中庭園展望台があげられます。時間ごとに表情を変える景色は幻想的で多くの人を魅了します。オープン15年目の2008年には来場者数が1,000万人を超え、日本のみならず海外からも多くの人が訪れています。 |
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| 積水ハウス梅田オペレーション株式会社 管理事業部 課長 風間 仁 様 |
東洋ビルメンテナンス株式会社 大阪支社 梅田スカイビル事業所 副所長 井上 誠 様 |
| ◎新梅田シティの管理・運営ご担当 : 積水ハウス梅田オペレーション株式会社 風間様 ○ビルメンテナンス業務全般ご担当 : 東洋ビルメンテナンス株式会社 井上様 | ||
| のお二人にお話を伺いました。 | ||
| ◎風間様談 | ||
| 新梅田シティは、2棟の地上40階建て連結超高層(Tower East / Tower West)、その南側に低層棟が5階建てと6階建て、そして西側にウェスティンホテル大阪という構成になっています。全てが地下で繋がっているため、建築上は一つの建物となっています。熱源はTower Westの地下2階にある熱源機械室(MACHINE ZOO)にあり、新梅田シティ全体に電気・ガスと空調用冷水、温水、蒸気を送っています。今回はその1つの系統である、スカイビル低層冷水系統にエコノパイロットを導入、設置しました。 | ![]() | |
新梅田シティでは、竣工時から省エネに積極的に取り組んでいて、コージェネレーションシステムや高効率照明、ファン・ポンプのインバータ化など当時としては先進的な設備を導入していました。第一種エネルギー管理指定工場に指定された平成16年にはNEDO(独立行政法人 新エネルギー・産業技術総合開発機構)の補助金を活用して、BEMS(Building and Energy Management System)を更新しました。以前のシステムでは運転管理ポイントが少なく、空調のスケジュール管理などやりたくても手を打てないことが多々ありました。この更新でエネルギー使用量の詳細の把握と、スケジュール登録機能の強化できめ細かな制御が可能となり、空調機の交互運転等による空調動力の削減をはじめ、様々な改善を行うことができました。 しかし、長年継続的に省エネ活動に取り組んできて、正直なところアイディアがつきつつあるのが実情です。最近は改正省エネ法もより厳しくなり、大阪府の「温暖化の防止等に関する条例」により、温暖化対策の計画や報告の届出を義務付けられていて、更なる省エネが必要になってきています。 オーナー4社(積水ハウス/NREG東芝不動産/ダイハツディーゼル梅田シティ/ウェスティンホテル大阪)の全面的なバックアップを得て、シティの管理・運営に携わる主要8社で構成する省エネ委員会を毎月開催し、2010年11月には84回を数えるまでになりました。この委員会に、データ解析に基づく無駄の発掘に対する施策の提案を行い、承認を得て省エネ策を実践してきています。 平成22年度は、空調の更なる省エネを目指して、かねてより削減効果が大きく見込めると狙いをつけていた「エコノパイロット」を導入すべく提案を行いました。シミュレーションの結果、電気量:283MWh、CO2:83ton と大きな削減が見込めるという具体的なデータを添えて導入を決めることができました。 エコノパイロットを提案・導入できた利点として、 ・NEDOと共同開発しているので信用が高いこと。 ・大きな削減効果が出ること。 ・既存のセンサーをそのまま使用でき、簡単に後付けでできること。 ・エコノパイロットは殆どのインバータ機器に合わせられるので今後の機器更新時も問題がないこと。 があげられます。今年の猛暑のなかでも予想を上回る削減ができました。このため、他系統への導入にも弾みがついており、今後計画していきたいと考えています。 |
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| ○井上様談 | ||
| 省エネの提案は、大小織り交ぜて月2件ほど実施しています。電気、節水など環境をテーマにして考えています。例えばLED照明を導入する場合には、製品が熟しているかを確認する必要があるため、試しに部分導入を行い、実際の効果はどうだったかという効果検証をしています。また、売り込みに来るメーカーさんの信頼性(素子、周囲環境、熱による寿命など)にも開きがあるので、選定の部分でミスをしないように気をつけています。 そういう意味では、数多くの実績を積まれているエコノパイロットは強いと思います。 | ||
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| 【低層冷水系統 エコノパイロット導入システム図】 |
| ※エコノパイロットを中心に記載しています。 他の設備については一部省略しています。 |
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| 【電力量 (kWh)比較】 |
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| 【CO2排出量 (t-CO2)比較】 |
| ■ : エコノパイロット導入前 ■ : エコノパイロット導入後 |
| ※平成20年度 関西電力株式会社温室効果ガス排出係数 0.000355 にて算出 |
| ○井上様談 |
| 他の系統への導入も今後、計画されると思います。今のビルの状態としては、外気温の上昇によって当初の空調設計の値よりも2次側の要求が膨らむなど、外乱的な要素も多くなっています。これに対応した1次側の熱源増強というのには限界があります。 導入直後の8月の実績データを分析すると、2次側送水量を大きく減らすことができただけでなく、1次側の熱量も削減できています。このため、他の系統にも余裕が生まれています。エコノパイロットが他の系統に展開されれば、熱源全体に余裕が出てくるのではと期待をしています。 大きな熱源機器を入れるのも一つの手だとは思いますが、今あるもので無駄を省いて使っていけるのであればそれが一番良いと思います。 |
| ◎風間様談 |
| 今後、機器更新時期に合わせて環境改善も行いたいと思っています。室内環境を制限して省エネするという場合が多いのですが、暑くも寒くもなく、静かでドラフトを感じない、それでいて省エネができる空調の検討をし、照明も含めオフィスの方にご満足していただけて、且つ、省エネができるようにしていきたいです。そのためには、センサー、計測器、制御機器にさらなる改良が必須だと思います。ぜひ横河さんに開発してほしいと思います。 現在、環境省主催の「チャレンジ25キャンペーン」に参画しています。その一環で、蓄熱冷凍機の更新と太陽光発電の導入+見える化モニタリング装置の導入を行います。 今後もさまざまな省エネの取り組みを行い、2020年にはCO2排出量25%削減を実現するエコビル化を積極的に推進していきたいと思います。 |
| ■MACHINE ZOO (子供に見せたい職場) | ![]() |
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| 新梅田シティの心臓部「MASHINE ZOO」は24時間稼働の機械室です。特別高圧変電設備、非常用発電機設備、コージェネレーション設備、蒸気ボイラー、冷凍機設備、蓄熱層設備などがあります。各機器をオブジェクトとして考え、働く人の疲労を和らげるように彩色し、それぞれに愛称をつけています。 |
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