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YOKOGAWA

横河電機株式会社

雑誌掲載記事

持続的最適操業を実現する運転業務支援ソリューション(OWA)

雑誌計装2009. Vol.52 6月号に掲載された内容です。

1.はじめに

近年の国内のプラント操業は、プラントの自動化率の向上や運転員やフィールドマンなどの管理範囲の拡大により、人に依存した運転業務の重要性が増している。例えば、プラント操業での運転業務において、標準化できる作業はDCS、計算機、設備やフィールド機器などによって既にかなり自動化されるが、逆に日々変る作業や標準化しにくい作業が自動化されずに残っている。また、制御室の統合化などにより、運転員の監視範囲が広がり、運転員に対する負担が増してきている。このように、プラント操業の自動化率が向上するにつれ、運転業務に関わる人への負担が増えているのが、プラント操業の現状である。

2.運転業務とは

運転業務は、大きく分けて直接運転に関わる直接業務と改善活動などの間接業務がある。 運転員の直接業務には、プラント操業に関わる運転操作/手動調整、運転監視、現場連携操作、引継ぎ/直交替などがあり、間接業務としては、運転記録、改善活動、運転員教育などがある。

表1 運転員の業務(例)
直接業務
運転操作/手動調整 アラームしきい値変更、警報発生・プラント不安定時の運転対応、生産量・銘柄などの運転条件変更操作
運転監視 トレンドなどによる運転状況確認、操作結果の確認
現場連携操作 現場計器調整連絡、ポンプ・バルブ切替操作、排水切替操作、配管操作
引継ぎ 重要アラーム・運転状態・作業・工事・補修内容の確認

 

間接業務
運転記録 運転日誌、作業記録、アラームチェックリスト、トラブル報告書
改善活動 TPM活動、アラーム解析、工程解析
運転員教育 運転関連教育、プロセス基礎教育、安全教育

 

直接業務は、直交替の引継ぎ時に、直長がこれからの運転や作業内容について指示を行い、運転員やフィールドマンがそれに従いプラントの安全、安定、品質、効率、環境などに留意して運転を行う。そして、直交替時に作業の結果や運転中に発生した事象を、次直の運転員に伝え、運転報告書として引継ぎ簿を作成する作業を実施する。  間接業務は、直接業務の運転実績や記録を元に、プラント操業のパフォーマンスを上げるための改善活動や運転員の教育を行なう。

 

3.運転業務の問題点

運転業務の問題点は、運転ノウハウやプラント知識などの人のスキル差によって、運転業務での「安全」「品質」「効率」「環境」などに大きな差が出ることである。 それは、運転業務において、人が関わる部分の重要性が増している中、運転業務を支援する必要性が増すことを意味する。

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