フィールドバスとは?
FOUNDATION™ fieldbusへの期待
必要最小限の情報の流れで構成されてきた20世紀の階層化された縦型社会から、フラットな構成のもとで多様な情報がネットワークの中を流れる21世紀のインターネット社会に移ってきました。
いまや効率的な企業活動、生産活動にはインターネットを始めとするネットワークの整備と、そこから得られる情報の活用は不可欠となっています。プロセス計装の世界でも21世紀のフィールドバス時代を迎え、フィールドからの情報の質と量の飛躍的な向上によって、それらを活用した新しい計装の可能性が期待されます。
| フィールド 配線 |
情報の 流れ |
情報量 | 情報の 中身 |
制御機能 | メンテナンス 作業 |
メンテナンス 方法 |
|
| 従来計装 (4-20mA) |
1対1配線 | 一方向 | 1データ | 測定 データ |
制御装置 に集中 |
現場中心 | 事後保全 |
| フィールド バス計装 |
マルチドロップ 配線 |
双方向 | 多量の データ |
多様な 情報 |
フィールド 含め 最適配置 |
リモート活用 | 予知保全 |
プロセス計装の世界ではフィールド信号の標準化が進んでおり、すでに4-20mAアナログ信号による各社の制御装置、フィールド機器の相互接続が実現されています。このプロセス計装分野の標準化を、新しい時代の要求に対応させて抜本的に拡張・発展させたものが、FOUNDATION™ フィールドバスであると言えます。FOUNDATION™フィールドバスは4-20mAと同等の相互接続性を実現することは当然として、(1)一本のフィールドバスへの複数機器の接続、(2)多様な情報の双方向通信、(3)自己診断機能や制御機能などインテリジェンスのフィールド分散を実現しました。
FOUNDATION™フィールドバスが提案された初期には、一本のフィールドバスが複数のフィールド信号を伝えることができることによる配線コストの低減が期待されましたが、現在はむしろフィールド信号に加えて多様な情報を双方向で通信できることや、インテリジェンスをフィールド機器に分散配置できることが注目されています。この機能によって、フィールド機器のリモートでの監視、フィールド機器のリアルタイムでの自己診断や予防保全、フィールド通信を活用した機器管理が可能となり、計装システムの運用コストを大幅に低減する可能性があります。