中小規模上下水道向け広域監視制御システム
Simplesight on Web
導入事例紹介
本城浄水場があります銚子市は東京から100km、関東平野の最東端にある農漁業・商工業・観光都市です。北は利根川を隔て茨城県の神栖市に対し、東から南は太平洋に臨み、温暖な気候と豊富な資源に恵まれています。
人口約76,000人の同市は1日最大約40,000m3の水量を使用しており、約85%の水を市唯一の浄水場である本城浄水場より供給します。水源は2か所あり、1か所は高田川から取水し白石貯水池へ貯水した後に本城浄水場へ導水、もう1か所は利根川水系黒部川から取水し高度浄水処理を経て本城浄水場へ導水しています。本城浄水場は現在広く使用されている傾斜板式沈殿池を昭和37年に全国に先駆けて採用した浄水場で、57,500m3/日の処理能力を有しています。
銚子市水道部本城浄水場
銚子市水道部では、平成15年度に諸持町・野尻町・春日町の増圧ポンプ所遠方監視装置老朽化に伴う更新、高田配水場遠方監視の実現、及び市内配水管末水の水質リアルタイム監視実現並びに水質監視計器の設置を目的として『固定第14号 増圧ポンプ所遠方監視装置更新及び水質監視計器設置工事』を実施しました。
本工事では、NTT公衆回線を利用した遠方監視の実現及び遠隔での監視操作機能実現などの仕様に適した当社の中小規模上下水道向け広域監視制御システムSimplesight on Webが採用されました。
本城浄水場Simplesight on Webは、諸持町・野尻町・春日町の増圧ポンプ各所、高田配水場、及び高神地区コミュニティセンター・猿田幼稚園に設置された水質監視計器をNTT ISDN回線を利用して監視します。各施設情報は施設に設置されたコントローラFA-M3により収集され、指定された時刻に本城浄水場からデータ収集を行っています。また、各施設において警報が発生した場合、自動で本城浄水場に警報を通知します。
増圧ポンプ所遠方監視装置
システム構成図
特長
- 遠方施設6か所の監視操作をNTT公衆回線により実現、ランニングコスト低減に貢献
- 警報発生時の遠方施設からの自動発報機能により信頼性を確保
- 監視操作はWebブラウザInternetExplorerにより実現
- 将来の監視施設の増設、同一システムに公衆回線と専用回線の混在可能

施設監視画面

帳票表示画面

左 <主査> 吉田様 右 <課長補佐> 上野様
以前のシステム老朽化に伴い更新を行いましたが、配水場情報が取り込めるようになったこと、また新たに設置した水質監視装置の監視が可能になったことなど、Simplesight on Webには満足しています。特に、遠隔施設での警報を常時集中監視できることは非常に助かっています。通信については以前のシステム同様に公衆回線を利用しているので、ランニングコストも低く抑えられています。
システム更新後2年になりますが、トラブルもなく順調に稼動しています。近くにサービスセンターがあり、保守体制がしっかりしていますので何があっても早急に対応してもらっています。
現在は6ヶ所の遠方施設の監視を行っていますが、今後は更に監視か所を増やしていく予定です。システムの拡張性の点でも期待しています。