持続可能な社会への取り組み
海洋バイオマス
火力発電所などから排出される高濃度CO2を海水に分離吸収する技術と工業的海藻養殖技術により、海藻を高速かつ大量培養するシステム開発が進んでいます。生産される海藻資源はバイオ燃料などのエネルギーや工業原料としてまた、食料、健康食品、肥料などとして利用されます。
海藻工場
海水に生存する藻類は光合成により炭水化物を生成します。光とCO2が資源であり、藻類の特長として生長が早く、これは重力に耐えるセルロースを有しないからです。又、淡水を必要とせず、近年開発された非着床型藻類により、連続的に培養可能となり海藻工場が可能となりつつあります。
バイオ燃料精製
大型藻類は多糖類であり、エタノール発酵が可能です。また、海洋性、微細藻類には油分を抽出するものがあり、海洋原油資源として取り扱える可能性が検討されています。さらに、二酸化炭素を固定化した炭素化合物であり、直接燃料や、バイオ発酵によるバイオガス源まで燃料化も検討されています。
その他の海藻利用
陸上植物、パームヤシなどの高炭素水素化合物は、界面活性剤・高級アルコールなどに加工され、洗剤、化粧品としての消費財となっています。また、フコイダンなど、多糖体は免疫強化など健康増進に有効といわれており、陸上生物に変わる食品にも藻類の活用研究が進んでいます。
海洋資源再生
海洋は沿岸域と外洋域に分類されます。海洋の95%は外洋域であり、沿岸域は生態系豊かだったが、河川からの高濃度有機物などの汚染により海産物の枯渇が進んでいます。さらに外洋域には栄養分はなく、生物資源も少ないため、人口海藻海床にはこれら再生の期待があります。
洋上風力
一般的に島嶼地域において平地が少なく、居住地との距離をとる場合、風力発電施設を作るための道路建設などにコストを要する場合があります。洋上は平坦であること、物資の輸送が容易であることから、洋上を利用した風力発電の研究が進んでいます。さらに海藻工場との併設も可能となります。






