統合型アラーム管理ソフトウェア「CAMS for HIS」
概要
アラーム管理
今日、プラント操業で大きな問題になっているのは、アラームの氾濫です。分散している計器室および制御システムを統合し、少ないオペレータでより効率の良い運転を実現しようとすると、個々のオペレータの責任範囲は増大し、結果として、より多くのアラームに対処する必要性が出てきます。的確にアラームを合理化しなければ、アラームの氾濫はますます拡大し、プラントの安全性と環境に対するリスクが増大していきます。
アラームシステムの最適設計指針としては、EEMUA No.191※を含め、数多くのアラーム管理規定やガイドラインがあります。例えばEEMUA No.191では、「徹底した管理によって無駄なアラームを定義させない、発報させない」というような抜本的な問題解決を提唱しています。これは長期に渡る投資および作業を伴うといったマネージメント性が高いことから、「改善のトップダウン方式」と呼ぶことができます。一方、アラーム管理に関する現場での運転員による日々の改善は、「改善のボトムアップ方式」と呼ぶことができます。しかし、この現場の状況に即した実用性、即効性の高いツールは、不足しているのが現状です。
※EEMUA(Engineering Equipment and Materials Users Association)
EEMUAは、石油、ガス、化学および電力産業のプロセスオートメーションにおける大手サプライヤーとユーザ企業から構成される団体。EEMUA No.191 Alarms Systemsは、理想的なアラームシステムの設計・管理・調達に関するガイド。
CAMS for HIS とは
横河電機が提唱するアラーム管理コンセプトに基づく、統合型アラーム管理ソフトウェア「CAMS for HIS(キャムス フォー ヒズ:Consolidated Alarm Management Software for Human Interface Station)」は、根本的な改善を行うトップダウン方式と、実用性に優れるボトムアップ方式の両方を組み合わせ、安全でしかも機動的なアラーム改善を実現します。
※本製品は、CENTUM VP、CENTUM CS 3000 R3 対応のソフトウェアです。
「CAMS for HIS」は、「アラーム洪水を改善したいが、最適な解決方法が見つからない」、「アラーム削減のためのエンジニアリング時間を確保できない」といったお客様に、実用的で且つ即効性のある解決方法を提供します。
「CAMS for HIS」は、“必要なアラームを、最適なタイミングで、必要な人に通知する”というコンセプトに基づき、アラームの監視を効率的に実現する機能と、アラーム発生後の処理方法をガイドするための機能を提供します。
アラームの監視を効率的に実現する機能としては、すべてのアラーム&イベントを収集する機能、各種アラーム&イベントメッセージの属性を定義する機能、不要なアラーム&イベントを排除する機能があります。さらに、必要な情報だけを監視する機能として、フィルタリング(絞り込み)、ソーティング(並び替え)、Eclipsing(畳み込み)、Shelving(棚上げ)およびLoad Shedding(負荷制限)があり、アラームの発生状況に応じて、さまざまな検索および表示が可能です。
アラーム発生後の処理方法をガイドするための機能としては、アラームの目的、対処に必要な手順、対処までの所要時間や優先順位など、オペレータをアシストするためのさまざまな情報を個々のアラームに付加することが可能です。
CAMS for HIS導入のメリット
横河電機は、アラームの洪水にお困りのお客様、従来のアラーム管理機能よりもさらに発展させたアラーム管理の手法をご検討中のお客様にCAMS for HISの導入をお勧めします。制御室の統合をご検討中のお客様で、より最適なアラームシステムの設計を計画されている場合は、CAMS for HISの実用的かつ立証されたソリューションによって、各種のメリットを得ることができます。

