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2009年11月プレスリリース
2009年11月30日発表
可視光領域の全てをカバーしたベンチトップ型の分光測定器
光スペクトラムアナライザ「AQ6373」発売のお知らせ

光スペクトラムアナライザ 「AQ6373」
横河電機株式会社(本社:東京都武蔵野市 代表取締役社長:海堀 周造)は、波長範囲350nm~1200nmの光に対応した光スペクトラムアナライザ「AQ6373」を開発、12月1日から販売を開始しますのでお知らせします。
「AQ6373」は、光を回折させてスペクトルを得る回折格子を用いた方式の光スペクトラムアナライザで、可視光領域(可視光の波長範囲380nm~780nm)全てをカバーする業界唯一の測定器です。他の方式と比較して、高い受光感度と広いダイナミックレンジを持つという特長があります。レーザのようスペクトル幅が非常に狭いものからLEDなどスペクトル幅が広いものまで幅広く測定することができます。
開発の背景
近年、通信分野向けに開発された半導体レーザや波長変換などの光学技術が、医療、バイオテクノロジー、材料加工、家電など幅広い分野に応用されています。これらの市場拡大に伴い関連製品の研究・開発が活発化し、光スペクトルを評価・解析する測定器である高性能な光スペクトラムアナライザへのニーズが高まっています。ところが、このような半導体レーザ関連の研究・開発に必要な、可視光領域を含めた広い波長範囲をカバーした小型の光スペクトラムアナライザは、受光感度やダイナミックレンジなどの性能面で充分なものがなく、必要に応じて波長範囲の異なる複数の光スペクトラムアナライザを併用するか、分光器を用いた大型の測定システムを構築する必要がありました。
このたび当社は、広い波長範囲を1台で効率よく測定したいというユーザのニーズに対応して、可視光領域を全てカバーした「AQ6373」を開発しました。
新製品の特長
- 高い波長分解能と測定感度
高い波長分解能(最高分解能は0.02nm)と広い近傍ダイナミックレンジ※1性能を備えています。また、光スペクトルの最小受光感度-80dBm(1mW光の1億分の1相当)で、半導体レーザの出力光に含まれる自然放出光なども高い信号対雑音比(S/N比)で測定することができます。 - 高速測定と高い操作性・メンテナンス性
当社独自の技術で、100nmの波長スパンを1秒以下で測定できます。また、光軸の自動調整機能と波長の自動校正機能を搭載しているため操作性・メンテナンス性に優れ、快適な測定環境を提供します。
【 主な市場 】
光部品、光応用機器(医療、バイオテクノロジー、家電、計測)などを開発・製造している会社や大学・研究機関
【 用 途 】
各種レーザやLEDなどの発光スペクトル測定
光フィルタなど受動部品の波長透過/損失特性測定
【 販売目標 】(海外での販売含む)
2009年度 50台
2010年度 200台
- ※1 近傍ダイナミックレンジ
- 被測定光を波長ごとに分解する際に、信号光近傍の光ノイズを排除する能力
以上
