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YOKOGAWA

横河電機株式会社

2007年11月プレスリリース

2007年11月6日発表


各種車載通信バスの測定・解析を1台で行えるオールインワンタイプの解析ツール
ビークルシリアルバスアナライザ「SB5000シリーズ」開発のお知らせ


SB5710

 横河電機株式会社(本社:東京都武蔵野市 代表取締役社長:海堀 周造)は、自動車用車載通信バスに対応した電子機器の開発・評価用解析ツールとして、ビークルシリアルバス アナライザ「SB5000シリーズ」を開発しましたので、お知らせします。

「SB5000シリーズ」は、車載電子機器間の通信バスを流れるデータの波形観測やプロトコルを解析できる測定器で、3種類の車載通信バス※1と3種類の汎用シリアルバス※2、さらにパラレルバスも含めて、1台で測定・解析が可能なオールインワンの車載通信バス解析ツールです。
「SB5000シリーズ」の発売は、2007年12月中旬を予定していますが、当社は、発売に先立って11月7日~9日に開催される「計測展2007 TOKYO」に参考出品します。

開発の背景
 自動車の環境性能、快適性や安全性能の向上のために、自動車の電子制御化が急速に進んでおり、車内通信(LAN)の重要性はますます増大しています。車載電子機器の通信バスインタフェースを評価するためには、長時間バスデータを観測してプロトコルを解析し、通信データが設計通りに伝送されているかを確認することが必要です。加えて、異常信号の発生がないか、バス信号波形品位が保たれているかなどの物理層の解析、評価も必要となります。
 その上、自動車には用途に応じて複数種類のバスが採用されており、多種のバスを1台で解析できるツールがお客様から求められています。
 今回開発した「SB5000シリーズ」は、このようなニーズにタイムリーに対応するため、使いやすさに配慮したオールインワン測定器として開発しました。

新製品の特長

  1. 規格に準拠したFlexRay解析
    FlexRay仕様書で規定されている評価項目に準拠したテスト機能を搭載しています。
  2. バス解析専用機としての操作性
    バス解析用専用操作キーとシリアルバス専用オートセットアップ機能により、測定・解析時の設定と操作の簡略化を実現しました。バス解析専用機としての使いやすさを追求し、測定と解析に集中が可能です。
  3. 車載バス解析に必要な機能を1台に集約
    車載シリアルバス3種(FlexRay、CAN、LIN)、汎用シリアルバス3種(UART、I2C、SPI)に対応でき、アナログ4チャネル、ロジック最大32チャネルの多チャネル入力を実現したことで、車載バスの物理層波形測定とプロトコルの解析を1台で行えます。

【 主な対象ユーザ 】
自動車メーカ、自動車部品メーカ、車載用デバイスメーカなどの車載電子機器の開発部門

【 用 途 】

  • 各種車載バス対応機器(ECUおよび自動車の電子制御部品)の開発時の評価
  • 各種車載バス対応機器の接続試験時の評価
  • 各種車載バスインタフェースを有するデバイスの開発時の評価

【 販売目標 】
2007年度100台
2008年度200台

以上

※1 車載通信バス
 自動車内の制御系ネットワーク(車内LAN)の通信規格で、FlexRay(フレックスレイ)、CAN(キャン)、LIN(リン)などがある。CAN(Controller Area Netwaork)は1986年にボッシュが開発、後にISOの標準規格化された。FlexRayは2000年に結成されたFlexRayコンソーシアムが規格化したものでCANの10倍の高速通信が特長。LIN(Local Interconnect Network)は、LINコンソーシアムが規格化したもので、主としてCANのサブネットワークとしての利用を想定している。

※2 汎用シリアルバス
 電子機器同士やIC間通信に使用される汎用通信規格で、UART、I2C(アイスクエアーシー)、SPIなどがある。自動車に搭載される電子機器も機器内部や搭載IC間で、これらの通信規格に準拠したデータのやり取りを行っている。

詳細は、こちら