ページ内を移動するためのリンクです。
グローバルナビゲーションへ
本文へ
サイト情報へ

YOKOGAWA

横河電機株式会社

2007年10月プレスリリース

2007年10月17日発表


ISO / IEC 17025に則ったJCSSの校正事業者に登録
遠隔校正を含めた「時間」区分では国内初


 横河電機株式会社(本社:東京都武蔵野市 代表取締役社長:海堀 周造)は、甲府事業所内の計測標準センター(甲府市高室町)が、独立行政法人 製品評価技術基盤機構(NITE)による審査の結果、Japan Calibration Service System(JCSS:計量法校正事業者登録制度)の登録区分「時間」において、校正事業者に登録されましたのでお知らせします。今回の登録対象の計量器は、時間・周波数測定器です。
 遠隔校正を含む「時間」区分においては、当社の計測標準センターが、国内初のJCSSの校正事業者となります。

 JCSSは、平成5年の改正計量法に伴って導入された、校正事業者登録制度です。NITEの認定センター(IA Japan)が、事業者の校正能力を計量法関連法規及び国際標準ISO / IEC 17025の要求事項に基づいて審査し、基準を満足する事業者のみをJCSSの校正事業者として登録します。この結果、JCSSの校正事業者として登録された事業者は、自動的にISO / IEC 17025の認定を受けたことと同等になります。

 市場のグローバル化に伴い、国境を超えて製品が流通するようになりました。これにともない円滑に取引を行うために、製品の品質を試験した結果を、輸出元と輸出先の国同士で相互承認するニーズが発生しました。これを背景として、試験所・校正機関に対する要求事項の国際標準として制定されたISO / IEC Guide25を前身に、ISO / IEC 17025が1999年に制定され、2005年の改訂を経て現在に至っています。近年は、欧米の大手企業を中心に、計測・測定機器購入の際、高い校正能力を持ち高品質・高信頼性の製品を提供する企業であることを証明するものとして、ISO / IEC 17025認定取得の有無を重視するようになってきています。今回、当社はJCSSの校正事業者に登録されISO/IEC17025の認定を取得したことで、ユーザとの信頼関係を一層強化でき、世界市場を視野に計測機器事業をより積極的に展開していきます。

<時間・周波数測定器の遠隔校正>
 遠隔校正は、GPS(全地球測位システム)衛星が発信する電波を利用して行います。当社甲府事業所内の計測標準センターにある照合用標準器とGPS衛星の時刻差および国内の当社工場などにある社内標準器と前述のGPS衛星の時刻差を、同時刻に測り、この二つの時刻差から双方の周波数の差を算出して校正を行います。GPS時刻比較受信機と周波数発振器を持っていれば、当社の標準器以外でも校正が可能です。
 なお、当社計測標準センターの照合用標準器は、独立行政法人 産業技術総合研究所(茨城県つくば市)にある国家標準によって遠隔校正されます。

 このたび、遠隔校正のJCSSの校正事業者に登録されたことにより、各工場からの標準器の安全輸送の問題や、輸送して校正している間の社内標準器の不在期間などの問題が解消されます。

※ 横河電機 計測標準センターについて
 横河電機株式会社甲府事業所に、2006年5月に開設した国内民間企業ではトップレベルの計測標準センターです。時間・周波数をはじめ、温度・圧力・電力・光関連など各種の高精度校正装置を導入するなど、YOKOGAWAグループの世界中の拠点に計測標準を供給しています。
 なお、JCSSの登録区分「圧力」・「電気(直流・低周波)」・「流量(液体)」においては、すでに校正事業者として登録されています。

※ ISOとIECについて
 IEC(国際電気標準会議)は、ISO(国際標準化機構)の電気通信部門です。

※ ISO9001とISO / IEC 17025規格のちがい
 ISO9001は、事業所における品質システムに関する規格であり、試験結果の品質に関する要求はありません。一方、ISO / IEC17025では、分析・試験結果の品質が要求されます。

以上

【参考資料】

参考図