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YOKOGAWA

横河電機株式会社

2006年10月プレスリリース

2006年10月26日発表


統合生産制御システム「CENTUM CS 3000 R3 リリース3.08」発売のお知らせ

 横河電機株式会社(本社:東京都武蔵野市 代表取締役社長:内田 勲)は、主力の統合生産制御システムの機能強化版「CENTUM CS 3000 R3リリース3.08」 を開発し、27日から販売を開始しますので、お知らせします。

 この機能強化により、プラント全体にわたる「データ統合」を実現し、プラントの効率的な操作監視環境が容易に構築できるようになります。また、システム統合によって増加する情報、特に警報(アラーム)に対しては、適切な情報だけを必要な人へ必要なタイミングで提供する「アラーム統合」を導入し、安全操業の実現に貢献します。

 なお、アラーム統合向け機能として提供する、統合型アラーム管理パッケージ「CAMS for HIS(Consolidated Alarm Management Software for Human Interface Station)」 は、DCSと完全に連動して動作するリアルタイムアラーム管理機能に加え、アラーム管理に対して複数のアプローチを持つ、世界初のアラームソリューションパッケージです。

開発の背景

 石油、化学、鉄鋼などの各種プラントでは、生産のメインプロセスにはCENTUM CS 3000のような分散形制御システム(DCS)が使用され、電気設備、排水設備などの周辺設備や出荷などの工程には、プログラマブルコントローラ(PLC)をはじめとする様々な制御システムが導入されています。中核のプロセスを担い、24時間監視が行われているDCS に他の制御システムを統合することにより、効率よくプラントを統合監視できるようになります。このため、PLCや他社DCSなどの他制御システムの操作監視を統合するゲートウェイ機能を強化しました。
 一方、プラントの大規模化や計器室統合、プロセスの複雑化が進んできたことで、運転員が対応しなければならない警報やメッセージの数、種類が増大しています。このため、警報の洪水から運転員を解放し、万が一にも重要な情報を見逃すことがないよう支援する機能が、生産制御システムに求められています。このような市場要求に応えるため、「CAMS」コンセプトに基づいた、DCS搭載型ソフトウエア「CAMS for HIS」を開発しました。

新製品の特長

1.

ゲートウェイ機能強化による他システムとのシームレスな統合実現
他工程の制御システムなどのサブシステムを「CENTUM CS 3000 R3」から操作監視するためのゲートウェイであるシステム統合OPCステーション(System Integration OPC* Station:SIOS)の機能を強化しました。これにより、CENTUMに接続されたサブシステムを、CENTUMと同様の見た目と操作感で、システム間の違いを意識せずに操作監視できます。特にSTARDOMとのデータ結合性を高め、より完成度の高い操作監視統合を実現しました。

 *OPCインタフェース:
  「Object Linking & Embedding for Process Control」インタフェースの略。
  マイクロソフト社が開発したオブジェクト連携技術を利用した、計測・制御システムを接続する
  ための標準インタフェースで、異なるメーカのシステム同士でもデータの相互運用が可能です。
  当社は、同インタフェースの普及を目的とする米国の非営利法人「OPC Foundation」および、
  その日本での活動グループ「日本OPC協議会」に参画しています。

2. リアルタイム統合アラーム管理機能により安全なアラーム監視を実現
「CAMS」コンセプトに基づいた、統合型アラーム管理パッケージ「CAMS for HIS 」を新規に搭載します。CENTUM CS 3000をはじめ、CENTUM CS 3000につながる安全計装システム ProSafe-RS、統合機器管理(PRM)、STARDOMなどのアラームを統合して管理します。各システムから、アラーム&イベントを収集し、表現を統一、重複しているアラームを統合します。さらに、重要度、アラームを選り分けるための識別子、アラームの原因、対処などの付加価値情報などを追加した上で、表示します。
本パッケージは、プラントの重大トラブルの原因となるアラーム洪水を改善し、安全操業の実現を支援します。また、オペレータを頻繁なアラーム確認作業から解放し、プロセスそのものの監視に集中できる環境を提供します。
 
【 主な市場と用途 】
 石油、石油化学、化学、紙パルプ、薬品、食品、鉄鋼、上下水道などのプロセス産業における各種プラン
 トの制御および操作監視

【 販売目標 (海外での販売を含む) 】
 2006年度  500システム
 2007年度  600システム

この分野における当社の取り組み

「CENTUM CS 3000 R3」は、主に石油・天然ガス・化学などの各種プロセス系プラントの製造工程をコントロールする生産制御システムで、分散形制御システム(DCS)とも呼ばれ、1975年に当社が世界に先駆けて発売しました。現在まで、全世界で18,500システム以上を納入しています。当社は “継続的新機能の導入と機能連続性”と“オープン性と高信頼性の両立”を「CENTUMシリーズ」の基本コンセプトとして、お客様のニーズへのきめ細かな対応と最新技術の継続的な開発・導入により常に改良を重ねています。


以上


R3.08詳細情報は、こちら
CENTUM製品ウェブサイトは、こちら