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YOKOGAWA

横河電機株式会社

2006年7月プレスリリース


世界標準ネットワークに準拠した設備制御システム「ASTREA(アストレア) FM1000」を発売
― 設備制御システム事業を本格展開 ―


 横河電機株式会社(本社:東京都武蔵野市 代表取締役社長:内田 勲)は、世界標準ネットワークに準拠した冷暖房設備制御システム「ASTREA FM1000」を本日発売、この分野の事業を本格展開しますので、お知らせします。

 「ASTREA FM1000」は、制御系、情報系ネットワークに世界の設備制御市場で標準的に利用されている規格を採用し、オープン性を高めた製品です。標準ネットワークに準拠したシステム間では相互接続が容易で、最適な機器でシステムを構築できます。また、当社のエネルギー管理パッケージ「Enemap(エネマップ)」や、設備傾向分析パッケージ「Exaquantum(エグザカンタム)」と組み合わせることにより、消費エネルギー最小、CO₂排出量最小での設備制御が可能になり、最先端の省エネルギー施設が実現できます。
 当社では、この製品を7月12日、13日に科学技術館で開催されるオープン・ネットワーク・オートメーションシステム展に出品します。

開発の背景

 地球環境保護のため、CO₂排出量削減が企業経営の重要なテーマになっています。特に建物や工場の冷暖房は、企業のエネルギー消費の中でも大きな部分を占めており、これを削減することで大きな省エネルギー効果を期待できます。
これまでの冷暖房設備制御システムは、メーカ毎の独自アーキテクチャのため他社製品との接続が難しく、システム導入時やリプレース時に選択できる機器が限定され、最適なシステム構成を実現することが困難でした。エンジニアリングや保守もメーカに依頼せざるを得ず、ユーザによるコスト削減を難しくしています。
 このことから、当社は制御ネットワークにLonWorksを採用した設備制御システムを1999年に発売し、六本木ヒルズなどで採用されてきました。その実績をベースに、今回、より省エネルギー効果が期待できる大規模設備向けの「ASTREA  FM1000」を開発しました。この製品により、当社が生産システムの制御で培ったエネルギー最小化ノウハウを冷暖房設備制御分野に本格展開します。
 

製品の特長

1.

監視・制御100,000ヵ所までの大規模システムが構築可能
分散型アーキテクチャにより、小規模システムから100,000ヵ所を監視・制御する大規模システムまで、最適なコストパフォーマンスで構築可能です。

2.

最適性能・価格の機器によるシステム構築が可能
業界標準の通信規格に対応しているので、最適システム構築や部分改修が容易に行えます。制御ネットワークにはLonWorks(ロンワークス)、情報ネットワークにBACnet(バックネット)を採用しました。LonWorksは、Echelon(エシェロン)社が提唱する分散制御ネットワークで、全世界で5,000社が製品を供給しています。また、BACnetもASHRAE(米国空調設備工業会)標準135-2004に準拠した規格で、世界で200社以上がこれに準拠したシステムを供給しています。


3.

ライフサイクルコストの大幅削減を実現
ネットワークの通信プロトコルは規格によって厳密に管理されています。したがって、機器をリプレースしても再エンジニアリングする必要がありません。また、エンジニアリングツールや手法を公開していますので、お客様やサードパーティで簡単に行うことができます。従来の専用(クローズド)システムと比べれば、ライフサイクルコスト(LCC)は大幅に削減できます。


4. エネルギー消費最小、設備寿命長期化運転が可能
上位システムに対する密結合を可能にしています。高い実績の当社エネルギー・設備管理パッケージをはじめとする上位システムとの融合で、最適運転が可能です。

【 主な市場 】
 企業や団体など、冷暖房設備を設置する建物を建設・運営する必要があるユーザ

【 用 途 】
 冷暖房設備の制御、建物のエネルギー管理

【 販売目標 】
 2006年度  50システム   2007年度  200システム

以上