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YOKOGAWA

横河電機株式会社

2006年5月プレスリリース

2006年5月9日発表


2010年度を第2のマイルストーンとして
長期経営構想「VISION-21&ACTION-21」の新たな目標を策定


 

 横河電機株式会社(本社:東京都武蔵野市 代表取締役社長:内田 勲)は、2010年度を第2のマイルストーンとして、営業利益750億円、営業利益率12.5%の達成を目指す、長期経営構想「VISION-21&ACTION-21」の新たな目標を決定しましたので、お知らせします。
 
 当社は、2000年1月に発表した長期経営構想「VISION-21&ACTION-21」 に基づき、2005年度を第1のマイルストーンと定めて“事業構造の革新”と“グループ経営の革新”を進めてきました。その成果として2005年度は、3期連続の増収増益を達成しました。
 新たな5か年を迎えるにあたり、企業としての長期ビジョンである「VISION-21」は変えず、ビジョンを実現するための戦略である「ACTION-21」の内容を、経営目標の達成に向けて再設定します。
 2000年度から2005年度までの6年間を収益体質の確立を目指した構造改革フェーズとすれば、2006年度からの5年間は、その確立した基盤をベースに利益の最大化を目指す成長フェーズと位置づけられます。

1.新たな経営目標
 第2のマイルストーンと定めた2010年度に達成すべき新たな経営目標、およびその初年度となる2006年度、中間年度となる2008年度の目標を次のとおり設定します。

【全体目標】
                                                                                                                     億円
指 標 2006年度 2008年度 2010年度
連結受注高 4,200 5,000 6,100
連結売上高 4,100 4,900 6,000
連結営業利益 310 550 750
売上高営業利益率 7.6% 11.2% 12.5%
総資産回転率 0.95 1.0 1.1


【セグメント別目標】

(1)受注高                                                                                  単位:億円
 

2006年度

2008年度

制   御

2,800

3,200

計測機器

870

1,100

新事業その他

530

700

全社合計

4,200

5,000


(2)売上高                                                                                  単位:億円
 

2006年度

2008年度

制   御

2,700

3,100

計測機器

870

1,100

新事業その他

530

700

全社合計

4,100

4,900


(3)営業利益                                                                               単位:億円
 

2006年度

2008年度

制   御

300

390

計測機器

56

130

新事業その他

▲46

30

全社合計

310

550

2.基本戦略
 YOKOGAWAグループの企業価値をさらに高めるため、経営効率の飛躍的向上を目指します。そのためのキーワードは“One Global YOKOGAWA ”です。全世界のYOKOGAWAグループが、真に連結された経営で経営効率を飛躍的に向上させ、最高の技術(Leading Edge Technology)をもって、お客様の視点で課題解決(Customer Centric Solutions)することで、第2のマイルストーンの目標を達成します。

 重点施策は、次の3点です。
(1) 真に連結された経営によって、経営効率を飛躍的に向上させる
(2) 売上の拡大を、国内はもとよりグローバル化、海外シェア伸張に求める
(3) 新しい需要創出のため、たゆまぬ先行技術開発を続け、新規事業の立ち上げを行う

 

3.事業分野別重点戦略

(1)制御ビジネス
 2010年にこの分野でグローバルNo.1企業になることを目標に、当社の競争力が強い地域、市場の伸びが大きい地域ではシェアNo.1の地位を確実にし、その他の地域でも他社牙城を攻略しシェアを拡大します。
 
【国内市場】
 これまで培った総合的なソリューション提案力と製品の信頼性を生かし、更なるシェア拡大を進めます。情報ビジネスを制御ビジネスに統合することにより、MES、ERP等にビジネス領域を広げ、シェアの拡大を図ります。
 
【海外市場】
 当社の取り組み姿勢を示すマーケティングキャンペーン“Vigilance(ビジランス)”の効果により、海外市場での認知度・信頼度が大きく向上しています。この機会を捉え、製品開発力を強化して、積極的に海外市場でのシェア拡大を図ります。生産の改革を 実現するProduction Excellence、資産の最大活用を実現するAsset Excellence、 プラントの安全確保を実現するSafety Excellenceの、3つのExcellenceという考え方に沿った製品開発を進め、競争力を強化します。

(2)計測機器ビジネス
【ATEビジネス】
 製品競争力の強化とラインアップの拡充を図り、市場でのシェア拡大に取り組みます。そのために研究開発体制をさらに強化し、主力のFPDドライバテスタ、前工程メモリテスタで世界シェアNo.1を目指す一方、フラッシュメモリ用テスタ、次期後工程用  メモリテスタおよびSOCテスタの開発を進めます。
 また、顧客の最大の課題であるテストの効率化のために、設計環境からアプリケーション、サービス・メンテナンスに至るまでの半導体テストプロセス全体の効率化を図る テストソリューションモデルを、YOKOGAWAの総合力を活用して構築します。

【通信・測定器ビジネス】
 市場の拡大が見込まれる3分野に開発リソースを重点投入します。
 「メカトロニクス/エネルギー市場」では、自動車の電子化や代替エネルギーなどのアプリケーションに注力します。
 「エレクトロニクス/半導体市場」では、デジタル家電などのCPU組込み機器に  焦点を絞って波形測定器の拡充を進め、アナログ・デジタル混在回路に対応した複合 解析ツールを他社に先駆けて提供します。
 「通信/ネットワーク市場」では、次世代通信網をターゲットに、光測定器やIP測定器のシェア拡大を図ります。

(3)新事業その他ビジネス
【フォトニクス・ビジネス】
 基幹系光通信ビジネスと光パケットネットワーク・ビジネスの確立を目指します。
 基幹系光通信ビジネスでは、最先端の化合物半導体技術を用いた光通信用モジュールやサブシステムの開発・提供により、基幹系光通信市場での高いシェア獲得を目指します。
 光パケットネットワーク・ビジネスでは、独自開発の光スイッチを使い、早くても2015年と言われていた光パケットネットワークの実現を大幅に前倒しします。次世代コンピュータ等への応用など、急拡大が見込まれる光パケットネットワーク市場を創り上げていき、2010年には高いシェアを獲得します。

【アドバンストステージ・ビジネス】
 高精度位置決め制御技術、高性能コントローラ技術、画像の品質を判定するアルゴリズム技術を要素技術として、大型超精密のステージビジネスを展開していきます。

【ライフサイエンス・ビジネス】
 脳の機能の研究である脳科学、細胞研究、たんぱく質の研究であるゲノム科学の分野に注力して、ビジネスを確立していきます。具体的には、脳磁計を中心とした生体計測装置ビジネス、共焦点顕微鏡を中心としたビジネス、創薬支援関連のビジネスに注力します。

4.研究開発投資・設備投資計画
 上記の戦略に則って2010年度の目標達成に向けてトップラインを伸ばしていくために、成長分野への開発投資・設備投資を積極的に拡大します。2006年度から2008年度までの3年間で、研究開発投資1,200億円を計画します。3年間の売上高比率では、8.9%となります。設備投資は、3年間で1,100億円を実行していく計画です。

 重点投資分野は、次のとおりです。
(1)制御:2010年までにグローバルNo.1になるための戦略製品の開発
(2)計測機器:半導体テスタの製品ラインアップの強化
(3)新事業その他:フォトニクス事業、アドバンストステージ事業、ライフサイエンス事業など、当社の第3、
第4、第5の柱となる新規事業
(4)先行技術開発:微小、ユビキタス、光の分野を中心とした効率的な研究開発

以上