ページ内を移動するためのリンクです。
グローバルナビゲーションへ
本文へ
サイト情報へ

YOKOGAWA

横河電機株式会社

2006年4月プレスリリース

2006年4月10日発表


三井化学から 新世代デジタルフィールド通信対応としては
国内最大規模の生産制御システムを受注


 横河電機株式会社(本社:東京都武蔵野市 代表取締役社長:内田 勲)は、このたび、三井化学株式会社(本社:東京都港区 代表取締役社長:藤吉 建二)から、同社岩国大竹工場の機能性樹脂製造プラント向けにFoundation fieldbus™を採用した生産制御システムとフィールド機器を受注しました。
 今回受注したフィールド機器の台数は約350台で、Foundation fieldbusを採用した制御システムとしては国内最大級の設備であり、プラント完成時には最終的に600台規模となる見込みです。

 Foundation fieldbusは、制御システムとフィールド機器間を従来のアナログ信号ではなく、双方向フルデジタル信号で接続する、世界標準の制御用通信規格です。伝達する情報量の飛躍的な増大、設置・調整コストの大幅な削減、統合機器管理機能によるメンテナンス効率向上の効果で、大幅なコスト削減を実現する次世代のフィールドネットワークとして注目されています。
  Foundation fieldbus は、2000年ごろから海外の新規建設プラントを中心に普及が進んできましたが、その効果を最大限に引き出すには制御システムだけでなく現場のセンサ類や配線もFoundation fieldbus対応でなければならず、国内での採用は数10プラントに留まっている状況です。しかし、デジタル通信のメリットは大きく、今後、国内でも新設プラントを中心に積極的な採用が予測されます。
 
  三井化学では、既設の設備を機能性樹脂の多目的量産試作プラントに転用する機会に、生産効率向上、保全効率向上に寄与するFoundation fieldbusを採用しさらなる効率化を実現しようとしています。
  そのため、この分野で豊富な実績を持ち、独自の相互運用検証システムを有し、導入支援を含めたサポート体制も万全で、かつ運用をふくめたパートナーとしての役割が期待できる、当社を採用していただきました。

 横河電機は、今後、Foundation fieldbusの特長でもあるフィールド機器の故障予知・設備の稼働監視などの機能に関して三井化学の運転ノウハウ・プロセスノウハウを反映し、Foundation fieldbus技術をさらに高め、産業界に貢献して参ります。

【参考資料】

ファウンデーションフィールドバスについて

  各種プラントなどの生産現場で用いられるフィールド機器類は、制御用信号として長らく4~20mAのアナログ統一信号を使用してきましたが、この方式では1変数片方向にしか信号を送れませんでした。フィールド上にある多々のセンサの情報を統合・活用し、より高度なプラント制御を実現するには、オープンな環境で、かつ多変数を同時双方向に送れる通信機能が必要です。このため、国際標準フィールドバス規格(ファウンデーションフィールドバス)の制定が進められてきました。当社は、早くから仕様統一作業にかかわっており、実装仕様の開発、普及を行っているフィールドバス協会にも、設立当初から活動に参画、現在も主要メンバーとして活躍しています。
ファウンデーションフィールドバスは、デジタル通信方式を採用することで、伝達する情報量の飛躍的な増大、配線コストの大幅な削減、マルチベンダー環境、制御のダウンサイジング化などを実現する次世代のフィールドネットワークとして注目されています。

  海外の動向としては、2002年頃までは、英蘭Royal Dutch Shell、BP、サウジアラビアARAMCO、マレーシアPetronasを除いては、本格導入には早すぎると慎重でしたが、2003年後半より積極導入に傾いています。昨今、投資が活発な中国における新規案件では100%フィールドバスが採用されています。
海外の石油および石油化学大手メジャーは、機器からのリアルタイムデータを利用したアセットマネージメント(統合機器管理)ソフトウェア、診断技術を利用した高度運転への革新、メンテナンス業務の革新等によるトータルコスト削減に大きな期待を寄せており、新設のみならず既設リプレースでもフィールドバスを採用する方向にあります。

HIST(Host Interoperability Support Test):ホスト相互運用性サポート試験

当社は、日本・米国・オランダにHISTラボを設置しFieldbus協会の相互運用性試験に合格した機器に関して、実運用を想定した24時間連続稼動試験などによる評価を独自に実施し、結果をホームページに公開しています。
http://www.yokogawa.com/fbs/fbs-interoperability-en.htm
本テストは、当社以外の約90種類以上のローカル機器に関しても実施しており、ユーザから高い評価を得ています。