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YOKOGAWA

横河電機株式会社

2006年2月プレスリリース

2006年2月2日発表


「ネットワークベース生産ソリューション STARDOM」機能強化のお知らせ

 横河電機株式会社(本社:東京都武蔵野市 代表取締役社長:内田 勲)は、「ネットワークベース生産ソリューション STARDOM(スターダム)」の機能を強化し、本日から販売を開始します。

 当社は、“2010年IA(インダストリアル オートメーション)グローバルナンバー1”の目標を掲げ、世界市場を対象に競争力の高い製品の開発を推進しています。この方針に基づき、ネットワークベースの制御・監視システム「STARDOM* 」についても競争力強化のために、継続的なバージョンアップを実行してきました。今回は、最新の市場動向やユーザニーズに対応するため、“通信機能の強化”や“パルス幅出力モジュールの新規開発”を行いました。
 当社は、高速制御・広域分散制御向けに機能を強化した「STARDOM」によるソリューション提供はもとより、大規模プロセス制御向けの基幹製品“統合生産制御システム CENTUM(センタム)シリーズ”を組み合わせてシステム提供することにより、ユーザに最適なソリューションを提供していくとともに、海外市場を積極的に開拓していきます。

* STARDOMとは:
「STARDOM」は、制御、操作、監視などの機能別コンポーネントで構成するオープンネットワーク制御システムです。プラントの規模に合わせて、各コンポーネントを自在に組み合わせることが可能です。分散型制御システム(DCS)の技術に基づく信頼性と、プログラマブルコントローラ(PLC)の汎用性・経済性を兼備しており、ボイラーやコンプレッサなどプラントの共通設備の制御分野で広く採用されています。


開発の背景


 原油高やエネルギー需要の増大を背景に、石油や天然ガス、化学、鉄鋼などのエネルギー・素材分野で生産設備への投資が積極的に行われています。特に、石油や天然ガスの採掘やパイプラインなど上流工程の開発投資が活発です。これら上流工程の設備は広範囲にわたって設置されるため、広域に分散して設置された設備をオープンネットワークで接続できる制御・監視システムに対するニーズが高くなっています。また化学や鉄鋼プラントなどでも、オープンなネットワークに対応し無駄を省いた構成で、かつ高い信頼性と情報処理能力を兼ね備えた制御・監視システムを導入したいという要求が増えてきています。
 当社は、このような市場動向、ユーザニーズに対応するために「STARDOM」の機能強化を行うものです。

強化した機能の概要

1.

ネットワーク機能を強化

 当社の“CENTUM シリーズ”と「STARDOM」は、相互に高速データ通信が可能で、かつ一般的なネットワークであるEthernet経由で接続できるようにしたため、“CENTUM シリーズ”の操作・監視ステーションに、「STARDOM」で制御しているプラントの運転状況を容易に表示することが可能です。両製品を組み合わせることにより、プラント全体の操作・監視システムを効率的に構築できます。

2.

DNP3通信に対応

 一般電話回線のような安定度の低い通信回線を利用しても、確実にデータの送受信ができる“DNP3*”通信に対応しました。このため、通信環境が十分に整っていない石油・天然ガスの採掘現場やパイプラインにおいても、信頼性の高い監視・制御システムを構築することが可能です。

*DNP3(Distributed Network Protocol 3):
欧州の電力業界を中心に制定された通信プロトコル(手順)で、通信ネットワークに負荷をかけずにデータの送受信が可能です。最近では、石油やガスの採掘・パイプライン、上下水道などの広域分散制御に導入されています。

3.

電動バルブの制御機能を強化

 新製品の“パルス幅出力モジュール”を使用することにより、電動バルブの開閉調節を従来比1/10の2ミリ秒間隔で行えますので、例えば高速かつ精密な制御を求められる製鉄所の連続鋳造工程にも適用可能です。高炉の制御に最適な“CENTUMシリーズ”と組み合わせて、製鉄所全体の制御システムを効率よく構築できます。


【 主な市場 】
  油田・ガス田の開発、上下水道などの広域分散設備
  石油、化学、鉄鋼、紙・パルプなどにおける中小規模プロセス系プラント
  食品・薬品プラント    
  その他の中小規模生産設備

【 用 途 】
  各種設備の操作、監視、制御全般
   ・ 生産設備の監視制御
   ・ 地域冷暖房やコジェネ装置の遠隔監視制御
   ・ 半導体製造装置の遠隔監視制御 など

【 STARDOM全体での販売目標(海外販売を含む) 】
  2005年度  4,000システム   
  2006年度  5,000システム


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以上