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YOKOGAWA

横河電機株式会社

2005年11月プレスリリース

2005年11月10日発表


業界初 制御と通信の両機能を持つ「シーケンスCPUモジュール」を発売
-レンジフリーコントローラ「FA-M3R」に新モジュールを追加-


 横河電機株式会社(本社:東京都武蔵野市 代表取締役社長:内田 勲)は、レンジフリーコントローラ「FA-M3R(エフエー エムスリーアール)」用に、制御機能と通信機能を兼備する「シーケンスCPUモジュール」を業界に先駆けて開発、2006年3月に発売しますので、お知らせします。
 「シーケンスCPUモジュール」は、従来別々だった、CPUモジュールとしての機能とイーサネットおよびFL-netとの通信機能、さらにデータ保存用メモリモジュール機能を一体化しました。このため、工場の制御用ネットワークFL-netとオフィスで一般的なイーサネットを簡単に接続でき、製造ラインのコスト削減に貢献します。併せて、大容量データに対応できることで、各種装置の高機能化を実現します。
 当社は、「シーケンスCPUモジュール」を11月15日から東京ビッグサイトで開催される「システムコントロールフェア2005」に出品する予定です。

 開発の背景 

 レンジフリーコントローラ「FA-M3R」は、プログラマブル・コントローラ(PLC)に分類され、半導体・液晶製造装置などに組み込まれるコントローラとして使用されます。半導体や液晶など最終製品の高機能化や低価格化が加速しており、これらの製造装置にも、さらなる高速化・高機能化・低価格化が必要とされています。それらをコントロールするPLCにも、徹底したコストパフォーマンスと高度な制御機能や性能などが求められます。
 特に、製造ライン全体、あるいは個々の製造装置における制御システム構築の効率化、コストパフォーマンス向上のため、オフィスのパソコンからイーサネット経由で、製造ライン全体や個々の装置を制御したい、各種製造装置の機器情報や製品のトレーサビリティ情報などを収集したい、というユーザニーズが増えています。
 当社は、このような市場動向・ユーザニーズに対応するため、制御と通信機能両方を持ち、大容量データを保存、一括転送できる「シーケンスCPUモジュール」を業界で初めて開発したものです。


 新モジュールの特長 

1. 生産ライン管理用パソコン/サーバとの親和性向上
 業界初のFTP*クライアント機能を搭載したことにより、保存したデータを上位の管理用パソコン/サーバへ自律的にファイル転送できるようになり、制御プログラムを簡素化できます。従来は管理用パソコンからの指示を受けて、保存データを転送する必要がありました。
FTP:File Transfer Protocol。インターネットなどでファイルを転送するときに使われる標準プロトコル。

2. 大規模な製造ライン構築に最適
 PLCでは、パソコンに代表される管理用機器と接続するときはイーサネットを使用し、工場内の各種装置間の接続には制御用ネットワークのFL-net*を使用するのが一般的です。従来、管理用パソコンから工場にある装置の情報を受け取るには、中継するコントローラとそれぞれの通信モジュールを準備するとともに、特別な設定やプログラミングも必要でした。中継用コントローラに、イーサネットとFL-net の通信機能を兼備する「シーケンスCPUモジュール」を搭載することで、特別な設定やプログラミングをする必要がなくなりました。各種装置とオフィスにある管理用パソコンとの間で、各種データファイルを直接送受信できるようになり、大規模な製造ラインを構築しやすくなります。
FL-net:FAコントローラを接続し、コントローラ間で制御データを相互通信するオープンネットワーク。JISで規格化されている(JIS B3521)。

 3. 大容量データに対応
 各種装置・機械の高速化・高機能化にともなう保存データの大容量化に対応するため、最大1ギガバイト(従来比2000倍)のSDメモリカードを搭載できるようにしました。例えば、工場の操業終了後に保存しておいたデータを管理用パソコンへ一括転送できるようになり、工場のネットワークへの負荷を軽減できます。

【 主な市場 】
半導体・液晶製造装置、電子部品・電子機器組み立て装置、チップマウンタ、プラスチック加工機など、各 種の自動機械メーカ

【 用 途 】
各種自動機械・装置に組み込まれるコントローラとして使用

【 販売目標 】(FA-M3Rシリーズ全体で)
2005年度  100,000セット  2006年度  105,000セット

以上


詳細は、こちら