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2005年6月プレスリリース
2005年6月3日発表
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最先端のアプリケーションに対応できるようにシステム構築した 共焦点顕微鏡システム「CSU LiveStage™ LS-1」発売のお知らせ 横河電機株式会社(本社:東京都武蔵野市 代表取締役社長:内田 勲)は、共焦点顕微鏡システム「CSU LiveStage LS-1(シーエスユー ライブステージ エルエス)」を本日より発売しますので、お知らせします。
「CSU LiveStage LS-1」は、当社の既存製品「共焦点スキャナ(CSU)」を中核に、複数のレーザ光源や超高感度カメラ、リアルタイム3Dシステム、顕微鏡を組み合わせてシステム化した製品です。 生きた細胞の断層(スライス)画像や立体像を、高速、高感度、高精細に得ることは、ライフサイエンスの研究者の大きなニーズとなっています。しかし従来製品では、高速で観察するときに感度が不足し、画像が鮮明でなくなる、高速な多波長3次元観察ができない、などの課題がありました。 当社はこのようなニーズに対応するために、これまで蓄積してきた独自の技術を駆使して、世界最高性能を持ち、操作性の良いシステムを構築することによって、最先端の研究だけではなく汎用的な使用もできる共焦点顕微鏡システム「CSU LiveStage LS-1」を市場投入します。 当社は、6月15日から大宮ソニックシティで開催される「日本細胞生物学会」に出品する予定です。 共焦点顕微鏡とは 共焦点顕微鏡は、蛍光試薬で染色した試料にレーザを照射し、その光で励起された蛍光を観察することで、きわめてコントラストの高い、鮮明な画像を得ることができます。試料を超薄切片にすることなく、そのままで断層(スライス)画像を得ることができ、さらにスライス画像データを解析処理することで3次元立体像を構築できるという特長があります。 「CSU LiveStage LS-1」を開発した背景 1980年代に開発された従来型の共焦点顕微鏡は、おもに生物の微細形態観察に活用されてきました。ライフサイエンスの研究においては、生きた細胞内の分子レベルにおける生命現象変化、特に複数分子の相互作用を可視化し、解析する需要が今まで以上に高まっています。厚みを持つ生命体での生命現象の早い動きや変化、2種類以上の分子間の相互作用を、高精細で3次元的に観察することは研究者の夢でした。しかし、従来型の共焦点顕微鏡の画像形成速度は秒オーダなので、ミリ秒オーダでの高速変化がありうる生命現象の観察に対応することが困難でした。 当社で独自開発した「共焦点スキャナ(CSU)」は、世界最高速での画像取得が可能で、動きや変化の早い生命現象の記録や観察に最適なツールとして広く採用されています。従来、ユーザのニーズに応えて、カメラなどの機器を個別に組み合わせて販売していました。しかし、光量の低減による感度不足、振動、画像が不鮮明、データ取り込みスピードの限界、機器のマッチングなど、数多くの課題があり、個別の機器の組み合わせで「共焦点スキャナ(CSU)」の最高性能を引き出すことは困難でした。 このような課題を解決するため、当社は独立行政法人「新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)」の健康安心プログラム「細胞内ネットワークのダイナミズム解析技術開発プロジェクト」に参加し、「超高感度高速リアルタイム3D顕微撮像システム」を開発しています。その成果を反映した「CSU LiveStage LS-1」を発売することにしました。
新製品の特長
【 主な市場 】 医学、理学、薬学、農学、創薬研究など、生物や細胞を扱う研究分野全般 【 用 途 】
・ 生きた細胞内の生理反応やたんぱく質の動きをリアルタイムに観察し、解析する ・ 細胞や組織の2次元と3次元の構造を観察する 【 販売目標 (国内販売のみ)】
2005年度 25台 2006年度 50台 この分野における当社の取り組み 当社では、1980年代にレーザ光を利用した共焦点スキャン技術の実用化に成功し、これを共焦点顕微鏡分野に応用すべく研究を重ねてきました。その成果として、1996年に、ニポウディスクとマイクロレンズアレイを組み合わせた業界初の画期的な方式を採用した、共焦点スキャナ「CSU10」を発売しました。「CSU10」は、従来の共焦点顕微鏡の課題であった、走査速度の遅さ、画像の暗さを克服した製品で、生体への損傷度や蛍光色素の退色も少ないことから、生物活動の長時間観察に最適なツールとして、内外の市場に受け入れられました。2003年に発売したフルフレーム高速共焦点スキャナ「CSU22」は、「CSU10」の優れた性能を生かし、さらに高性能化した上位モデルです。特に必要性が高まっている生きた試料を高速でリアルタイムに観察できる装置です。 現在までに全世界で約800台の納入実績があり、バイオテクノロジー分野ではもはや欠かせないツールとなっています。 当社独自の技術開発とNEDOのプロジェクトでの研究成果を組み合わせることにより、今後も高性能な「共焦点顕微鏡システム」を開発し、ライフサイエンス分野の最先端の研究に貢献していきます。 以 上
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