
IAビジネスの世界戦略商品 新差圧・圧力伝送器「DPharp EJXシリーズ」開発のお知らせ

横河電機株式会社(本社:東京都武蔵野市中町2-9-32 社長:内田 勲 資本金:323億600万円)は、IA(Industrial Automation)ビジネスにおける世界戦略商品として、従来からの「DPharp EJAシリーズ」に加え、新たに差圧・圧力伝送器 「DPharp EJX(ディーピーハープ イージェイエックス)シリーズ」を開発しましたので、お知らせします。
今回開発した「DPharp EJX」シリーズは、差圧の他に静圧を同時に測ることができるなど、従来の機種の性能を大幅に向上させた次世代マルチセンシングトランスミッターです。
当社は、この製品を世界のIA市場でのシェアアップを狙う戦略商品と位置付け、2003年内に発売する予定です。
開発の背景
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差圧・圧力伝送器は、液体や蒸気・ガスなどを扱うプロセスで、圧力によって流量やタンクの液位などを測定する、もっとも代表的なセンサです。全世界では1500億円、150万台の市場規模があり、フィールドで使用されるセンサではもっとも大きな市場です。当社は、この分野で国内ではシェア1位(50%)、世界では2位(シェア20%)に位置しています。
今回開発した「DPharp EJXシリーズ」は、圧倒的な高性能とコストパフォーマンスを持っており、一気に競合他社との差別化を図ることが可能です。「DPharp EJXシリーズ」により、センサの分野で2005年に世界シェア30%を獲得し、シェアトップを目指します。
これにより、市場から高い評価を得ている分散形制御システム(DCS)分野と合わせ、IA分野全体での世界No.1を目指す戦略を展開していきます。
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製品の特長
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| 1.マルチセンシング |
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シリコンレゾナントセンサの進化により、世界で初めて1つのセンサで差圧と静圧の両方を同時に測定することが可能になりました。これにより、差圧と静圧の両方を測る必要のあるタンクの液位計測などのアプリケーションでは、従来2台必要だったセンサを1台にできます。 |
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| 2.高精度 |
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シリコンレゾナントセンサの特長のひとつである高精度をさらに高め、測定精度±0.1%の測定範囲(レンジアビリティ)を従来の2倍に広げました。
さらに、「EJXシリーズ」では、従来にない“総合精度”の考え方を世界に先駆けて導入します。“総合精度”とは、現場の周囲温度、静圧、過大圧など、測定精度に影響を与える外的要因を考慮した、より使用環境に近い条件での総合的な性能評価指標です。
“総合精度”によって、例えばより現実に即した効率的なプラント運転条件を決めることができるので、長期にわたって安定したプラントの運転が可能になり、トータルコストの削減を実現します。 |
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| 3.高速応答 |
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応答時間は95ミリ秒と、インテリジェント型では世界最高速を誇り、タービンの蒸気量制御のような高速制御が必要なケースにも対応することが可能になりました。 |
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| 4.予知診断機能と安全計装への対応 |
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差圧・圧力伝送器の導圧配管のつまりを診断する機能を開発しました。他に類を見ない予防・予知診断を行い、メンテナンスコスト削減に貢献します。
また、安全計装への対応として、IECの安全規格(IEC61508)のSIL2(Safety Integrity Level 2)認証を、ドイツの第三者認証機関であるTÜVITから取得する予定です。 |
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| 【 主な市場 】 |
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石油、石油化学、化学、鉄鋼、紙パルプ、食品、薬品、上下水道など |
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| 【 用途 】 |
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工場・プラントなどにおける
・液体、気体、蒸気などの流量測定
・液体の液位測定
・圧力測定 |
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| 【 販売目標 】 |
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2003年度 |
300,000
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台 |
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2005年度 |
500,000
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台 |
| (従来シリーズを含む差圧伝送器全体の世界での販売台数) |
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この分野における当社の取り組み
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当社は、’61年に日本で初めて産業用差圧・圧力伝送器を発売、この市場に参入しました。’91年には、MEMS技術を応用したシリコンレゾナントセンサを開発、アナログ式だった差圧・圧力伝送器の世界にデジタルセンシング技術を持ち込みました。この、従来とまったく異なる測定原理を用いたセンサを使用した「DPharpシリーズ」は、精度と安定性に優れており、発売以来10年以上経過した現在でも世界で120万台が稼動しています。
バブル経済の崩壊後、国内産業の設備投資は冷え込みましたが、当社は積極的な研究開発を継続してきました。そして今回、定評あるシリコンレゾナントセンサをさらに進化させるとともに、デジタル回路技術を駆使して、圧力、静圧という複数のプロセスデータを同時に測定することができる画期的な製品を開発しました。
当社は今後もこの分野の新技術開発に力を注ぎ、次世代のセンシング技術を提案しつづけて行きます。 |
本製品に関するお問い合わせ・資料請求先:
フィールド機器事業部 PMK部
TEL:0422-52-4443 FAX:0422‐52‐2018

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