横河電機株式会社(本社:東京都武蔵野市中町2-9-32 社長:内田 勲 資本金:323億600万円)は、市場経済化が急速に進展している中国における計測・制御市場のシェアナンバー1獲得を目指し、このたび、100%出資の地域統括会社を新設しましたのでお知らせいたします。
新設した中国地域統括会社の概要
世界貿易機構(WTO)加盟で市場経済化が進展している中国で、あらゆる産業の基盤である計測・制御の市場が急速に拡大しており、5〜10年後には現在の日本の計測・制御市場規模を超えることが予想されています。この認識のもと、当社は、中国の計測・制御市場でシェアナンバー1の獲得を目指し、本年10月1日付けで、中国の地域統括会社(リージョナル・ヘッドクオーター)『横河電機(蘇州)有限公司』(英文名称:Yokogawa
Electric China Co.,Ltd.)を、中国蘇州市に100%出資で新設しました。
新会社は、地域統括会社として、マーケティング・開発・生産・販売・エンジニアリング・アフターサービスの各機能に加えて、人財教育や採用、知的財産権など法務、広報などの地域本社機能を併せもち、市場規模が急速に拡大している中国国内の計測・制御市場で事業を全面的に展開し、顧客ニーズに対応した新しい製品づくりも積極的に推進しながら、計測・制御の中国市場でのシェアナンバー1の獲得を目指します。
新会社は、蘇州市にある蘇州シンガポール工業園区(中国・シンガポールによる国家レベルでの合弁による開発工業団地)内に、13.5万uの敷地面積を確保し、まず、生産工場を建設します。制御フィールド機器を主に製造する第1工場(1万u)を、2003年9月に完成させ、同年10月1日より工場の操業を開始する予定です。工場操業開始時の従業員数は250人を予定しています。資本金は、40億円(横河電機100%出資)。当社取締役で生産事業部長の
木村 和彦 が董事長に、営業推進部長の 植山 信幸 が副董事長に、また生産事業部生産企画管理部課長 山崎 正晴 が董事総経理に就任しました。
当初は中国国外への製品輸出を中心に運営していくとともに、中国における既存の当社関連会社7社と協力しながら、主導的に市場開拓を展開していきます。計画では、2005年に、売上250億円、社員1,000人を、2010年には、売上1,200億円、中国市場でのシェア30%を目指しています。
これまでの中国における当社の取り組み
当社は、1957年以来、中国における産業の近代化に貢献することを基本理念として、多数の技術援助契約の締結をはじめ、これまで設立した合弁企業6社と当社100%出資による現地企業1社を通じて事業展開を行っており、現在では7社合計で人員は1,200名を超える規模に拡大しています。2001年度の中国の石油化学・化学市場における外国企業としてのシェアは1位ですが、中国国内企業も含めてトータルでのトップ企業を目指しています。
これらの事業活動と並行して、中国における計測・制御の産業インフラ作りに全面協力する目的から、1981年には慶応大学工学部と協力して西安交通大学(工科大学)の計測工学科の設立に参画しました。また、工業立国を目指す中国の将来を担うリーダー人財を育成する趣旨から、1989年には人財育成基金を設立し、これまで65名の高級技術者を日本に招聘し、教育することによって、中国の計測・制御業界のトップ層人財の育成に協力してきました。これまでに、ほぼ1万名の中国の顧客の方々が当社工場を訪問されていることなど、中国と当社は極めて深い関係にあります。
このような長年にわたる中国における事業展開と相互信頼に基づく協力関係を通じて、当社は中国市場において確固たる基盤を確立しています。今回新設した中国地域統括会社は、これまで築いてきた事業基盤をさらに大きく発展させるための経営戦略の実行です。
以 上
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