2002年9月20日
報道関係各位
主力生産制御システムの機能を強化してバージョンアップ
統合生産制御システム「CENTUM CS3000 R3. 03」と
生産制御システム「CENTUM CS1000 R3. 03」開発、発売のお知らせ |
横河電機株式会社(本社:東京都武蔵野市中町2−9−32 社長:内田 勲 資本金:323億600万円)は、主力の分散型生産制御システム「CENTUM CS 3000 R3シリーズ」、「CENTUM CS1000 R3シリーズ」の機能を強化した、統合生産制御システム「CENTUM CS3000 R3.03」、および生産制御システム「CENTUM CS1000 R3.03」を開発、9月24日から販売を開始しますので、お知らせします。
「CENTUM CS3000 R3.03」は中・大規模プラント向け、「CENTUM CS1000 R3.03」は小・中規模プラント向けの製品で、石油、化学などプロセス系各種プラントの製造工程をコントロールする生産制御システムです。
「CENTUM CS3000 R3」シリーズは“継続的新機能の導入と機能連続性”をコンセプトに、常に最新の技術、ニーズに答えるべく改良を重ねています。
当社は、継続的な製品開発によって、ユーザが重視する製品供給の安定性、技術的優位性を確保し、グローバル市場を勝ち抜くことを目指しています。
今回の新製品の改良点は次の3点です。
(1)DCSとしては業界で初めて、OSにWindows XPを採用
(2)オペレータコンソールのモニタをLCD化
(3)米国FDA(Food & Drug Administration)の定めた医薬品の製造にかかわる
電子記録、電子署名に関する規則“21CFR Part11”に準拠した機能を強化
開発の背景
● オープン化への対応のニーズ
分散形生産制御システム(DCS)は、24時間365日停止することのない高い
信頼性を求められます。このため、以前のDCSは専用のハードを使い、信頼性の高いOSを使用してきました。
しかし、近年、汎用ハードウエアや汎用OS・アプリケーションソフトウエアの信頼性が向上したことにより、ERPやSCMといった上位情報系システムがパソコンベースで動くようになっています。このため、現場での生産情報を上位情報系にスムーズに伝達できるよう、DCSにも上位情報系との親和性が求められています。
●米国FDAの21CFR Part11対応機能のニーズ
FDAでは、医薬品製造時に義務付けられている各種製造データの“電子記録および記録への電子署名に関する規定”を定め、記録を電子化する場合の基準を示しています。
この規定は、米国内の医薬品メーカはのみならず、米国に製品や医薬原材料などの半製品を輸出する日本国内のメーカにも適用されます。このため、米国のメーカだけでなく、国内メーカからも21CFR Part11への対応のニーズが増大しています。
製品の特徴
1.OSにWindows XPを採用
DCSとして、世界で初めてOSにWindows XPを採用しました。Windows XPを使用
する上位情報系などとのデータ交換をスムーズに行うことが可能です。
2.コンソールモニタに液晶ディスプレイ(LCD)を採用
画面への映りこみが少ないLCDをオペレータモニタに採用したことで画面の視認
性を向上させました。また、LCD化によりUPS(無停電源)の搭載が可能になった
他、タッチパネルの操作性も向上しています。
3.FDAの電子記録、電子署名の規定に準拠
前回のバーションR3.02でFDAによる電子記録・電子署名の規定、21CFR
Part
に準拠した機能を実現していましたが、ユーザからの声をもとに改良を加え、より
完成度を高めました。
<主な市場と用途>
石油、石油化学、化学、紙パルプ、薬品、食品、鉄鋼、上下水道など各種の
プラントにおけるプラントの制御および操作監視
<販売目標>
- 2002年度 300システム
2003年度 350システム (いずれも海外での販売を含む)
この分野における当社の取り組み
分散型制御システム(DCS)は、1975年に当社が世界に先駆けて発売しました。現在まで、全世界で15000システムを納入しています。DCSは、生産性を飛躍的に向上させるシステムとして、’70年代後半から’80年代にかけて急速に普及しました。’80年代に導入されたDCSは、いまや更新期に来ており、今後数年間にリプレース需要のピークを迎えると予想されます。
現在、プロセス系産業では大規模な設備投資は抑制されていますが、当社はこの分野のトップメーカとして、お客様のリプレースのニーズにいち早く応える製品の開発を継続し、21世紀を生き抜くシステム構築をお客様と一体となって推進していきます。
以 上
※ Windows XPは、米国Microsoft社の登録商標です。
詳細は、こちら
●本製品に関するお客様からのお問い合わせ、資料請求先:
システム事業部PMK部
〒180−8750 東京都武蔵野市中町2‐9‐32
TEL:0422‐52‐5634 FAX:0422‐52‐9802
URL :http://www.yokogawa.co.jp/DCS/