2002年7月16日
報道関係各位
第3世代携帯電話機の生産ライン検査、サービスショップ用簡易テスタ
W-CDMA移動機テスタ「VC100」開発・発売のお知らせ |
横河電機株式会社(本社:東京都武蔵野市中町2−9−32 社長:内田 勲 資本金:323億600万円)は、W-CDMA方式の第3世代携帯電話機用の簡易テスタ、W-CDMA移動機テスタ「VC100」を開発、7月17日から販売を開始しますので、お知らせします。
W-CDMA移動機テスタ「VC100」は、W-CDMA方式携帯電話機の通話機能と基本無線特性を、簡単な操作ですばやく検査できる世界初の簡易テスタです。メーカでの出荷検査やサービスショップでの故障診断などの用途で使用します。
開発の背景
国際電気通信連合(ITU)が全世界で標準化を進める第3世代の携帯電話は、2001年10月からNTTドコモが世界に先駆けてFOMAの名称でW-CDMA方式のサービスを開始しました。さらに、J-PHONEが今年末から、また欧州でもUMTSの規格名でサービス開始を予定するなど、徐々に本格的な普及期に入っていくと見られています。
今後、W-CDMA方式携帯電話の量産が進むと、メーカでは工場出荷前の最終検査で簡便なテスタが必要になります。また、通信事業者のサービスショップでは、顧客が持ち込む携帯電話機の故障状態を簡単に検査するテスタが必要になります。
これらのテスタは、普及が進むにつれ生産ラインごと、サービスショップごとに多数必要となるため、安価であることが求められます。しかし、現状では開発用途向けの高級な測定器しか市場にありません。
当社は、W-CDMA評価用測定器を開発してきた経験を活かし、W-CDMA携帯電話サービスの普及期に求められるローエンド簡易テスタ市場にいち早く参入します。
製品の特長
- 安価・小型・軽量
用途にマッチした機能に絞り込むことにより、研究開発用途向けハイエンドテスタに比べ約4分の1の価格を実現しました。また、設置場所や移動に困らない小型・軽量を実現しています。コストや小型化が重視されるメーカの生産ラインや品質保証・サービス部門、通信事業者のサービスショップに適した設計になっています。
- 簡単操作で良/不良判定
位置登録や発呼・着呼・切断などの接続機能と、送信電力、周波数エラー、変調精度、最小感度などの基本無線特性を自動的に検査します。管理者が判定条件をあらかじめ設定しておくことによって、操作者はスタートボタンを押すだけで自動的に各項目ごとの良・不良判定を行うことができます。
- ネットワーク機能を搭載
イーサネット接続機能を標準装備しています。ネットワークを介して、判定条件を編集したり、検査結果などを管理用パソコンで集中管理することができます。
<主な市場>
・W-CDMA携帯電話機メーカの開発、生産、品証、サービス
・W-CDMA携帯電話事業者のサービスショップ など
<用 途>
・W-CDMA携帯電話機の生産ライン出荷検査
・W-CDMA携帯電話機のトラブルシュート
・W-CDMA携帯電話事業者のサービスショップにおける機能・性能診断
<販売目標>
2002年度 200台
2003年度 1000台
この分野における当社の取り組み
当社は、'97年11月に、業界に先駆けてW-CDMA方式に対応した信号発生・解析装置として「W-CDMA評価システム」を発売しました。このシステムは、測定器メーカが初めて提供するW-CDMAの評価装置として注目を集めました。
’98年11月には、次世代プロトコルとして様々な変調方式が検討されているのに合わせ、ディジタルIQ信号発生器「VB2000」およびディジタル変調信号発生器「VG3000」を市場投入し、W-CDMAに限らず、MMAC(マルチメディアアクセス)、ITSなど様々な変調方式に対応できる測定器をラインアップしました。
また、’00年7月には、要求される信号が広帯域化するのに合わせて、再現できる帯域がより広い、ディジタル変調信号発生器「VG6000」を発売するなど、移動体通信関連機器の開発用測定器分野で、リーディングカンパニーの地位を築いています。
以 上
製品に関するお問い合わせ・資料請求先:
通信事業センター 営業部
TEL:0422-52-5556 FAX:0422-52-6624