2002年7月15日
報道関係各位
(株)エイビットとW-CDMA用プロトコルアナライザの独占販売契約を締結
W-CDMA Air Protocol Analyzer「AP-4000」発売のお知らせ |
横河電機株式会社(本社:東京都武蔵野市中町2−9−32 社長:内田 勲 資本金:323億600万円)は、各種通信装置・交換装置を開発・販売している株式会社エイビット(本社:東京都八王子市 社長:檜山 竹生)と、同社のW-CDMA用測定器、W-CDMA
Air Protocol Analyzer「AP-4000」の販売代理契約を締結しましたので、お知らせします。
今回の契約により、当社は「AP-4000」を、エイビットが直接営業をする一部国内通信事業者等を除き、全世界で独占販売します。
「AP-4000」は、W-CDMAの通信端末と基地局間の無線通信を直接取り込みプロトコルをチェックできる世界初の市販製品です。この優れた製品を、YOKOGAWAのワールドワイドのセールスネットワークを通じて本日、発売します。
背 景
2001年10月にNTTドコモからW-CDMA(Wideband
Code Division Multiple Access:広帯域符号分割多重接続)方式のサービスが開始されました。また、国内でJ-PHONEが同様のサービスの開始を本年後半に予定しているほか、ヨーロッパでもサービス開始が予定されています。第3世代移動体通信は、まさに本格的な普及期に入りました。
従来、W-CDMA方式の端末や基地局用機器を開発する際には、基地局や端末のシミュレータを使って模擬対向試験を行っていました。しかし、シミュレータによるテストは、ある定まったパターンの試験だけしかできず、実際の通信時に機器の間で交わされる通信の状態がどうなるかを把握することはできません。このため、通信障害の原因把握にも限界がありました。
また、端末から基地局への通信(アップリンク)、基地局から端末への通信(ダウンリンク)は異なる周波数を使用しています。このため、通信異常を解析するには、アップリンク・ダウンリンク双方をそれぞれシミュレーションし、データを照合する必要があります。
「AP-4000」は、機器間で実際に交わされる通信を捕捉する形で、そのプロトコルを取り込むことができます。また、アップリンク、ダウンリンク両方の無線通信系統を持っており、通信状況をリアルタイムでモニタリングすることができます。これにより、実機同士のフィールドでの接続試験を行うことができるます。さらに、開発時にアップリンク、ダウンリンク双方のプロトコルを同時に解析できるので、開発効率が向上できます。
製品の特長
- 無線を直接モニタリング
基地局、携帯端末などの間で実際に交わされる無線通信を傍受し、プロトコルの解析ができます。無線通信を直接取り込むことができる製品は、市販のものとしては世界初です。
- 小型・軽量
フィールドへの可搬性を考えた小型軽量設計なので、通信障害が発生した場合、現場でリアルタイムに解析することができます。
- 上位レイヤの解析機能
電波という物理層レベルのプロトコル解析だけでなく、上位のデータリンク層、ネットワーク層のプロトコル解析が可能です。通信障害が、どのレベルで発生しているかを確認できます。
- 解析用ソフトウエアの優れた操作性
解析用ソフトウエアはWindowsベースなので、使い慣れたGUI環境で操作でき、解析結果の表示も簡単です。
<主な市場>
・通信事業者
・基地局、携帯電話機メーカ
<用 途>
・W-CDMA方式の基地局、携帯電話機などの機器開発
・通信プロトコル解析による通信異常の調査
・基地局、端末のフィールド試験 など
<販売目標>
2002年度 30台
2003年度 50台
以 上
製品に関するお問い合わせ・資料請求先:
通信事業センター 営業部
TEL:0422-52-5556 FAX:0422-52-6624