2002年7月1日
報道関係各位
ネットワークベース生産ソリューション「STARDOM」を機能強化
各種接続機能追加と遠隔設備監視用アプリケーションパッケージを発売 |
横河電機株式会社(本社:東京都武蔵野市中町2−9−32 社長:内田 勲 資本金:323億600万円)は、昨年10月に発売したまったく新しいコンセプトの生産制御システム、ネットワークベース生産ソリューション「STARDOM」に各種接続機能を追加するとともに、新たなアプリケーションパッケージ、遠隔設備監視制御ソリューション「eCUBE(イーキューブ)」を開発し、適用範囲をさらに広げる機能強化を行いますので、お知らせします。発売は本日です。
機能強化の概要
今回の機能強化では、次のような機能・パッケージを追加します。
- 各種接続機能の強化
「STARDOM」の自律型コントローラのオープン性を高め、他社製SCADAなどに接続できるネットワーク対応の高信頼コンポーネントとして使用できるようにしました。
- 遠隔設備監視制御ソリューションビジネスへの展開
遠隔設備監視制御ソリューション「eCUBE」は、既存の設備に付加することで、ネットワークベースで設備を遠隔監視制御できるアプリケーションパッケージです。「STARDOM」の自律型コントローラと専用ソフトウエアで構成します。パラメータを設定するだけなのでエンジニアリング費用もかからず、簡単かつ安価に遠隔監視制御システムを構築できます。さらに、ソリューションビジネスへの展開として、当社社内に設置した「eCUBEセンターシステム」を使って提供するアプリケーションサービスプロバイダ(ASP)方式の監視サービスを用意しました。このサービスを利用すれば、大掛かりな初期投資せずに遠隔監視制御ができます。
開発の背景
情報技術の急速な発達は、生産監視制御システムのあり方も変えています。従来は、設備を遠隔地から監視・操作しようとすれば、高価な通信設備が必要でした。しかし、現在では、世界中に張り巡らされたネットワークにより、安価な通信手段が確保されています。Webを使えば、遠隔監視システムが簡単に構築できる時代において、生産設備にもネットワークへの対応が求められています。
しかし一方で、生産設備に用いられる監視制御システムには、分散型制御システム(DCS)などの専用機と同様の高度な信頼性や操作性が要求されます。また、長期にわたって製品や部品・サービス等の供給が保証されていることも重要なポイントです。
「STARDOM」は、DCSの信頼性やサポート体制と、パソコンとPLCなどを組み合わせたシステムのオープン性、汎用性、低コストを両立させるシステムです。今回の機能強化により、さらに適用可能なアプリケーション範囲が広がり、ビジネスの拡大を目指します。
製品の特長
- オープンネットワーク技術を活用
今回の通信機能の拡充で、当社関連会社横河M&C株式会社製の電力モニタや温調計と接続することができるようになりました。これにより、発電設備や動力設備の電力監視、電力デマンド表示などが行えます。更に、自律型コントローラ用OPCサーバを用意したことにより、自律型コントローラを他社製SCADAなどにも接続できるようになりました。最新のネットワーク技術を活用しており、どこからでも生産状況の把握・操作が行えます。コントローラはJAVA対応なので、電子メールの発信やFTPサーバとのデータ転送が行えます。
- 高度な監視機能を提供する「eCUBE」
専用コントロールユニットを既存の設備に取り付けることで、ネットワーク経由で遠隔設備の監視が可能です。データ収集、異常通知や異常前後のデータ解析など応用範囲は様々です。
監視用サーバを提供するアプリケーションサービスプロバイダ(ASP)ソリューションを活用すれば、ランニングコストをさらに軽減することもできます。
- エンジニアリングの効率化
国際規格IEC61131-3に準拠したプログラム言語を採用しているので、新たなプログラム言語を習得する必要はありません。また、様々な機能を部品化した独自の「アプリケーションポートフォリオ」により、部品を組み合わせるだけでアプリケーションを構築できます。作成したプログラムを機能単位で部品化することもでき、プログラムの再利用が可能です。これにより、ネットワーク技術を活用したオープンシステムでありながら、高いエンジニアリング効率を実現しています。
- 高信頼性
自律型コントローラは、一部の不具合が全体に影響しないよう、分散構成によってシステムの信頼性を高めています。さらに電源、CPU、通信の二重化も可能で、安定した生産監視・制御環境を提供します。
<主な市場>
製造業全般。PA、FAにわたる広範な中小規模生産設備のコントロールに適用。
石油、化学などの中小規模プロセス系プラント、電機・機械などの組立・加工産業
食品・薬品製造プロセス、コジェネなどの広域分散施設など
<用途>
・各種設備の監視、データ記録
・中小規模プロセスのバッチ制御
・半導体製造装置の遠隔監視・制御
・地域冷暖房、ビル設備、発電設備の遠隔監視制御 など
<販売目標>
- 「STARDOM」全体
2002年度 600システム
2003年度 900システム
「eCUBE」のみ
2002年度 50システム
2003年度 100システム
以 上
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