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2002年6月25日
報道関係各位

4チャネル同時32メガワードの世界最長ロングメモリ搭載ミドルレンジオシロスコープ
ディジタルオシロスコープ「DL1640」・「DL1640L」発売のお知らせ

 横河電機株式会社(本社:東京都武蔵野市中町2−9−32 社長:内田 勲 資本金:323億600万円)は、4チャネル同時で32メガワード(MW)というクラス世界最長のメモリを搭載したミドルレンジデジタルオシロスコープの新シリーズ、ディジタルオシロスコープ「DL1640」・「DL1640L」を6月26日に発売しますので、お知らせします。
 「DL1640」は200メガサンプリング/秒(MS/s)、200MHz帯域でメモリ長が最大8メガワードのスタンダードモデル、「DL1640L」はサンプリングレート、帯域が同じで、メモリ長が最大32メガワードのロングメモリモデルです。

 「DL1640」・「DL1640L」は、ロングメモリと高度検索機能をコンセプトとする当社のディジタルオシロスコープ“SignalExplorerシリーズ”のなかで、ミドルレンジをカバーする製品です。

開発の背景

 現代は様々な機器が電子化されているため、電子回路の設計時に使用する波形測定器に対して、幅広い要求があります。電子デバイスのロジック信号などの超高速信号から自動車などのメカトロニクス製品の制御信号といった比較的低速な信号まで、測定対象は多岐にわたっています。
 もっとも汎用性の高いミドルレンジクラスのデジタルオシロスコープには、高速サンプリングと低価格という矛盾した性能が求められています。そのため、最近のミドルクラスの製品は、高速サンプリングを追及する高性能タイプか、生産現場などで使用されるハイコストパフォーマンスタイプが多くなっています。
 これらは、高速化や低コスト化を追求するために、低中速の信号を観測するための性能、機能が十分ではありません。それほど高速の現象ではないが長時間にわたって観測したいといった場合、例えば、稀にしか起こらない異常現象のデバッグを行うときなど、十分なメモリ長を持つミドルレンジの機種がなく、サイズ、価格ともひとクラス上のモデルを使用せざるを得ませんでした。

 「DL1640」・「DL1640L」は、このクラスの製品で世界最長のロングメモリにより、低速から中高速の信号で波形を長時間観測する必要のあるアプリケーションに最適な機能を実現しています。当社従来製品に比べてサンプリングスピード、帯域共に向上しており、サイズはさらに小型化しています。

製品の特長

  1. 世界最長の4チャネル使用時32MWロングメモリ
    4チャネル使用時でも最大で32MWのデータを捕捉することができます。長時間の測定でも、サンプリングスピードを犠牲にすることなく現象の全体と詳細を一度に観察することが可能です。

  2. リアルタイムデジタルフィルタ
    大量の波形データを処理し高速画面更新を実現する自社開発のASIC、“Data Stream Engine II”に搭載されたデジタルフィルタにより、ノイズに埋もれた信号を抽出することが可能です。設定した周波数でノイズをカットし、測定信号を観測しながらリアルタイムに目的の現象を表示、解析できます。

  3. Webサーバ機能による遠隔操作が可能
    オプションのイーサネットインターフェースによりパソコンと接続することで、Webサーバとして機能します。インターネット経由で波形のモニタリング、データファイルのやり取り、リモート設定変更など、パソコンとの親和性がより進化しました。

  4. コンパクト&低消費電力
    広帯域アンプと200MS/sのA/Dコンバータを一体化した独自開発のCMOSモノリシックICにより、当社DL1500シリーズに比べ、体積20%減の小型化、消費電力3分の1を実現しました。

<主な市場>

デジタルAV機器、マルチメディア関連機器メーカ、通信機器メーカ、
プリンタ、スキャナなどのパソコン関連機器メーカ、自動車などメカトロニクス分野のメーカ、
大学、研究機関 など

<用途>

電気、電子回路の設計、評価
電子デバイス、組込機器ファームウエア開発
マイコン等の制御信号観測と制御ファームウエアのデバッグ
機器の電源オン時の起動シーケンスの確認
通信バスデータ評価およびトラブルシューティング
携帯通信機器などの電力制御シーケンス評価  など

<販売目標>

2002年度   2000台
2003年度   3000台   (ともに海外での販売を含む)

この分野における当社の取り組み

 当社は、1963年の横河・ヒューレット・パッカード(株)設立時に高周波電子測定器分野を同社に移管しました。以来、計測器分野では記録計などに注力していましたが、1988年に「DL2100」をもって、この分野に再参入しました。
 1995年4月に発売した「DL1500シリーズ」は、ミドルレンジオシロスコープに要求される機能を、従来にないA4サイズ(底面および正面)にまとめたコンパクトな設計思想が市場に受け入れられ、研究開発用途はもちろん、製造ラインでの製品検査用にも採用されるなど、このクラスのベストセラー機種の地位を獲得しました。
 また、2000年11月には、「DL1500シリーズ」の上位機種として、サンプリングスピード最大1GS/sの「DL1700シリーズ」を発売、このクラスにおけるリーディングカンパニーの地位を確立しました。

以 上

詳細は、こちら

製品に関するお問い合わせ・資料請求先:
  T&M事業部 カストマサポートセンター
  TEL:0422−52−6613  FAX:0422−52−6624


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