2002年3月4日
報道関係各位
1台で複数の計測機能を持つ高精度の渦流量計
「デジタルYEWFLO(ユーフロー) マルチバリアブルタイプ」開発・発売のお知らせ |
横河電機株式会社(本社:東京都武蔵野市中町2-9-32 社長:内田 勲 資本金:323億600万円)は、昨年の発売以来国内外で好評を得ているデジタル式渦流量計 「デジタルYEWFLO」シリーズに、1台で複数の計測機能を持つ「デジタルYEWFLO マルチバリアブルタイプ」を追加、3月6日から発売しますのでお知らせします。
開発の背景
当社は、昨年6月に業界で初めてプラントの異常診断や計器の故障予知などの自己診断機能を搭載し、メンテナンスフリーを実現した渦流量計、「デジタルYEWFLO」シリーズを発売しました。「デジタルYEWFLO」シリーズは、メンテナンス費用の節減を可能とするコンセプトが市場に受け入れられ、順調に受注を伸ばしています。
しかし、プラント業界では市況の好転は未だ見られず、コスト削減に対する要求はますます増大しています。
このため、当社は計装コストを大幅に削減する方法として、従来別々のセンサで測定していた体積流量、質量流量、温度を1台で測定できる流量計を開発しました。
特に、高温高圧の蒸気の量を測る場合、測定流体の性質(密度、温度、圧力)の影響を受けない質量流量を測定できる機能は、省エネルギーのための蒸気消費量の管理などに役立ちます。
新製品の特長
- 1台で複数の測定機能を実現
体積流量と質量流量の両方をパラメータの切り替えにより1台で測定可能です。
また、渦発生体の中に温度計を内蔵し、流量と同時に温度の計測が可能です。
- 高精度
オートノイズバランス機能により、配管振動や低流量時のノイズの影響を除去し、常に高精度で安定した計測が可能です。立ち上げ時の調整も不要で、長期間メンテンナスなしで使用できます。
また、体積流量測定時には温度による体積変化を内蔵温度計で補正することができ、測定精度が向上しました。
- 充実した自己診断機能によるメンテナンスフリー化
独自のデジタル信号処理方式「SSP(Spectral Signal Processing)」によるデジタル周波数解析は、計器単体の故障を知らせる自己診断機能を超えた、プラントの異常診断や計器の故障予知を可能にした業界初の予知診断機能を搭載しました。これにより、計器に異常表示が出るまでメンテナンスが不要です。
- 主な仕様
| サイズ : |
25mm−200mm |
| 流体温度範囲: |
−40°C〜260°C |
| 出 力 : |
アナログ、およびパルス(同時出力) |
| 防 爆 : |
JIS耐圧防爆型 |
<主な市場>
化学、石油化学、食品、薬品など各種産業
<用 途>
液体、気体、蒸気の流量計測
<販売目標>
デジタルYEWFLOシリーズ全体で、海外販売を含み
2001年度 14,000台
2002年度 16,000台
この分野における当社の取り組み
渦流量計は、1979年に当社が世界に先駆けて開発した新しいタイプの流量計です。
渦流量計には、構造が簡単で比較的安価で機械的可動部がなく丈夫、精度が比較的高いという長所があります。また、同一の検出器で液体、気体、蒸気のいずれも測定できるため、電磁流量計など他の流量計で測ることのできない気体や蒸気等のアプリケーションを中心に採用が広がっています。
当社は、このタイプの流量計のトップメーカーで国内で6割、海外では3割強のシェアを持っています。今回の新製品で、メンテンス性の向上や自己診断機能を応用した異常プロセス診断といった付加価値の高い機能を加え、一層のシェア拡大を目指します。
以 上
製品に関するお問い合わせ・資料請求先:
フィールド営業部
TEL:0422‐52‐6490 FAX:0422‐52‐6447