2000年12月20日
報道関係各位
多様化する光ディスクの各種測定が可能な
ディジタルジッタメータ「TA120E」開発、発売のお知らせ |
横河電機(本社:東京都武蔵野市中町2-9-32 社長:内田 勲 資本金:323億600万円))は、1台で複数の光ディスクに対応できる高確度のジッタ※解析装置、ディジタルジッタメータ「TA120E」を開発、12月22日から発売しますのでお知らせします。
※ジッタ:光ディスクの回転ムラや光学・電気特性等により発生する信号周期の変動
開発の背景
光ディスクメーカは差別化のために、複数のメディアに対応した光ディスクドライブを供給しています。DVDとCD-ROM双方に対応するドライブだけでなく、DVDとCD-R/RW等の複合ドライブやDVD-RAM再生を可能にしたドライブなど、多様なドライブに対応した製品開発が必要とされています。
これに伴い、製造現場の計測器にも、多様なドライブに対応できることが要求され、また1台で複数のドライブに対応する機能の集約化が求められていますが、従来の計測器では、多様化する光ディスクドライブに対し、対応可能な光ディスクの種類が限定されていました。
新製品の概要
今回発売する「TA120E」は、既存の「TA120」の持つインヒビット・外部アーミング機能に加え、レベル測定機能やBI-Phaseジッタ測定機能等を追加することで、DVDやCDのジッタ測定、CD-R/RWのWobble信号のジッタ、DVD-RAM等の各種メディアに一台で対応できます。これら全ての機能を搭載することで、ユーザの製造するメディアの種類が変わっても対応できます。
DVD・CD-RW対応の複合ドライブには、DVD/CD/Bi-Phase信号の3種類のジッタ測定が必要ですが、このような多様な測定にも対応できます。また、DVD-RAMのプリピット測定では、測定時間に対し休止期間が長いために、連続した信号を必要とするアナログジッタメータでは測定が困難でしたが、「TA120」、「TA120E」は、内部メモリに測定データを蓄積するTIA(Time
Interval Analyzer)方式を採用しているため、このような条件においても測定が可能です。
本製品の特長
- 1台で複数のメディアに対応
「TA120E」1台で、CD、DVD、CD-R/RW、DVD-RAMのジッタ測定が可能です。(DVD-RAM時は二値化データ信号、クロック信号が必要)
CD-R/RWのBi-Phaseジッタ測定は最大32倍速まで可能です。
- 高確度、高再現性測定
研究開発用の上位機種と同じTIA方式を採用しています。ディジタル演算でジッタを求めているため、アナログ方式に比べ高確度な測定が可能です。
- レベル測定機能搭載
ジッタの測定と同時に、CD・DVDのRF信号またはBi-Phase信号の入力の振幅(Vp-p)測定が行えます。
- 外部I/O(オプション)とGP-IBインターフェース搭載
GP-IBと外部I/Oの両インターフェースを搭載できるため、ユーザの既存ラインに合わせたシステム構成が可能です。また、外部I/Oは、内部に保存した最大7個の測定条件を呼び出せるため、複数種の光ディスクの信号に対し、容易に設定変更が可能です。
- インヒビット、外部アーミング機能による外部同期
インヒビット機能により、外部からの信号で測定する期間と測定を禁止する期間を制御できます。また、アーミング機能により、外部からの信号をトリガとして測定を開始することができます。
<主な市場>
DVD、CD等の光ディスクのメディア、およびドライブメーカ
<用 途>
- メディア、ドライブの開発におけるジッタ解析
- 生産工程における光ディスクピックアップの調整
- メディア、ドライブの検査工程
<販売目標>
2001年度 600台
2002年度 1000台 (海外を含む)
<価 格>
| TA120E本体 |
|
38万円 |
| 外部I/O制御機能 |
|
加算1万円 |
| レベル測定機能 |
|
加算1.5万円 |
| Bi-Phaseジッタ測定機能 |
|
加算3万円 |
本分野における当社の取り組み
当社は、研究・開発分野における光ディスクのジッタ解析装置として、1996年6月にタイムインターバルアナライザ「TA320」を発売、この分野に参入しました。1998年12月には上位機種として、より高速の「TA520」を発売し、研究開発分野での事実上の業界標準器として認知され、国内外で2000台以上の納入実績があります。
さらに、本年4月には、生産・検査ライン向けにTIA方式を採用した高確度のディジタルジッタメータ「TA120」を発売しました。TA120はTIA方式を採用した高確度のジッタメータであることから、ユーザから高い評価を受けています。
以 上
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