2000年1月21日
報道関係各位
自動車エンジンの燃焼圧測定・解析をローコストで実現する
当社ディジタルスコープ、PCベース測定器用アプリケーション
ソフトウエア「エンジン燃焼圧解析パッケージ」開発・発売のお知らせ |
当社(横河電機株式会社 本社:東京都武蔵野市中町2-9-32 社長:内田 勲 資本金:323億600万円)は、当社の汎用測定器と組み合わせて使用することで、自動車をはじめとした内燃エンジン開発において重要な、気筒内部の圧力変化(燃焼圧)解析を、従来の1/2、仕様によっては1/5以下というローコストで実現するソフトウエアを開発、1月24日から発売しますのでお知らせします。
開発の背景
オゾン層の破壊や温暖化現象などによる地球環境への関心の高まりにより、自動車メーカを中心に、直噴エンジン、リーンバーン(希薄燃料)エンジン、可変バルブタイミングなど環境に配慮したエンジン開発が進められています。
低燃費、高出力、有害排出ガス量の低減といったエンジン設計目標を実現するためには、吸気、圧縮、爆発、排気の各サイクルの繰り返しによる気筒内圧力の変化(燃焼圧)を解析し、最適な点火タイミング、燃料と空気の混合比などを求めることが必要です。従来、自動車メーカでは、当社を含む測定器メーカの専用解析装置や自社開発の解析装置を使用してきました。しかし、これらの専用解析装置は、高機能である反面、専用設計のハードウエア、ソフトウエア一体のシステムで非常に高価なことが難点で、操作も複雑でした。多種多様な燃焼方式のエンジンが登場し、開発過程での評価項目やテスト個数が増えたことで、自動車メーカでは燃焼圧解析装置の増設が必要になる一方で、簡単に効率良くテストするための、より安価で操作性の良いシステムの登場が期待されていました。
本パッケージは、低価格と優れた操作性を、必要十分な機能を持つソフトウエアと汎用測定器を組み合わせることで解決しました。
新製品の特長
- 汎用測定器との組み合わせでコストパフォーマンスの高い燃焼圧専用解析を実現
機能を燃焼圧解析に必要かつ十分な項目に絞ることで、ローコストな解析ソフトウエアを実現しました。発売中の当社の汎用測定器、ディジタルスコープ「DL708E」または「DL716」、あるいはPCベース計測器「WE7000」で測定、波形保存を行い、お客様ご用意の汎用パソコンに組み込んだ本パッケージソフトウエアでデータ解析を行います。このため、従来の専用機の1/2、特にリアルタイム解析システムなどと比べると1/5以下のコストで燃焼圧の解析が可能です。測定器は別の用途にも利用でき、トータルコストパフォーマンスが高い製品です。
- 充実した専用解析機能、明確な操作性
各種の燃焼圧解析機能のうち、筒内圧力解析機能、トランジェント解析機能の2つを標準装備。必要かつ十分な基本機能に絞っていることから、複雑な設定が不要で、良好な操作性を確保しました。
<主な市場と用途>
自動車メーカ等におけるエンジン開発時の燃焼圧解析
<販売目標>
1999年度 10台
2000年度 20台
<価 格>
50万円から100万円(ソフトウエア単体、仕様により異なります)
- Windows95、98またはNTのパソコンは、別途お客様ご用意
- DL708E:56万円〜、DL716:68万円〜、WE7000:4スロット計測ステーション 20万円〜(PC、計測モジュール含まず)
以 上