2000年1月14日
報道関係各位
IC間通信用シリアルバスの信号波形表示とデータ解析を一台で実現する
ディジタルオシロスコープ「DL1540CL」用オプション機能
I2C(アイ・スクエア・シー)バスアナライザ開発・発売のお知らせ |
当社(横河電機株式会社 本社:東京都武蔵野市中町2-9-32 社長:内田 勲 資本金:323億600万円)は、当社のベストセラー汎用ディジタルオシロスコープ「DL1500」シリーズの「DL1540CL」用オプションとして、IC間通信用のI2Cシリアルバス上の信号波形が測定できる「I2Cバスアナライザ」を開発し、1月18日から発売しますのでお知らせします。なお、データ解析結果と同時にバス上の信号波形を表示できるI2Cバスアナライザは業界初となります。
新製品の概要
I2Cバスは、IC間通信用の代表的なシリアルバスで、オランダPhillips社が1980年に開発したものです。簡単かつ確実にシリアルバスが構成できるため、VTRやTVなどの家電製品に多く採用されています。このバス規格に準拠したICを使用して設計、開発する際には、信号波形の確認や問題発生時の解析のためにアナライザが必要ですが、従来のI2Cバスアナライザでは、バス上の信号波形を観測することができず、他にオシロスコープやロジックアナライザを組み合わせて使用していました。信号波形表示とデータ解析を別々の機器で行わざるを得ず、トラブルシュートや転送データ解析に多大な時間を要していました。
今回の製品は、すでに全世界で16000台の実績のある当社の汎用ディジタルオシロスコープ「DL1500シリーズ」の「DL1540CL」に、このオプションを追加することで、I2Cバスの解析に必要な機能を提供します。このため、従来のI2Cバスアナライザでできなかったバスの信号波形表示とデータ解析を一台で実現することができ、その上通常のディジタルオシロスコープとしても使用することができるため、トータルのコストパフォーマンスが高い製品です。
特 長
- 多彩なトリガ機能で見たい波形をピンポイントで補足
トリガ条件としてスタートコンディション、アドレス、データなど多彩な設定ができるので、今まで試行錯誤、手探りで探していた「見たい場所」をピンポイントで探し出し、波形を補足することができます。
- 信号波形とバス上のデータが連動
補足した信号波形と解析したデータが同一画面上に表示され、しかも両者が1対1で対応しています。従来機種ではこの機能がなく、分かりづらかった両者の関係を一目で見て取ることができます。
- データサーチ機能
最大2Mワードのロングメモリに取り込まれた解析データの中から、見たいデータを瞬時に表示することができます。
DL1500シリーズについて
当社は'95年4月に周波数帯域150MHz、200MS/sの領域をカバーするディジタルオシロスコープ「DL1500」シリーズを市場投入しました。'98年10月には業界に先駆けてカラーTFT液晶画面を搭載したディジタルオシロスコープ「DL1540C」、「DL1540CL」を発売し、現在までにシリーズ全体で16000台以上を販売するベストセラー製品となっています。「DL1540C」、「DL1540CL」は、当社の汎用ディジタルオシロスコープの中核をなす製品で、小型軽量ながら高い性能と優れた操作性を実現し、しかも低価格であることから広く市場で受け入れられています。
<主な市場と用途>
AV機器、通信機器、パソコンなどのメーカの開発、製造、品質管理部門での評価、検査用
<価格>
オプション価格 15万円 (DL1540CL本体は135万円)
<販売目標>
1999年度 20台
2000年度 100台(海外での販売台数を含む)
以 上
製品の詳細は,こちら