1999年5月31日
報道関係各位
プリント板検査装置市場に初参入
大幅な低価格を実現した
ベアボードテスタ「Bi400」
開発・発売のお知らせ
当社(横河電機株式会社 本社:東京都武蔵野市中町2-9-32 社長:美川 英二 資本金:323億600万円)は、プリント配線板の検査装置市場に初参入し、このたび他社従来品の価格を大幅に下回る低価格を実現した、当社初のベアボードテスタ「Bi400」を関連会社「横河プレシジョン(株)」と共同で開発し、7月1日より販売を開始しますので、お知らせいたします。新製品の概要
ベアボードテスタとは、プリント板メーカが製造する、部品を搭載する前のプリント配線板(=ベアボード)を検査する専用の検査装置です。通常、ベアボードの検査には、プリント板に印刷された回路をCCDイメージセンサによるパターン認識を通して検査する外観検査と、回路の電気導通を検査する電気導通試験の二つの方法があります。また、電気導通試験には、プリント基板上に搭載されたすべての部品の足に接触するプローブを埋め込んだ冶具を使う「専用冶具方式」と、一対のプローブを移動させながらすべての配線パターンを順次検査する「移動プローブ方式」があります。「移動プローブ方式」は、回路がますます高密度化・微細化するプリント板の検査に適している一方、非常に高価で導入の負担が大きいという問題があります。
新製品ベアボードテスタ「Bi400」の特長
- 新製品ベアボードテスタ「Bi400」は、「移動プローブ方式」を採用し、高密度・多層の試作基板や少量生産の基板の検査に最適で、「専用冶具方式」のような特別の冶具は不用ですので、プリント板の設計、開発、試作の各工程のスピードアップを実現します。
- 他社従来品の「移動プローブ方式」ベアボードテスターは、一台が約5千万円と 大変高価なため、導入も一部のプリント板メーカに限定されていますが、新製品ベアボードテスタ「Bi400」は、コアとなる駆動メカなどのコンポーネントや制御用シーケンサなどに当社および当社関連会社の製品を大幅に採用した結果、実売価格を破格の1千万円台と、他社比で1/3〜1/4の大幅な低価格を実現しました。データ編集・作成ソフトも150万円と大幅な低価格です。
- このような低価格でありながら、他社従来品ではオプションであった、プリント板を順番に検査装置へ自動的に送る基板搬送機構が標準装備されております。最大で26枚のプリント板が連続検査でき、検査の稼働率を大幅にアップします。
- すべてのアクチュエータ(移動式プローブセンサ部分を駆動させるモータ)に高分解能のリニアモータが採用されており、このためプローブを位置決めする絶対精度は、±35μm(0.3mmQFP対応)の高精度を実現しました。
- プリント板設計のCADデータから当該プリント板の検査用データに翻訳する専用ソフトにより、従来は1時間以上もかかっていた検査データの編集・作成が、わずか30分以下に短縮することが出来ます。
- 検査用プローブも、他社従来品では50万〜100万回の使用で交換が必要ですが、新製品の検査プローブは硬材質の採用により300万回まで交換不要です。
- 検査精度を維持管理するための定期保守サービス(別契約)も提供します。また、保守サービスプログラムのひとつとして、公衆回線によるオンラインリモートサービスを受けることも可能です。
<主な用途>
プリント板製造メーカの検査工程ライン。<価 格>
本 体:12,500,000円 (含む 基板搬送機構)
編集ソフト: 1,500,000円 (パソコン込み)<販売目標>
1999年度 15台
2000年度 50台
2001年度 75台 (国内市場のみ)新製品ベアボードテスタ「Bi400」の発売は、当社にとって初めてのベアボードテスタ市場参入であるとともに、本年4月1日に発足した当社の「モーション&メジャメント(M&M)事業部」が発表する最初の製品でもあります。
新製品のベアボードテスタは、M&M事業部が扱うパーティクルアナライザ、デバイスハンドラ、共焦点スキャナ、ビジュアルサーボ、特殊デバイスなどの製品ラインアップに新たに加わる強力な製品となります。
なお、新製品ベアボードテスタ「Bi400」は、6月2日〜4日に開催される(社)日本プリント回路工業会展示会「JPCA Show '99」(東京ビッグサイト)に出展されます。
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