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1999年10月05日
報道関係各位

高度プロセス制御でシェルとアライアンスのお知らせ

 当社(横河電機株式会社 本社:東京都武蔵野市中町2-9-32 社長:内田 勲 資本金:323億600万円)は、石油、石油化学、化学等のプラントにおける高度プロス制御ソフト分野で、このたびメジャー石油企業のひとつである「シェル」社と提携を結び、同社が世界各地に持つ石油・ガスプラント用として開発した高度プロセス制御ソフトウエアツールおよびそのエンジニアリングを、横河電機のグローバル販売チャンネルを通じて世界市場に拡販することで基本合意に達しましたので、お知らせいたします。

アライアンスの内容

 プラントの高度プロセス制御の分野は、石油、石油化学、化学等のプラントの監視・制御を行う分散制御システム(DCS)と、上位の生産管理・計画の情報システム系であるMES(Manufacturing Execution System)の中間に位置するシステムです。複雑なアルゴリズムによる多変数予測制御、最適化制御などの最新のソフトウエアとして、DCSによるプラント運転の安定化、最適化を行うための核になるだけでなく、上位の生産管理・計画の情報システム系と生産現場におけるプラント制御系とを結ぶ大事な役目を持っています。プロセス制御システム全体の付加価値を決定づけ、高品質、コスト低減実現のキーとなる部分です。このような理由から、高度プロセス制御ツールは、制御レベルにおける最上部に属す機能として、顧客からDCSと一括で納入・提供を求められることが一般的になりつつあります。

 当社は、このたび、世界各地の石油・ガスプラント向けに独自開発した高度プロセス制御ソフトウエアツールと高度制御に関する永年のアプリケーションノウハウ・実績を持つ、石油メジャーの「シェル」と高度制御分野においてアライアンスを組むことで基本合意に達しました。

 シェルは、高度プロセス制御で「SMOC」というパッケージソフトウエアツールを持っています。シェルグループが世界中に所有している石油・ガスプラントでこの「SMOC」を稼動させており、永年蓄積したノウハウ・実績を保有していますが、シェル以外のプラントには同ツールおよび関連エンジニアリングの販売は行っていませんでした。

 今回の提携によって、当社は、シェルの高度プロセス制御ソフト「SMOC」のパッケージノウハウ、アプリケーションエンジニアリングノウハウ等を、シェルから開示してもらい、同ソフトおよびそのエンジニアリングを横河電機のグローバル販売ネットワークを通じて、当社の制御システムビジネスを展開する上の強力なビジネスツールとして一括して世界市場に販売していきます。

 これにより、横河電機は、世界のプラント制御システム市場における地位を磐石にするとともに、Enterprise Technology Solutions(ETS)で標榜しているソリューションビジネスをさらに一歩前進させます。

 また、今後は、当社とシェルは、高度プロセス制御ソフトウエアの共同開発も視野に入れたビジネスの協業をグローバルに展開していく計画です。

以 上

 

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