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1998年9月30日
報道関係各位

横河電機
電力システムビジネス強化・拡大のためオーストラリア上場企業から
発電プラント用訓練シミュレータ事業部門を買収して新会社設立のお知らせ

 当社(横河電機株式会社 本社:東京都武蔵野市中町2-9-32 社長:美川 英二 資本金:323億600万円)は、電力システムビジネスを強化・拡大するため、オーストラリアの上場企業から発電プラント用訓練シミュレータの事業部門を買収し、新会社として設立しますので、お知らせいたします。

買収の内容

 当社は、オーストラリアおよびアジア市場において電力・浄水・ガス・鉄道などのあらゆる業種向けに関連サービス・設備を提供するオーストラリアの上場企業「Utility Service Corporation Limited」社から、同社の一事業部門であり、発電プラント用シミュレーションシステムの開発・製造・販売・エンジニアリングおよび同シミュレーションシステムを使ったオペレータのための運転訓練プログラムのサービス提供のビジネス分野で18年以上の実績を持つ「TechComm Simulation」部門(所在地:シドニー、部門売上:約4億円、社員数27人)を買収し、新たに新会社として設立します。

 新会社設立は、親会社から「TechComm Simulation」部門の資産100%を買い取って行います。買収金額は、日本円で約5億円。新会社は、10月1日付け発足し、新社名を「TechComm Simulation Pty Ltd.」として、世界市場をターゲットに事業をスタートします。

当社における電力システムビジネスの取り組みと今回の買収の意義

 設備投資が冷え込む今日の厳しい市場環境の中にあって、電力市場は、一般企業の自家発電プラント参入など自由化に向けて急速に動きつつある国内と、基礎インフラである発電設備への投資が依然として活発なアジアの国々を中心に、今後も大きな成長が期待されています。

 発電市場における最近の動きとして、特に、安全および環境保全の要求の高まりに対応して、発電プラントのオペレータを対象とする訓練シミュレータと運転訓練サービスの重要性が世界的に増大しています。アジアの電力市場における大型のシステム案件では、分散型制御システム(DCS)とともに、訓練用シミュレータを一括発注する傾向が顕著になりつつあります。また、国内の自家発電プラントシステムの案件においても、訓練用シミュレータの装備も含めて発注する客先も出てきています。

 当社は、発電プラント市場において新ビジネスコンセプト「ETS(Enterprise Technology Solutions)を実現するシステムとして、本年6月に新製品である電力プラント統合管理制御システム「CENTUM PS 3000」を発表しています。当社は、本製品を中核製品として当社の発電プラント向けシステムビジネスを強化・拡大させるための事業戦略を数々計画しています。今回の買収もその戦略実施の一環であり、プラント向け訓練シミュレータ分野において既に事業を展開している当社の国内関連会社「オメガシミュレーション」とともに協業しながら、電力システム市場における競合他社との差別化を積極的に図っていきます。

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