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1998年5月12日
報道関係各位


富士電機と横河電機が情報・制御システムの次世代型
オープンプロセス入出力機器の共同開発に合意

富士電機株式会社(社長:中里良彦)と横河電機株式会社(社長:美川英二)は、情報・制御システムの基盤コンポーネントであるプロセス入出力機器(PIO)の次世代型について共同開発を開始する事を平成10年3月26日に合意し、即日作業を開始致しました。

石油化学・鉄鋼・電力などの装置産業を取り巻く環境は、よりグローバルな事業環境へと移行しており、その基幹をなす情報・制御システムについても全世界的な大競争時代に入っております。情報・制御システムの主体をなすプロセス制御についても、他の情報産業同様にオープン化、ダウンサイジング化の波にさらされており、今後より一層の国際的な競争力の強化が求められております。
プロセス入出力機器とは、石油化学、鉄鋼や電力などのプラントの中で、フィールドに散在する温度、流量、圧力を計測する様々なセンサー類や、バルブやモーター等のように中央の制御に従って開閉(入・切)動作をするアクチュエータ類と、上位の制御装置やコンピュータ・ワ―クステーションとの間のフィールド信号・情報をやり取りする機器です。

プロセス入出力機器は、プラントシステムのトータルコストダウン(工事費の低減、建築費の低減、保守経費の低減等)やプラント稼動率・安全性の向上(危険分散、地域分散)を担う重要な機器として注目を集めてきています。
又、製造技術的にも超小型化、高性能化、耐環境性、低コスト対応等多くの課題を有し、日本の製造技術の粋を結集すべき重要な機器であり、オープンネットワーク対応とともにインテリジェント化が必要になってきています。

特に、本プロセス入出力機器のインテリジェント化は、従来からの伝送機能の付加に留まることなく、保守情報の提供、更には、次世代技術として注目されているオブジェクト技術への対応を可能にさせ得る重要な基本構成要素技術であり、情報・制御システムのオープン化・ダウンサイジング化に寄与するキーデバイスとなっています。

また、プロセス入出力機器は、海外専業メーカ等の新製品の投入により、専業メーカと情報・制御総合メーカとの間での機能単位、適用分野単位でのPIO棲みわけによる新市場が形成されつつあります。
このような状況の中、開発の効率化とスピードアップを狙う富士電機と横河電機は、プロセス入出力機器の共同開発について合意し、開発作業を開始いたします。富士電機はプラントの主機をも含めた電機制御を主体とし、プロセス制御を統合した制御システムの構築に多くの実績を持っています。一方、横河電機はプロセス制御システムについては国内トップメーカの座を確保すると同時に海外市場にも積極的な展開を果たし、グローバルメーカーとしての地位を築いて来ました。

両社が合意した内容は以下の通りです。
共同開発を行うプロセス入出力機器はオープンな100MBPSのI/Oバス、内部バスに対応し、二重化を標準装備としたもので、両社は、このプロセス入出機器の共同開発をスタートすることによって、開発力の増強、開発スピードの促進、出荷量増大によるコストダウンを実現し、質・量ともに世界一のプロセス入出力機器の実現を目ざします。

今回の共同開発の成果となるプロセス入出力機器については、1999年秋の製品出荷を目指し、2004年の売上高を両社ブランド合わせて約500億円を見込んでおります。

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