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1997年4月3日
報道関係各位

横河電機,プラントのセーフガーディングシステム専業メーカーオランダ「GTI−IA」社を買収

 当社(横河電機株式会社 本社:東京都武蔵野市中町2-9-32 社長:美川 英二 資本金:323億600万円)は、石油・石油化学・化学等の製造プラントに装備されるセーフガーディングシステムの専業メーカーであるオランダの「GTI−Industrial Automation」社(以下、GTI−IA社。)をこのほど買収しました。この買収によって、当社は、現在世界の製造プラント市場において重要性が増しつつあるセーフガーディングシステムに対応する最先端の技術とエンジニアリングノウハウを得ると同時に、プラント操業全体に対してより総合的なソリューションを提供できる体制が整いますので、お知らせいたします。

 プラント・セーフガーディングシステムとは、主にプロセス産業のプラント操業において、プラント異常を的確に検出し、操業シャットダウンなどの緊急動作を安全、確実に遂行するためのシステムです。プラント設備や機器を保護する目的だけではなく、異常事態によって引き起こされる爆発、火災等の甚大な損害、人身事故や環境汚染事故を未然に防ぐためのシステムであり、DCS(分散型制御システム)などの制御系システムとは独立した機能として位置付けられるものです。

 近年、世界のプラント市場では、特に、石油・石油化学・化学等のプラントにおいては90年代に入って、従来のリレー式に代わってプログラマブルなセーフガーディングシステムが標準装備されるようになってきており、特に新規のプラントではユーザもDCSメーカーに対してセーフガーディングシステムを含めたプラント制御システムを要求するようになっています。

 また、IEC1508(国際安全規格)、ISA−S84(米国安全規格)、 DIN19250(ドイツ安全規格)などの世界の安全規格においても、設備、機器、システム等の安全レベルが規定されるようになり、産業界にセーフガーディングに対する関心が高まりつつあります。

 わが国のプラントにおいても、石油業界で、従来のリレー式システムに代わって、最新のセーフガーディングシステム導入の兆しが出始めています。

 世界中で、現在、ISO14000の認証取得が広がりつつありますが、地球環境保全の観点からも、セーフガーディングシステム導入への関心が高まりつつあります。

 このように、前述の国際安全規格遵守の必要性や地球環境保全への対応という点からも、セーフガーディングシステム導入の重要性は増しており、この分野は今後大きく成長する有望市場です。

「GTI−IA」社の買収

 当社は、プラント・セーフガーディングシステムの製造・販売では過去35年以上の実績を持つ業界トップメーカーのオランダ「GTI−IA」社(所在地:アペルドールン。年商:30億円、従業員:200名)をこのたび買収しました。

 「GTI−IA」社は、国際安全規格で規定されている最高位の安全レベルに対応するセーフガーディングシステム分野の専業メーカーであり、石油メジャー各社をはじめ欧米の主要な大手顧客を持っており、特に、石油、ガス、原子力、化学のプラントを対象とするセーフガーディングシステムの構築を得意としてます。豊富な納入実績と最先端の技術と蓄積されたエンジニアリングノウハウには定評があり、これらを背景にして、IECやISAなどの安全規格に関する国際会議でも指導的な活動を行っています。

 買収は、同社の100%持ち株会社であるオランダのGTI−Holding社から全株を買い取る形で行いました。買収金額は日本円で約20億円です。 「GTI−IA」社は、新たに「Yokogawa Industrial Safety Systems B.V.」(仮称:YIS)と社名変更し、4月1日に正式設立されました。また、新会社の代表取締役社長には、「GTI−IA」社の現社長である Bert van der Els が就任の予定です。

 当社は、この買収によって、世界のプラント市場において関心が高まりつつあるセーフガーディングシステム・ビジネスに進出し、ISO14000や国際安全規格への遵守などを背景として装備が必須になってなってくるセーフガーディングのシステムを含めたプラント制御システム構築の事業を世界市場で展開してゆきます。

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