1997年3月26日
報道関係各位
横河電機,イントラネット上でISO9000準拠の履歴管理が行える製造業向け図面管理システム「WADO」開発・発売
当社(横河電機株式会社 本社:東京都武蔵野市中町2-9-32 社長:美川 英二 資本金:323億600万円)は、イントラネット上で、ISO9000に準拠したきめ細かい履歴管理が行える、効率的な図面管理を実現するパッケージソフト、製造向け図面管理システム「WADO」(ワドー)を開発、4月1日より発売します。
新製品の概要
新製品製造業向け図面管理システム「WADO」は、製造業企業が所有する、各種図面を効率良く管理するソフトウエアパッケージです。多くの製造業企業では、作成された図面は、まず定められた承認者によって承認され、正式図面として登録されます。登録された図面は、必要な時に参照、変更されていきます。通常、図面は1製品または1部品(半製品)について何枚も作成されますので、企業が所有する図面は膨大な数に上ります。これらの登録や変更の履歴を明らかにして、かつ必要な時にすぐ参照できるように、いかに効率良く管理していくかが、技術・開発部門での生産性向上の重要なカギとなります。
現在、図面管理ソフトとしては、さまざまな規模・機能のものが市販されていますが、新製品製造業向け図面管理システム「WADO」は、イントラネット上で使用でき、かつISO9000準拠のきめ細かい承認・登録・変更の履歴管理が行える、従来にない本格的な図面管理システムです。図面はWeb用のサーバーに保存され、各使用者はイントラネットを介してそれぞれの端末上のブラウザからデータベースにアクセスし、図面の承認、登録、参照、変更を行います。承認作業・登録作業を含む管理作業をブラウザ上で簡単に行えると同時に、ある製品(部品)について、どんな図面が登録されており、それぞれをいつ、誰が、どのように登録・変更したか、承認者は誰か、一目で分かるようになっています。これまで人手で行ってきた作業を大幅に省力化できると同時に、より効率良く、確実に管理することが可能です。
■主な特長の詳細■
- イントラネット上で動作
イントラネット上で使用できますので、端末の機種によらず同じ環境で操作が行えます。LANの環境が整備されていれば、Web用のサーバー、データベース、ブラウザ(Web閲覧ソフト)を用意するだけで簡単かつ低コストにシステム構築でき、独立したシステムを導入する際のような複雑なシステム構築や面倒な設定は不要です。イントラネット上で参照のみならず登録作業まで行える点は、「WADO」独自の優れた特長です。
- ISO9000準拠の履歴管理が可能
設計担当者が作成した図面をパソコンからそのまま、または紙からスキャナに取り込み、承認者に送り承認を得、正式図面として登録する手続きを、すべてブラウザ上から行えます。図面を作成した後、画面上で承認ボタンをクリックし、あらかじめ登録された承認者を選択すれば、自動的に承認者に承認依頼の電子メールが送付されます。承認者が承認の入力を行えば、その図面は正式図面として登録されます。これらの手続きの内容は、すべて履歴として管理されますので、ISO9000に準拠した履歴管理が行えます。一度登録した図面の変更の際も同様に履歴管理が行えます。
- 実用に即した使いやすい履歴管理が可能
製品(半製品、部品を含む)の回路図、製作図、組立要領、調整要領、検査要領、購入品仕様などの各種図面を、それぞれバラバラにではなく、グループとして管理しますので、例えばある製品に関する変更履歴を調べるとき、図面を一つ一つ検索しなくても、その製品のどの図面を、いつだれが、何のために作成・変更したか、一目で分かるようになっています。これは当社が自社内のシステム向けに開発・運用して得た、当社独自の効果的な特長です。
- 導入後即座に運用が可能
導入後、面倒なセットアップやエンジニアリングの必要はなく、即座に運用が可能です。しかも、画面の表示項目、メニューの見出しの語句(図面名称、アイテムコード、発行部署など)、およびメニューの順序は、ユーザー自身で簡単に変更できます。
- 〈主な市場〉
電気設計/製造、機械設計/製造、ソフトウエア開発など、 各種ドキュメントの発行・更新を頻繁に行う製造業一般
- 〈価 格〉
500万円〜
- 〈販売目標〉
’97年度 50本
’98年度 100本
PDMシステム分野での当社の取り組み
当社は’94年4月、社内で有効活用してきた技術情報システム「YEOS」を商品化し、PDM(製品データ管理)システムとして外販してきました。これは、多岐の事業部にわたり使用される部品、図面、製品情報をすべて一元管理するシステムで、例えばある部署の機構設計用CADで作成した設計データを、ほかの部署のプリント板設計用CADに自動的に交換したり、開発部署が製造部署に渡す部品表を自動的に作成・送信したりすることが可能です。従来人手に頼っていた、設計情報の作成、交換の作業を大幅に削減する画期的なシステムとして注目を集め、多くの納入先から好評いただいています。この経験と実績に基づいて、このたび開発した製造業向け図面管理システム 「WADO」は、今、市場が急激に拡大しているPDMシステムの一種で、図面管理に機能を絞った導入しやすいシステムです。事務職場での生産性向上への関心の高まりと、イントラネットの急速な普及が進むなかで、今後需要の増大が期待できる製品です。システムインテグレータ数社を代理店として、積極的に販売してまいります。