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1997年5月13日
報道関係各位

データ転送プロトコルIEEE1394を用いたマルチメディア機器の開発に威力を発揮する「1394データアナライザ」発売のお知らせ         


当社(横河電機株式会社 本社:東京都武蔵野市中町2-9-32 社長:美川 英二 資本金:323億600万円)は、マルチメディア機器のディジタルデータ転送用通信プロトコルとして世界標準になりつつある通信バスIEEE1394をサポートする、データ解析ツール「1394データアナライザ」の販売を本日より開始しますのでお知らせいたします。

新製品の概要

 新製品「1394データアナライザ」は、最新のディジタルビデオカメラなどのマルチメディア機器に採用され始め、次世代マルチメディア機器のためのディジタルデータ転送用通信プロトコルと期待されるIEEE1394をサポートするデータ解析ツールです。ディジタルビデオカメラやDVDなどの動画・静止画や音声のディジタルデータをパソコンなどへデータ転送するだけでなく、さらにイーサネットやインターネットなどのネットワーク間でのデータ活用も可能するような次世代型マルチメディア機器の開発には必要不可欠な測定・解析ツールです。

*IEEE1394・・・・・ パソコンやディジタル化する情報家電機器間を結ぶためのディジタル通信バス規格。高速、リアルタイムで高品質な動画・静止画や音声のデータ転送を可能にするマルチメディア機器用データ転送通信プロトコルとして、コンピュータ機器からディジタル式の民生機器(カメラ、ビデオ、電子楽器など)へ幅広く採用が始まっている。

 当社は、このたび米国ベンチャー企業「3A International」社(本社:アリゾナ州フェニックス、社長:アンドレアス シュロイスニク、設立:1993年)と販売提携を結び、同社開発の製品に関するアジア地域の独占販売権を取得いたしました。このたび当社が販売する製品は、同社初の開発製品です。

〈主な特長〉

  • 100Mbps,200MbpsのIEEE1394プロトコルをサポート
  • バス上のデータのトラフィックに影響を与えることなく、バス上を流れるパケットを捕捉し、容易にトポロジ解析、イベント解析が可能
  • システム全体の接続情報が一目で分かるトポロジー表示ウインドウと、パケットのヘッダデータ情報の内容が一目で分かるイベント表示ウインドウで、システムの振る舞いが瞬時に分かる
  • Windows NT ベースの使い良さと豊富なトリガー機能、フィルター機能
  • 最大20Mバイトのメモリーで長時間データ解析可能
  • 操作性に優れたグラフィックユーザインターフェース
〈主な市場〉 パソコンメーカー、家電メーカー、ICメーカー、
       パソコン周辺機器メーカー、電子楽器メーカーなど

〈価  格〉 298万円

〈販売目標〉 初年度 100台、 次年度 200台 目標

通信機器用測定器分野での当社の取り組み

 当社は、DVD(ディジタルビデオディスク)の開発や評価検査で業界標準測定器として使われている小型、低価格のタイムインターバルアナライザ「TA320」をはじめ、PDC(ディジタル携帯電話)やPHSなどに使われる超高周波ICの検査用テスタ「TS900」、さらにアナログ/ディジタル混在型IC用テスタで「TS1000」など、通信機器、マルチメディア機器向け測定器をラインアップしています。特に、今後大きな需要が期待されているマルチメディア機器に搭載されるアナログ/ディジタル混在型ICの専用テスター分野(リニアテスター分野)では国内トップシェアを持っています。
 また、1996年4月には、通信機向け測定器分野への本格的参入を図るため、米国の通信機向け測定器の専業メーカーである「WAVETEK社」に資本参加(12%)し、同社製品の日本市場での独占販売、新製品の共同開発を含む広範なアライアンス提携関係を結びました。
 「WAVETEK社」は、CATV、携帯電話、データ転送、光ファイバー、LANケーブル向けの専用測定器を各種取り揃えていますが、当社は、現在、次世代携帯電話新方式の世界標準規格として最有力候補であるCDMA方式による携帯電話の開発用として、日本市場向けの専用測定器を今年中の発表を目標に共同開発中です。
 今回、当社が発売する次世代マルチメディア機器開発用「1394データアナライザ」も、今後も大きな成長が期待される通信機向け測定器分野への本格的参入を図る当社の一連の取り組みの一環です。

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