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YOKOGAWA

横河電機株式会社

アニュアルレポート2011

環境経営

環境経営の推進

YOKOGAWAは、地球環境保全の取り組みを経営の最重要課題の一つと位置づけ、環境経営を推進しています。持続可能な社会の実現を目指し、開発から販売まで自社のすべての事業活動において環境負荷の低減に取り組んでいます。また、計測・制御・情報の技術を生かし、環境調和型製品や省エネ・環境ソリューションを提供してお客様の事業活動における環境負荷の低減に貢献するとともに、自然エネルギーの有効活用や新エネルギーの創出にも貢献しています。

環境経営の推進

自社における環境負荷の低減

「自らの事業活動における環境負荷の低減」については、グループ全体で環境マネジメントシステムを確立し、環境パフォーマンスの継続的な改善を図っています。  開発、生産、販売、調達、物流などすべての事業活動において、生産ラインの改善をはじめ、省資源・省エネルギー、環境汚染の予防、廃棄物削減、リユース・リサイクルの推進などの環境負荷低減に積極的に取り組んでいます。

推進体制の強化

2010年度は、グループ全体の環境経営を推進する組織として、「YOKOGAWAグループ グリーン化推進委員会」を設置しました。環境担当役員を委員長として国内外の全グループ会社を統括し、地球環境保全活動と地球温暖化対策の強化を図っています。

地球温暖化防止対策

新たに組織された「YOKOGAWAグループ グリーン化推進委員会」で、CO2排出量削減目標を見直しました。YOKOGAWAグループ(国内)のCO2排出量削減目標については、2010年度~2014年度、2015年度~2019年度、2020年度のフェーズごとに排出量削減目標を設定し取り組んでいます。

CO2排出量削減施策としては、エネルギー効率の高い冷暖房機器や実験設備、インバータ照明の導入、グリーン電力の利用等を実施しています。今後は、オフィスビルについても、主力製造工場で導入している自社製品の省エネ支援システムの活用によりエネルギーデータを「見える化」し、一層の削減を目指します。

YOKOGAWAグループ(国内)CO2排出量削減目標と実績

YOKOGAWAグループ(国内)CO2排出量削減目標と実績

化学物質の削減

プリント基板(※緑部分がソルダーレジストインク)

プリント基板
(緑部分がソルダーレジストインク)

プリント基板の製造工程には、はんだやほこりがプリント基板上の銅表面に直接付着しないように被膜素材としてソルダーレジストインクを塗布する工程があります。その被膜素材には一般的に、塩素や臭素などを含むハロゲン系の顔料が含まれており、廃棄処分の際、焼却によるダイオキシンの発生などが懸念されています。

プリント基板の製造工場である青梅事業所では、2010年度、塩素や臭素をほとんど含まない(JPCA規格準拠)ハロゲンフリーのソルダーレジストインクへの切り替えに取り組みました。従来のソルダーレジストインクを使用した場合と同様の精度と生産量を保つため、各工程において調整、評価を繰り返し、導入に至りました。

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事業を通じた環境負荷の低減

YOKOGAWAは、環境調和型製品を開発し提供するとともに、制御・計測・情報の技術と自社での経験やノウハウを生かし、お客様の事業活動の効率を向上させ、環境負荷を低減する省エネ・環境ソリューションビジネスを積極的に展開しています。また、自然エネルギーや二次電池市場に向けた技術開発や製品開発にも取り組んでいます。

新興国の環境・エネルギー問題の解決に貢献

活況を呈する新興国のエネルギー、素材産業、社会インフラなどの市場で、当社の制御システムやセンサ、分析計が多数採用されています。さらに、当社の製品を使用しているお客様に、プラントの効率改善、環境保全、安全向上に関するコンサルティングサービスも実施しています。数多くのプラントを手掛けて得た知見と最新の技術をもとに、製造ライン、操業改善、計装パラメータの設定などを具体的に提案し、最先端の省エネルギーと安全を実現しています。

太陽や海洋の力を利用した発電の推進

再生可能エネルギーを生産する海上プラント(完成予想図)

再生可能エネルギーを生産する海上プラント(完成予想図)

2010年度には、太陽の動きに合わせて太陽熱を集める反射鏡や太陽電池パネルを動かし、発電効率を高める「太陽追尾コントローラ」を開発、発売しました。制御システムや安全計装システム、センサなどと合わせ、集光と蓄熱・発電を連携させた最適な操業を実現します。また、日本の豊かな海洋資源を活用する海洋温度差発電や、海洋バイオマス(生物資源)の工業利用に向けた産官学の取り組みにも参画しています。

自然エネルギー活用を促進する計測と制御の技術

自然エネルギーが注目される中、リチウムイオンなど二次電池の市場が急成長しています。電池の重要部品である、フィルム状のセパレータや電極の品質管理に使われる当社のオンライン厚さ計は、リチウムイオン二次電池ラインで90%以上のシェアを獲得しています。また、制御システム、各種の分析機器や計測機器を二次電池の開発・生産向けに供給しています。さらに2010年度から、電池の劣化診断の手法確立に向け新たな取り組みを進めています。

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